5度の賞金王、通算30勝の現役最強プロゴルファー、片山晋呉プロとマーク金井の共著『あなたのゴルフを上達に導く45の言葉 シンゴイズム』が12月22日に発売予定
12月もあっという間に10日が過ぎました。気がついたら、今年も残り3週間を切っています。これからゴルフには厳しい季節になりますが、スキー、スノボの季節がいよいよ到来。スノボを本格的にやるまでは「寒さ」とか「雪」はからっきし苦手でしたが、スノボをやるようになってからは、「寒さ」と「雪」が好きになりました。寒い方が、スキー場のゲレンデコンディションが良くなるからです(笑)
毎年お世話になっている上越新幹線で行くスノボ、今シーズンのJR SKISKIのキャッチコピーは、「冬が胸に来た」。コピーに「雪」の文字が入ってません。少しもやっとしますが、雪が入っていないのは、恐らく大人の事情があったのでしょう。
さて、大人の事情と言えば、ゴルフ界にもいくつか大人の事情があります。
例えば、練習場のゴルフボール。普段プレーするのと違って練習場のゴルフボール、いわゆるレンジボールは飛距離が出ません。耐久性を重視しているからと思いますが、大体、市販されているゴルフボールと比べると、1割ぐらい飛びません。ユピテルなどのレーダー式計測機器でレンジボールのボール初速を測ってみても、飛距離に換算すると1割ぐらいダウンします(スピン量も市販ボールとレンジボールでは異なることが少なからずあったりします)。
このため、練習場もレンジボールに合わせて、飛距離の看板を設置しています。
例えば、100ヤードの表示板が設置している場所は、打席から100ヤードの地点ではなく、打席から90ヤード前後の地点に設置されています。ブッシュネル(レーザー式距離測定器)で計測してみても、ほとんどの練習場は100ヤードの看板位置までの実際の距離は90ヤード前後です。
ボールが飛ばないから、飛ばない分だけ表示距離の看板を少し手前に設置する。これは理に叶っていると言えば理に叶っています。10%の誤差をキャリブレーション(調整)しているわけですが、ゴルファーにとっては打った時の感触とボールが飛んだ距離とをすり合わせられます。
ただし、ひとつだけ問題点があります。それは、目で観た距離感を養いづらくなる点です。例えば、100ヤードまでの距離はどこでも100y。練習場でもコースでも100ヤードの距離は同じです。100ヤード先の景色に見慣れることで、「ここからピンまでは100ヤードなんだな」という経験値が生まれます。マーク金井はラウンドでレーザー距離計測器のブッシュネルを欠かさず使っていますが、これはピンまでの距離を測ると同時に、ピンまでの距離と実際に目で感じる距離をすり合わせるのに使っています。これによって、ブッシュネルを使わない時(使えない時)でも、目で見た時の距離の精度を高められるからです。
しかし、練習場では90ヤードの位置に100ヤードの看板があります。練習場で100ヤードの練習をすればするほど、「90ヤード先の景色を100ヤードの景色」として認識してしまう(勘違いしてしまう)のです。そして、練習場で90ヤードの先の景色を100ヤードだと認識してしまうと、コースに出た時に、、、
100ヤードが妙に遠くに感じたり
100ヤードが110ヤードに感じてしまう恐れがあります。
練習場とコースとでは見える景色が全然違いますが、1割の距離のズレは決して小さくありません。この1割のズレがある人とない人を比較すれば、前者の方が距離感をミスジャッジしやすくなると言わざるをえないでしょう。
「目は口ほどにものを言う」ではありませんが、コースでプレーする機会よりも練習場でボールを打つ機会の方が多いと、練習場で見える景色、見える距離の方が馴染んでくると思います。距離感のズレを防ぐならば、練習場でもレーザー式距離測定器を持っていき、実際の距離を測ることをお勧めしたいです。ちなみにマーク金井はキャディバッグのポケットの中にブッシュネルを入れてるので、初めて行く練習場では、打つ前に距離表示板までの距離を必ず計測しています~。
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