国内女子メジャー初戦、「ワールドレディスサロンパスカップ」は3日目に首位に立った韓国のキム・ハヌル選手が最終日もスコアを2つ伸ばし通算8アンダーで優勝。これで昨年のリコーカップに続きメジャー2連勝。今季獲得賞金は5000万円を超え、賞金ランクも2位に2000万円以上引き離してトップに立っています。
2位タイには招待選手のレキシー・トンプソン選手とコ・ジンヨン選手。ツアー初優勝を目指した川岸史果選手は粘りのあるプレーを続けながらも、最終ホールでボギーを叩いて単独4位となりました。
マーク金井は3日目に続き最終日も現地取材してましたが、茨城ゴルフ倶楽部に向かう前にサクッと千葉市民ゴルフ場で早朝9ホールプレーをしてきました。アナライズ主催のラウンドセミナーで、アマチュアゴルファー3人とのプレーです。3人の内、2名はシングルを目指すレベル、もう1人は80台のスコアを目指しているレベルです。
さて、このラウンドセミナー。マーク金井が心がけていることがあります。それは、、、
ティショットではナイスショットを打とうとしないことです。
例えば、千葉市民のスタートホールは左サイドがOBで、右サイドはどこまでもセーフ。2番も左サイドはOBが続き、右サイドは隣ホールでセーフです。この2ホールではフェアウェイではなくて、わざと右のラフを狙い、実際に、1番、2番ともティショットは右のラフに打ち込んでます。実は、これには理由があって、アマチュアがスコアメイクするためには、、、
- ティショットにナイスショットは必要ない
- ティショットで絶対死なないこと
この2つを愚直に実践します。何故かと言うと、ティショットで死んでしまうとボギーはおろかダボも取りづらくなるからです。ティショットの役割というのは、「死なないこと」です。ラフにボールがあったら2打目が難しくなりますが、セカンドでグリーンを狙える場所にボールを運べば、とりあえずダボというスコアを消せるからです。
しかしながら、今回のアマチュアもこれが上手くできません。右のラフを狙っているつもりでもそれが中途半端です。結果、ひとりは1番でティショットがOB、もうひとりも2番でティショットをOBしています。右サイドはどこまでも広いにも関わらず、左にOBを打つのは本当にもったいないですし、そんなことをしてしますとプレーの流れが悪くなってスコアメイクしづらくなります。1番と2番のティショットに関しては、左が怖い(左のミスが出やすい)ならば、それこそ隣のホールからフックをかけて右のラフを狙う。これぐらい極端なことをやれば、どんなに左に曲がる球を打ったとしても、左のOBまでボールが曲がることはありません。
そして、アマチュアゴルファーを見ていると、ティショットでは、、、
- フェアウェイに運びたい
- ティショットでいい当たり打ちたい(芯を喰いたい)
というのがティグラウンドでありありと感じます。そして、ティショットでフェアウェイキープしたい、ティショットでいい当たりを打ちたいという欲が見え隠れすると、大抵は危険なゾーンにボールが飛んで、ティショットで死ぬ確率が高くなっています。
ゴルフはティショットがすべてではありません。というか、ティショットがフェアウェイにあっても、ティショットでナイスショットを打ってもパーやバーディーが取れるとは限らないのがアマチュア(ハンデ10以上)のゴルフです。それを考えると、ティショットではとにかく「死なないこと」なんですが、それを本気で考えながら打てる人は非常に少ないです。
ティショットを適当に打つ、ティショットをラフに打つというのは、言葉にするのは簡単ですが、実際に、これを実践するとなると簡単なことではありません。特に、練習場に熱心に通っている人ほど、ティショットを適当に打ったり、わざとラフに打つことができません。なぜなら、アマチュアの多くは練習場でナイスショットを打つこと、真っ直ぐとすことを目標にしているからです。
ゴルフはミスのゲームです。
そして、やっていいミスとやっていけないミスがあるゲームなんです。
ティショットでやっていいミスはラフに打ち込んだり、当たりそこねでもいいからセーフティーゾーンにボールを運ぶこと。ティショットでやっていけないミスは、OB、池ポチャ、林、チョロです。ティショットはテニスに例えるならばサーブ。サーブでダブルフォルトすることを続けたらテニスになりません。ゴルフもしかり、ティショットでやっていけないミスを打つ限り、プロ顔負けのドライバーショットを打っても、ベストスコアを更新することは非常に難しくなるのです~。
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