金曜日に開幕したジャパンゴルフフェア2017も昨日、日曜日に幕を閉じました。これまでは東京ビッグサイトでの開催でしたが、今年からは場所が変わってパシフィコ横浜での開催。正式な入場者数は把握してませんが、連日、多くの来場者で賑わいました。今回も初日から最終日まで3日間、会場に足を運ばせていただきました。
30年近くジャパンゴルフフェアに足を運んでますが、今回は出展ブースもさることながら試打ブースが目立ちました。出入り口があるゾーンを除く壁面はほぼすべて試打ブースになってましたし、中でもGDOがやっている試打エリアは奥行きがあって、自分が打ったボールの弾道をある程度確認できました。エンドユーザーにとっては様々なクラブ、様々なシャフトを実際に試せます。ここまで試打のスペースが広がったのは、過去最大のことだと思います。
出展ブースに関しては、例年に比べると多くのメーカーが展示スペースを少し縮小している感じがしました。大手メーカーもど派手なデコレーションをするのではなく、シンプルに商品訴求をするレイアウト。また、地クラブメーカーやクラブ以外のアイテムを展示しているエリアは吉祥寺のハモニカ横丁のような感じで、これまたシンプルで見やすくなってました。駆け足で見て回りましたが、その中で最も注目したのがこれっ!!
ボールがフックしたりスライスするのは、スピン軸が傾くことによって発生しますが、その原理を説明してくれる装置です。スピン軸はフェース向きと軌道の組み合わせによって決まるのですが、スピンアクシスを使うと、なぜスピン軸が傾くのかを自分の目で確かめることができます。アナライズでは高速度カメラを使ったインパクトセミナーを実施してますが、このスピンアクシスがあると、今まで以上にボールが曲がる原理(真っ直ぐ飛ぶ原理)をレクチャーできます。マーク金井のことですから、もちろんその場でスピンアクシスを発注してきました。
このスピンアクシスを使うと、ボールが曲がりに影響を与える要素も正確に理解できます。
ヘッド軌道
インパクト時のフェースアングル
インパクト時のライ角
インパクト時のロフト角
ボールが曲がる要素はこれに加えて打点位置も影響しますが、打点位置についてはトウよりに当たるとフェースが開き、ヒール寄りに打つとフェースが閉じます。フェースの向きで代用することも可能です。ギア効果が弾道に及ぼす影響を除けば、スピンアクシスを使うと、ボールが曲がる要素は手に取るように分ります。
続いて、ゴルフフェアで見つけたスグレモノはこれっ!!
今回のゴルフフェアでも弾道計測器を出展しているブースがいくつかありましたが、この中でもっとも注目したのがフォーサイトスポーツのGCクワッド。同社はすでにGC2を市販していますが、このGCクワッドは名前の通りカメラが4台使われています。4台の高解像度ハイスピードカメラを搭載することで、ボールのデータとクラブのデータ(クラブの挙動)を計測できます。PCとも接続して使えますが、本体にもディスプレイが付いているので本体だけでも使えるのがGOODです。
そして何より、室内だけでなく野外に設置しても使える点に一目惚れしました。アナライズではディテクトの超高速カメラで弾道計測してますが、このカメラは屋外設置できません。またポータブルではないので、簡単に持ち運びできない弱点があります(反面、室内設置型なのでデータ計測の精度は非常に高いです)。
GCクワッドは重さ3.8キロ。リチウムバッテリーが搭載されてますので野外設置の時に動力が必要ありません。またWi-FiやBluetooth対応なのでコードレスで使える点も気に入りました。高価格なので衝動買いには至りませんでしたが、今年の欲しいものリストのトップ3に入っています~。
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