マーク金井blog

2017年05月26日超私的な提案 キャディさんが喜ぶプレーをすると、どんなメリットがあるのか!?

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昨日の阪神巨人戦は、初回に阪神が4点を奪ってゲームを支配し、そのままの勢いで勝利し、連敗を2で止めました。先発したメッセンジャーはこれで6勝目を挙げ、勝ち数はセリーグトップタイとなりました。一昨日の試合で顔面に四球を受けた、鳥谷選手も代打で出場。連続試合出場数を伸ばしています。

その一昨日の試合ですが、鳥谷選手に危険球を投じた巨人の吉川投手に対して即座に「危険球退場」とコールしたのが丹波主審。数年前、丹波主審と少し話をさせていただいたのですが、その時、、、

野球における審判の役割とは何ですか?

 

と尋ねたら、即座にこんな答えが返ってきました。

 

審判の役割とは、試合をスムーズに進行することです!!!!!

 

審判というのは「アウト」「セーフ」の判定を下しますが、正しい判定を下せば試合の進行がスムーズになります。対して、誤審をしてしまうとゲームが止まるのを避けられず、
試合運びの時間がおのずと長くなってしまいます。この説明を聞いて、野球の審判の本当の役割を理解することができました。

 

 では、審判が自分自身となるゴルフの場合、試合(ゲーム)をスムーズに進行する役割を担っているのは誰でしょう?

 

セルフプレーの場合ならば、プレーヤー自身ですが、キャディさん付きでのプレーならば、キャディさんが野球の審判と同じ役割、すなはち進行をスムーズにする役割を担っています(ただし、キャディさんは判定は下しません)。マーク金井はゴルフを始めた直後、中学3年生の時からキャディのバイトを始めましたが、最初にキャディマスター、先輩キャディさんに強く指示を受けたのは「プレーの進行を遅らせないこと」でした。また、プレーの進行が遅かったりした時は、ハーフターンでこっぴどく注意を受けた記憶が今でも残っています。

 

大学卒業するのに7年もかかったこともあり、キャディのアルバイトは10年ほどやりました。いろんなゴルファーに付きましたが、キャディをしてて嬉しいお客様と、あまり嬉しくないお客様がいました。キャディをしてて嬉しく思ったお客様とは、、

 

・飛距離があまり出ない
・ボールが左右に曲がらない
・クラブをしょっちゅう取り換えない
・同じクラブを何度も使ってくれる
・構えてから打つまでが早い
・素振りが少ない
・グリーンでしょっちゅうマークしない

 

これらはすべてプレー時間の短縮につながります。そしてキャディへの負担が非常に少ないお客様です。大学時代にバイトしてたゴルフ場に「クリークおじさん」というシニアゴルファーがいましたが、そのお客様が使うクラブはドライバー、クリーク、ウエッジ、パターの4本だけ。セカンドからはグリーン近くまでは、とにかくクリーク1本だけでプレーされますし、飛ばないけれど曲がりません。スコアは大体90前後だったことを記憶しています。

 

対して、キャディをしててあまり嬉しくないお客様は、、、

 

・ボールが飛ぶけど左右に曲がる
・クラブをしょっちゅう取り換える
・構えてから打つまでが長い(アドレスの時間が長い)
・素振りが多い
・グリーンでしょっちゅうマークする

 

これらはプレー時間が長くなるのにつながります。ボールが飛ぶ人が曲がると、ボールの落下地点が分かりづらくなるので、球探しに時間がかかります。キャディをやっている時は、とにかくロストボールしないように心がけてましたが、それでも飛んで曲がる人の場合は、飛ばないで曲がらない人よりもロストボールの確率は高くなりますし、ボール探しの時間も長くなってしまうのです。

 

前回のブログで、大叩きを防ぐコツは「キャディさんが喜ぶプレーをする」と書きました。これの本当の意味は、キャディさんい手間暇、ボールを探す時間をできだけ少なくなるようなプレーをすること。そして、できるだけ同じクラブで打ち続けてくれることです。


例えば、パー5。ティショットが飛んで、セカンドはピンまで240ヤード。これで2オンを狙うお客様よりも、PWを2回使って3オンを狙って下さるゴルファーの方が、ほとんどのキャディさんは喜ぶはずです。

 

そしてまた、このようにプレーすると大叩きは絶対に出ません。パー5でセカンドを刻めばイーグルは出ませんが、それと引き換えにボギーやダボを叩くことはまずなくなります。一昨日のラウンドでもパー5でセカンドがピンまで190ヤード。手前には大きな池が配されていたので、セカンドで手にしたのはSW。SWで80ヤード打って池の手前に刻み、残り110ヤードをPWで打って、ピン横2メートルに3オン。バーディーパットは入りませんでしたが、楽々パーでホールアウトできました。セカンドは残り190ヤードでしたが、ボールはラフ。いいショットを打ってもグリーンに止まりませんし、グリーンの手前ギリギリまで池です。一昨日はセルフプレーでしたが、この時、「どんなショットを打ったらキャディさんが喜ぶかな?」と想像し、その結果、SWで池の手前にレイアップしました。

 

 ゴルフにミスはつきものですが、リスクが少ないショットを選択することは可能です。

 

今はセルフプレーが当たり前ですが、もしも自分の組にキャディさんがいて、そのキャディさんが自分だったら、どんな風にプレーしてもらえたら嬉しくなるのか? そんなことを考えながらプレーすれば、1ホールでの大叩きを確実に減らせると思います~。

 

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