昨日はダンロップゴルフコース(兵庫県)にて、イベントのお手伝いをしてきました。貸し切りコンペからホールアウトした参加者に向けて「飛距離アップセミナー」を実施してきたのですが、驚いたのが参加者の多さ。プレー後で疲れているにもかかわらず、会場はほぼ満席。居眠りしてもおかしくない状況下にもかかわらず、最初から最後まで、90分の長丁場にもかかわらず参加者全員が熱心に話を聞いて下さいました。
内容は神田スタジオで実施している「インパクトセミナー」のダイジェスト版で、飛ぶインパクトと飛ばないインパクトの違い、そして、ボールを捕まえる極意、インパクトゾーンでシャフトを上手く使うコツについて話してきました。
セミナーが午後2時からだったこともあり、午前中は六甲国際パブリックでサクッと9ホールプレー。六甲国際と言えば、昨年の日本オープンの舞台ですが、9ホール、パー36のパブリックコースも併設されています。距離はそれほど長くはありませんが、レイアウトは本格的でグリーンはベントのワングリーン。スティンプメーターで9.5フィート以上出ており、仕上がりは昨年の日本オープンとほとんど同じ。その速さに戸惑い、出だしは3メートルからファーストパットを打ちすぎての3パットでボギー発進。2番もボギーを打ちましたが、3番と5番でバーディが出てくれ、なんとかパープレーが出ました。
関西出張でのラウンドですが、今回も試作クラブを2本入れてプレー。来年2月に発売予定の52度と58度のウエッジをテストしてきました。アプローチショットを打ったのは3回でしたが、その内の1回はチップイン。後の2回もいい感じで打つことが出来き、上々の仕上がりです。
さて、今回のエントリーは冬場のアプローチショットについてです。今週発売の週刊ゴルフダイジェスト(12月20日号)でも、冬の薄い芝でのウエッジの選び方が紹介されてましたが、冬場でザックリ、トップが出やすい人の場合、一番確実なアプローチ用クラブは何かと聞かれたら、マーク金井は迷わず、、、、、
パター!!!!
と答えます。距離感を合わせるのには慣れが必要ですが、ウエッジよりもパターの方が、圧倒的にダフりやトップは出ません。パターは転がすためのクラブなのですくい打ったり、打ち込み過ぎる打ち方にならないですし、ロフトが少ない方がボールを捕らえるのがやさしくなるからです。
では、パターの次にアプローチ用でやさしいクラブは、、、
FWやUT!!!!
タイガー・ウッズもFWでアプローチを打つことがありますが、FWやUTはパターの次に、ダフりやトップが出づらいです。どちらもウエッジよりもソール幅が狭く、かつウエッジよりもロフトが少ない。ウエッジよりもクリーンヒットしやすいです。アナライズではマジックマリガンUT35というチッパーがありますが、これはUTと同じような形状のヘッドにロフトを35度つけ、長さはパターとほぼ同じ。パター感覚で打てる、ウッド型のチッパーです。これで打てば、ウエッジで打つよりもはるかに簡単にボールを打てます。手前味噌ですが、アプローチでスコアを浪費している人がこのマジックマリガンUT35を使えば、確実にアプローチでの失敗回数が減り、確実にスコアが良くなってきます。
では、ロフトが50度以上あるウエッジならば、どんなウエッジが冬場の枯れ芝と相性がいいのか?
夏場に比べると冬場の方が、ザックリ、ダフりのミスが出やすくなります。枯れて薄い芝はソールが滑りづらいからです。週刊ゴルフダイジェストでも書かれてましたが、冬場の枯れて薄い芝で相性が良くないのがバンスが少なく、リーディングエッジがペタッと地面に付いてしまうクラブ。バンスが少ない方が、ヘッドは地面に刺さりやすくなってしまうからです。
冬場で、ザックリ、ダフりのミスが出づらいウエッジの条件は、、、
バンス角が大きい(12度以上)
ヒール側のバンス角がちゃんとある
ソール幅が広い
グースネック
市販ウエッジでこの条件を満たしているクラブを頭に思い浮かべると、、、
ピンのG25ウエッジ
ピンのG30ウエッジ
この2モデルは正に上記条件を満たしています。どちらもセット物のウエッジですが、冬場の枯れた芝でもミスが出づらいです。ただ、残念なことにどちらも製造中止。中古クラブで探すことになります。
ちなみに、今回試打したウエッジ2本は、どちらも上記条件を満たしています。これまでマーク金井が設計したMSウエッジ、マジックマリガンSSウエッジに比べるとヘッド形状はオーソドックですし、ヘッド素材はウエッジ用としてはプロも好んでいる軟鉄鋳造。これまで設計したウエッジの中ではオーソドックですが、実際に打つと、MSウエッジ、マジックマリガンSSウエッジと同じぐらいやさしさを体感できます。アドレスすると、リーディングエッジが地面からしっかり浮くぐらいバンス角が付いてますので、冬の枯れた芝でもザックリ、ダフりのミスに対して強くなっています。
アドレスした時にリーディングエッジが浮いているウエッジは「トップしそう」なイメージを持つ人がいますが、そんなことはありません。浮いているといっても数ミリなので、
ヘッドはボールの下にちゃんと入ってくれます。リーディングエッジが浮いている方がソールが気持ちよく滑ってくれるので、道具(クラブ)でミスを減らせるのです~。
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