ゴルフ人口の減少に歯止めが掛からないと言われてますが、アマチュア競技に参加する人も減ってきています。パブリック協会が主催する競技を始め、新聞社主催競技、JGA(KGA)が主催する競技の出場者も減少しています。男子ツアーの競技数が減っているだけでなく、アマチュア競技もこのままでは減少の一途を辿ってます。20年前ぐらいまではアマチュア競技は盛況でしたが、今は多くの大会で定員割れしています。
マーク金井もアマチュア競技に出ていますが、その数はかなり減りました。競技時間がとてつもなく長いのと、、アマチュア競技の多くはお金がかかり過ぎるからです。かつてパブリック選手権や関東アマの予選も出てましたが、ハーフ3時間は当たり前。昼食時間を含めると18ホールプレーするのに7時間かかるなんてザラでした。数あるスポーツの中でも、ゴルフ以外で競技中に食事を取る競技はまれですし、7時間もかけてプレーする競技もまれです。プレー代金に関してもエントリーフィーとプレー代金を足すと軽く2万円を超えてきます。
加えて、ゴルフ場が主宰する月例競技やクラチャンを除けば、アマチュア競技のほとんどは平日開催。週末しか休めないサラリーマンが出るにはかなりハードルが高いです。ゴルフ競技がよほど好きな人を除けば、従来からのフォーマットのままでは、競技に出たいという人は減ることはあっても増えることはないでしょう。
では、どうすれば競技ゴルファーを増やせるのか?
アマチュア競技に出たいという需要があるならば、以下のことを実施すれば競技ゴルファーの減少に歯止めを掛けられると思います。
・平日ではなく週末開催を増やす
・週末開催でも値段をリーズナブルに設定する
・18ホールではなく、9ホールで大会実施する
・できるだけ都心から近い場所で開催する
かなり常識外れかも知れませんが、やろうと思えば十分に可能です。週末開催で値段を安くする方法としては、、、
・早朝プレー、もしくは薄暮プレーで開催
・9ホールプレー
・セルフプレー
・パー3コースで開催
18ホールではなく9ホールにすれば時間とお金を節約できます。早朝や薄暮で試合を開催すれば、週末でも開催可能ですし、安い料金設定が可能だと思います。
これまでのアマチュア競技は平日の真っ昼間にやるというスタンスでした。そしてキャディ付きプレーも多いです。それを週末の早朝や薄暮にやるというスタンス、そしてセルフの9ホールに短縮するというスタンスになれば、お金と時間の両方を短縮できます。
もしも、そんな競技に魅力がないと感じるのであれば、ツアーに出たくても出ることができないツアープロが参加すればいいと思います。ツアープロと回れば、プロの技術を間近で観ることができますし、競技ゴルフの醍醐味も存分に味わえます。実際、MMT9では多くのアマチュア参加者が「もう一度参加したい」とおっしゃって下さってます。
競技ゴルフの目的はコース攻略もさることながら、競技という独特な環境の中でプレーすることです。極端なことを言ってしまえば、どこでやるかよりも、誰とやるかの方が大事です。競技に参加すると、プレッシャーがかかった状況、ドキドキしながらゴルフをすることの面白さを体験できます。また、自分の本当の実力を知ることができ、ゴルフに対するモチベーションを上げることにもつながります。
競技ゴルフというと「上級者のためのもの」と思われがちですが、そんなことはありません。スクラッチ競技でやる場合でも、ハンデキャップ別にカテゴリー分けをすれば、同じぐらいのレベルの人が同じ土俵で戦うことができます。
競技の面白さは競技に出ないと味わえません。しかし、現状のフォーマットのままでは競技に出るためのハードルが高過ぎるために、競技ゴルフというのは「ごく限られた人が参加する大会」という位置付から抜け出せないと思います~。
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