一昨日に続き、昨日も電車で薄暮ゴルフに行ってきました。新作パターのテストのために2日続けてグリーン上でボールの転がり、ストロークのしやすさをチェックしたかったからです。実際のグリーンでボールを転がすことにこだわるのは、天然芝の方が不確定要素があるからです。加えて、室内と屋外とではパターの見え方が異なるからです。
パターのテストラウンドでしたが、昨日は久しぶりに4サム。弊社の女子スタッフ、女子アルバイトと、T島ブログでお馴染みのT島とです。4人ともクラブは7本、そして担ぎセルフ。打順はスタートホールから最終ホールまで固定。グリーン上ではボールをマークしない(ピックアップしない)でプレー。この極め事のおかげで、2ホール前でプレーしているツーサムに、7番ホールで追いつきました。
ゴルフは物理。ゴルフはミスのゲーム。そしてゴルフは引き算するほど、プレー時間が短縮され、スコアも短縮される(スコアが良くなる)のです。クラブの本数にしても14本よりは7本の方が、多くのアマチュアゴルファーはスコアが良くなります。ちなみに、昨日のラウンドでもマーク金井は7本でプレー。
ミニドライバー(ロフト14度)
ユーティティ(ロフト21度)
7番、9番、PW、SW
テスト用パター
キャディバッグを担ぐなんて疲れると思っている人が少なくありませんが、クラブの本数が7本ならば、手引きカートよりも担ぎセルフの方が楽ですし、サクッとプレーできてしまいます。
さて、一昨日に続き、昨日も女子の初心者とプレーしました。彼女たちは初心者ですが、
普通の初心者とかなり違ってプレーの仕方に余計なところがありません。例えば、ティショットをチョロした後のセカンドでFWやUTは持ちません。7番、もしくは9番アイアンで打ちます。グリーン回りもしかり。SWで上げるようなアプローチは打ちません。グリーンエッジから5ヤード以内ならば、迷わずパターで打ってます。おかげでミスを上塗りするようなこともありません。プレー中に余計なことをしないので、プレー時間が短いですし、打たなくていいミスショットも打たないでプレーしています。
対して、ゴルフ歴がそこそこあるのに、スコアメイクに苦労している初中級者を見ていると、共通していることがあります。それは、、、、
ミスショットした直後のショットで、ますますミスが出やすいクラブを選択したり、ますますミスが出やすい所を狙っていることです。
対して、上級者になるほどミスショットした直後に墓穴を掘るようなことをしていません。上級者でもミスショットは打ちますが、ミスショットした直後に間違った判断、間違った選択をしていないのです。
では、プレー中、どんなことが間違った判断、間違った選択なのか?
・ティショットをミスした2打目でミスを取り返すようなクラブを選択する
・ティショットをミスした2打目で距離を求める
・林に入れても、距離が出るクラブを選択し、グリーンに近づけようとする
・ライが悪いのにグリーンに届くクラブを選択し、乗せようとする
・ライが悪いのにアプローチでボールを上げようとする
・バンカー越えでピンの手前に落とそうとする、、、
他にも沢山ありますが、要するに、難しい状況下で難しいクラブを選択したり、距離を欲張るようなことを平気でしでかしています。もちろん、リスクの高いショットを選択しても上手くいくことはありますが、それはごく希(まれ)なこと。大抵は、ミスを上塗りすることになって、1ホールでダボ以上の大叩きにつながっています。
ゴルフはミスのゲームでありますが、ショットに臨むときのゴルファーの判断、選択によってミスを最小限にすることもできますし、ミスを上塗りするようなことにもつながるのです。
そして、困ったことにゴルフの腕前が未熟な人ほど、自分の判断、選択がどう間違っているのかが分ってません。なので、同じ過ちを繰り返してしまい、スコアが悪いと、「自分はゴルフに向いてない」とか「自分はゴルフの才能がない」等ということを口にします。
誤解を恐れずに言うと、アマチュアが打つミスショットの8割近くは、ミスショットを打っているのではなく、ミスショットを打たされています。間違った判断、間違った選択をしているから、ミスショットを打つべくして打ってしまっているのです。
例えば、ディボット跡からのショット。もしも初心者にディボット跡から「ダフらないで打つ方法を教えて欲しい」と聞かれたら、即座に「パターで打ちましょう」といいます。パターならば、アイアンを手にした時よりもザックリやチョロのミスを確実に減らせます。
「パターじゃ距離が出ない」なんて思うかも知れませんが、アイアンでザックリやチョロを打つことを考えれば、パターならばそんなミスショットは出ません。アイアンよりも飛ばないですが、それでもも30ヤード以上飛ばせます。
ゴルフは上達するのに時間がかかるスポーツです。スイングを会得するのにも時間がかかりますが、スコアメイクをするのには将棋や碁と同じく定石(セオリー)があります。このセオリーをちゃんと踏んでプレーすれば、スコアを浪費につながるミスショットを確実に減らせるのです~。
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