アナライズからお知らせ! 10月4日に、今年2冊 目の著書「一生役立つ ゴルフ超思考法」(マイナビ出版1380円+税)が発売され ました。スコアアップに必要な練習の仕方に始まり、コースに出た時のスコアの まとめ方について、具体的な方法を紹介してます。レッスン書ではなく、ゴルフ 上達の指南書です。 マーク金井は前々から「スコアメイクにはナイスショットは必要ない」と言って ますが、その理由もかなり詳しく書いてますので、ご一読いただけますと嬉しい です。 さて、今回は単行本の出版を記念したキャンペーンを実施致します。期間は10月 10~20日迄。アナライズの商品を1万5000円(税込)以上お買い上げのお客様、先 着50名様に著者サイン入り「一生役立つゴルフ超思考法」を1冊プレゼントさせて いただきます。ぜひともこの機会にスコアアップに役立つ練習器具、クラブのご 購入をお待ち申し上げます。
金曜日から1泊2日で韓国に行ってきました。目的はこれっ!!
2016 Asia-Paccific Amateur Championship
JACK NICKLAUS GOLF CLUB
(2016 アジアパシフィックアマチュア選手権)
10月6~9日
アジアの大会ではアジアアマが歴史ある大会です。このアジアパシフィックアマチュア選手権は2009年からの開催。まだ歴史はそれほど長くありませんが、優勝するととてつもない資格を得られます。優勝すると、なんと、なんと、なんと、翌年の
マスターズに出場できます!!
米ツアーで活躍する松山英樹選手は、2010年、2011年にこの大会に優勝してマスターズに出ました。ちなみに、優勝者と準優勝者は翌年の全英オープンの最終予選に出る資格を得ることができます。マスターズ運営委員会、R&Aもこのアジアパシフィックアマチュア選手権の運営にかかわっているからなせることですが、逆に言うと、この2つの団体は、アジア、オセアニア地域を強く意識していることも窺えます。もちろん、現地にはマスターズ委員会のお偉いさんも足を運んで観戦してました。
大会会場となるジャック・ニクラウスGCですが、場所は仁川空港から約20分。埋め立て地の海岸そばに18ホールが配されたシーサイドコース。東京都の若洲GLと同じようなロケーションですが、コースの雰囲気はこれでもかってぐらい違います。ニクラウス設計のコースは典型的なアメリカンスタイル。池、バンカーがダイナミックに配されて、フェアウェイは英国リンクスのように凸凹。グリーンはポテトチップスのようなうねりがあります。現地のアマチュアからは「難し過ぎる」と評判のコースだそうです。
コースの雰囲気は今週国内男子ツアーが開催されている石岡GCに似ていますが、難易度は石岡よりも3割増しぐらい。距離は7062ヤードと長くはありませんが、ティショットは池が効いてて気楽に打てません。セカンドショットは点で狙うことが求められ、アンジュレーションの大きなグリーンを攻略するスキルが求められます。
そして日本のコースと決定的に違うのが芝。グリーンだけでなく、フェアウェイ、ラフとも洋芝。高麗芝や野芝と違って、洋芝はダフりのミスにシビアです。加えてラフ洋芝なれではの粘りがあるので、距離感、方向性をコントールするのが厄介です。コースを歩いた感じだと、フェアウェイは洋芝で地面が固め、ラフはそれほど深くありませんが、洋芝ならではでヘッドが芝に絡みやすい。グリーンは適度に早く、スティンプメーターで10.5~11.5フィート前後ぐらいに感じました。
日本選手が世界で活躍するには難易度が高いコースで試合することが必要だと言われてますが、それ以上に大事なのは芝への対応能力でしょう。国内では北海道はフェアウェイもラフも洋芝です。北海道での試合が増えれば、日本選手も海外での適応能力が高くなると思います。
3日目を終えて、オーストラリア勢が頭一つ抜け出してますが、これは想定内の出来事です。少し前の世界アマチュアチーム選手権でもオーストラリアは優勝。アマチュアの世界では、欧米ではなくオーストラリアが世界を牽引しています。もちろんプロの世界でもオーストラリアには世界のトップランカー、ジェイソン・ディ、アダム・スコットらが活躍しています。
少し前のブログでも書きましたが、マスターズや世界のメジャーを制するためにはプロの活躍もさることながら、アマチュアが活躍しないことには話になりません。日本の女子には世界ランク50位以内に2名の選手がいますが、日本の男子には世界ランク100位以内はひとりもいません。これが我が国のトーナメントゴルフの現実です。
このままでは、日本のゴルフ界は世界のゴルフ界から取り残さることはあっても、世界のトップに君臨することは宝くじに当たるよりも確率は低いでしょう。
3日目を終えて、大阪学院大学4年生の亀代順哉選手が単独3位につけています。現在、彼の世界ランクは160位台です。今年の日本アマに優勝してますが、それでも世界ランク100以内ではありません。明日の最終日、優勝すればマスターズ行きの切符を手に入れられますが、それ以上に大事なこのは上位でフィニッシュし、世界ランク100位以内に入ることです。
そして、もうひとつ強く感じたのが施設です。ジャック・ニクラウスGCのクラブハウスのすぐ隣にはマスターズトーメンと同じくらい立派なメディアセンターの建物があります。プレスルーム、インタビューエリア、大会運営本部、その他、運営に関わる部署がひとつの建物に収まります。昨年、プレジデントカップが開催されたそうですが、この施設があればメジャー競技も開催可能でしょう。メディアに対するリスペクトの大きさを肌で感じ取ることができました。
今回は1泊2日と弾丸スケジュールでしたが、現地に行ってアジアパシフィックアマチュア選手権を観戦できて非常にラッキーでした。世界に通用する選手に必要なことは何かを肌で感じ取れたからです。このブログがアップされる頃には、ホンマツアーワールドカップが開催される石岡GCにいるかと思います。見かけたらお声がけいただけるとうれしいです~。
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