自分ではいい感じでスイングしているのに、ボールが狙いよりも左に飛んだり、ひっかかった弾道になってしまう。左のミスを嫌がってスイングしたら、今度は右にプッシュアウトが出てしまう、、、。
ある程度ボールが打てるようになってくると、アイアン(特にショートアイアン)でこの手のミス、アイアンが捕まり過ぎるミスが出やすくなります。この場合、応急処置的には、、、、、
- ライ角をフラットにする(インパクトでソールのヒール側が浮く)
- シャフトを硬くする(もしくは、シャフト先端をチップカットする)
この2つをやると、とりあえずは左へのミスが軽減されます。どちらも、インパクトでフェースが被りづらくなるからです。ただし、この2つを安易に取り入れてしまうと、スイングを悪化させることにもなります。左に曲がる原因をクラブで解消するほど、スイングが左に曲がる状態を強めることはあっても、弱めることにはならないからです。
なので、アイアンが引っかかる時は、まずは自分が左に引っかけやすいスイングになっていないかどうかのチェックが必要です。いくつかチェック方法がありますが、一番正確にチェックできるのは、、、
ひざ立ち打ち。
ひざ立ち打ちをするとダウンスイングのプレーンを正確にチェックできます。これでボールの手前を大きくダフったり、ボールを打てても低く左に飛び出してしまう人の場合、
アイアンが引っかかる原因は、、、
ダウンスイング後半でヘッドがインサイドから入り過ぎ、それが原因でシャフトに必要以上に強い負荷がかかって、インパクトでフェースが被っています。インサイドから下ろしすぎた結果、インサイド・アウト軌道でフェースクローズ。これが原因で、自分のイメージよりも球が左に飛んだり、強いフック回転がかかっています。また、この手の症状がある場合、ボールを右に打ち出そうとするほどにインサイド・アウト軌道が強くなり、余計にボールが引っかかりやすくなります。
では、どうすればアイアンの引っかけ癖を解消できるのか?
ひとつは前述したひざ立ち打ちのドリルをやること。これでボールの手前をダフらないようになること、ダフらないで打てた時、ボールがほとんど真っ直ぐ飛び、フック回転がかからない感じになると、強いインサイド・アウト軌道が解消され、引っかかりづらくなってきます。
もうひとつお勧めなのが、超軟らかシャフトを使ってのボール打ち。アナライズでは超軟らかシャフトの練習器具イージーフレックスEF009を販売していますが、これを使うとアイアンの引っかけ癖を矯正できます。超軟らかシャフトを使うとどんなメリットがあるかというと、
- 振り遅れづらくなる(体の動きとクラブの動きがマッチしてくる)
- 切り返しで力まなくなる
- ダウンスイングでシャフトに余計な負荷をかけなくなる
- インパクトゾーンで余計な細工をしなくなる
中上級者、そしてプロでもそうですが、切り返しやダウンスイングでで力むほどに体の動きが強くなり、振り遅れてしまいます。上手い人が振り遅れると、体が動き過ぎる分だけインサイド・アウト軌道が過度になることが多々あるのです。でも、超軟らかシャフトを振ると、切り返しで力めません。そんなことをしたらタイミングが合わないことが、無意識の内に分るからです。
また、超軟らかいシャフトは操作性が著しく悪いです。自分のタイミングでスイングできません。シャフトなりに振らないと上手くボールが打てないのが無意識の内に分ります。結果、体が余計な動きをしづらい分だけ、インサイド・アウト軌道の度合いが減り、オンプレーンなスイングに近づきます。
シャフトが軟らかいとボールが捕まり過ぎると思っている人が少なからずいますが、これは大きな勘違いです。シャフトが極端に軟らかいと、ボールは右にも左にも飛びづらくなります。シャフトがしなってしなり戻るタイミングがつかみやすく、そしてシャフトなりにスイングすると、インパクトでフェースがスクエアに戻りやすくなるので、直進性が高いショットが打ちやすくなるのです。意外と思うかもしれません、超軟らかいシャフトは、真っ直ぐ打つのがやさしく、球を左右に曲げるのが難しいシャフトなのです。
クラブによってスイングが変わります。
ゴルフは捕まったボールが打てるようならないと話になりませんが、捕まり過ぎると飛距離が出る反面、危険ゾーンにボールが飛びやすくなります。アイアンが引っかかることが多いならば、クラブを疑うことも大事ですが、ひざ立ちスイングで自分のヘッド軌道をチェックすることも大事です~。
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