昨日(土曜日)、そして今日(日曜日)は恒例のアナライズセミナーデー。昨日は、インパクトセミナーとシャフトセミナーを実施し、今日は、ゴルフの竪琴セミナーと、リピーターセミナーを実施しています。お盆の時期ということもあって神田は無人街と化していますが、ここアナライズ神田スタジオだけではゴルフ大好き人間で賑わっています。
セミナーに受講される方はそれぞれ悩みを抱えていますが、多いのがスライスと飛距離不足。多くのクラブメーカーがアンチスライなクラブを作り続けていますが、これはユーザーのニーズ(アンチスライス)に応えようとしているからです。
では、なぜアマチュアの多くはスライスに悩み続けるのか?
ボールがスライス(右曲がり)になる原因、それは、フェースの向きとヘッドの軌道で決まります。ゴルフ雑誌などでも言われているように、
ヘッド軌道がアウトサイド・イン
インパクトでフェースがオープン(フェースが開いている)
これがスライスの主たる原因で、実際、1000分の1秒を撮影できる高速カメラで撮影しても、スライサーの多くはアウトサイド・イン軌道で、フェースが開いた状態でインパクトを迎えています。
では、どうすればスライスを矯正できるのか?
矯正法は二つあります。
ひとつはヘッド軌道の矯正。アウトサイド・イン軌道をインサイド・アウト軌道に変えることができるとスライスの度合いが軽減されてきます。インサイドからアタック(ヘッドを入れる)ことができると、ボールにフック回転をかけやすくなるからです。
もうひとつはフェース向き。アウトサイド・イン軌道であっても、インパクト時にフェースの向きがヘッド軌道にクローズ(左を向いていれば)、ボールにスライス回転はかかりません。フック回転になります。例えば、アウトサイド・インの度合いが5度の場合、インパクト時のフェース向きが5度以上クローズ(左向き)ならば、ボールにはフック回転がちゃんとかかります。
ヘッド軌道に対してフェース向きがクローズの状態というのは、、、、
インパクト時のフェースの向きに対していえば、ヘッドはインサイド・アウトに振っていることと同じになるからです。本人はアウトサイド・インに振っていても、インパクト時のフェース向き次第では、物理的にはインサイド・アウトに振ったことと同じ状態でインパクトを迎えることになるのです。
では、ヘッド軌道を矯正するのと、インパクト時のフェース向きを矯正するのとでは、どちらの方が簡単かつ、即効性があるのか?
個人差はありますが、9割近くの人は、インパクト時のフェース向きをクローズにすることを意識した方が簡単かつ、即効性があります。遊びのつもりで試していただきたいのですが、アドレスでフェースの向きを20度以上左に向け、その状態でクラブをグリップしてスイングしてみて下さい。アドレスした時、ボールが極端なぐらい左に飛び出す感じで構えるのです。
アウトサイド・インに振っている人の多くは、アウトサイド・インの度合いは5~10度ぐらいです。20度フェースをクローズ(左向き)にすれば、少々振り遅れてもインパクトでフェースが開きません。これならばインパクトでフェースがクローズ(左向き)になり、ボールは左に飛び出して左に曲がる、いわゆるプルフック(引っかけフック)が打てるようになります。
この練習で大事なことは、極端なぐらいフェースを左に向けておき、インパクトでもフェースが極端なぐらいクローズ(左向き)になった状態をキープすること。ヘッドの軌道はまったく意識する必要はありません。フェース向きだけ意識します。
試していただくと分りますが、インパクトでフェースがクローズ(左向き)ならば、ボールは右に飛び出しません。ボールはインパク時のフェース向きにほぼ飛び出し、そしてアウトサイド・イン軌道で振っていても、ボールにはフック回転がかかります。
スライサーの場合、最初から綺麗なドローボールやフックボールを打つのはかなり難しいですが、プルフック(引っかけフック)を打つのはそれほど難しくないのです。スライスとは真逆のひどいミスショットですが、実は、これを一度経験しておくと、知らず知らずの内に、アウトサイド・イン軌道が緩和されてきます。その理由については、次回、じっくりと説明しましょう~。
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