リオオリンピックが開幕しました。今回は史上最多となる205の国と地域から選手が出場しています。選手の総勢は1万人を超えています。開会式では日本は104番目に登場、338選手が金メダルを目指します。
マーク金井はテレビで観戦すると同時に、SNSでも観戦。ゴルフで出場している片山晋呉プロが、選手の立ち位置から数多くの写真をTwitterでアップされてました。片山プロの隣には巨漢の専属キャディのラジーフ・ブラサードさん(フィジー)も入場行進してました。
— 片山 晋呉 (@ibaraki45) 2016年8月6日
オリンピックは100年以上続いています。マーク金井は1964年の東京オリンピックから観戦してますが、毎回待ち遠しくてたまりません。理由は単純、オリンピックは4年に1回しか開催されないからです。サッカーのワールドカップも待ち遠しくてたまりませんが、こちらも開催は4年に1回です。
Face Book、Twitterではオリンピックのことで盛り上がっていますが、ゴルフ業界ではもうひとつ大きなニュースが飛び込んで来ました。世界を代表するスポーツメーカー、ナイキがゴルフクラブ、ゴルフボールのビジネスから撤退するということが公式発表されました。また、米国の大手量販店「ゴルフスミス」も倒産の危機に瀕しているというニュースも入っています。
この2つのトピックはまったく関係ないように思われます。ゴルフ業界は競技人口が減っているから景気が悪いと言われてますが、まったく無関係とは言い切れません。ゴルフクラブが売れなくなった理由のひとつに、頻繁なモデルチェンジがあるからです。ナイキがクラブ事業に参入したのが1998年。今から18年前です。実は、この直後ぐらいから、クラブの売り方がかなり変わってきました。それ以前に比べると、モデルチェンジのサイクルが早くなり、多くのメーカーが1年ごとに新しいモデルを出し始めたのです。それまではモデルチェンジのサイクルは2年以上だったことを考えると、次から次に最新モデルが出ています。
モデルチェンジが毎年というのは、、、オリンピックが毎年開催されるようなもの。待ち遠しさとか、ありがたみというのが薄れてきました。
ギアマニアにとっては新製品が次々と登場するのは好ましいことですが、すべてのゴルファーがギアマニアとは限りません。プレーに支障がなければ使い続けるゴルファーも数多くいます。
そこで今回はクラブの耐用年数、買い換えるタイミングについて超私的に書いてみたいと思います。
まず、パターに関しては、耐用年数はかぎりなく長いです。ボールを強く打たないのでヘッドもシャフトもほとんど摩耗しません。グリップが経年変化で劣化するぐらいなので、グリップ交換をすれば50年前のパターも使えます。マーク金井は1960年代のウイルソン、1970年代のピンパターを所有してますが、今でも全然現役です。
ウエッジとアイアンに関しては、使用とともに溝とシャフトが摩耗します。使用頻度によっても異なりますが、アマチュアがプレーするのであれば6年ぐらいは全然大丈夫です。溝がすり減って無ければ8年使えます。グリップについては摩耗に加えて経年変化もあるので、1年に1度ぐらいの頻度で交換するのが望ましいです。
アマチュアの多くはアイアンを4~6年ぐらい使います。もちろんそれ以上長く使っている人も少なからずいます。
UT、FW、ドライバーに関しても、6年ぐらい使っても性能が大きく劣化することはありません。普通に使えます。カーボンシャフトはへたってくるといわれてたりましが、アマチュアゴルファーの使用頻度であれば、6年ぐらいでへたることはありません。ただしグリップは経年変化で劣化します。こちらも1年に1度はグリップ交換することをお勧めします。
松山英樹プロが使っているドライバー、ZR-30は2008年モデルです。世界のトッププロが8年前のドライバーを使ってしまうと、、、、クラブメーカーは痛し痒しです。「最新が最善」をアピールしづらくなるからです。
今どきのゴルフクラブはグリップをまめに交換すること、雨などで濡れた後、きちんと水分を拭き取っておけば、8年ぐらい使えます。ただし注意してほしいのが、車のトランクに入れっぱなしにしておかないこと。夏場のトランク内は高温多湿。高温も湿気もクラブに大きなダメージを与えてしまうからです。
最後にクラブの買い換えですが、買い換え時の目安は、、、、
買い換えたくなったら買いましょう。
合わないと思ったら、買い換えましょう。
新しいから買い換えるというのもありですが、替えたい時が替え時です。ちなみに、マーク金井の場合、アイアンは3~4年使い続けます。毎年、買い換えることはありません。アイアンは使うほどに慣れてきますし、距離感も合ってくるからです。
ウッドに関しては、ドライバーは1~2年、FW、UTは2~3年ぐらいの頻度で買い換えてます。ドライバーはテストの意味もあって毎年数本買います。FWとUTも毎年1~2モデル購入しますが、こちらもテストも兼ねて購入してます。
現在使っているクラブはドライバーとFWが2016年モデル、UTは2年前のモデル、アイアンとウエッジは3年以上使っています。
車は耐久消費財ということもあって、モデルチェンジのサイクルはオリンピックと同じく4年ぐらいです。カメラはそこまで長くありませんが、2~3年でモデルチェンジされています。これらに比べるとゴルフクラブのモデルチェンジのサイクルはあきらかに短いです。新しいモノが次々と出るのは魅力ですが、ゴルファーがクラブを買い換えるサイクルと合致しているとは言いづらいです。
40年前に比べると、ゴルフクラブは劇的な進化を遂げています。40年前のクラブと現在のクラブを比較すれば、明らかに現在のクラブの方が性能が高いです。しかしながら、短いスパンで考えると、ルールの問題もあって劇的な変化を遂げているとは言いづらい。
ゴルフクラブの寿命の長さを考えると、現在はゴルフクラブが売れないというよりは、クラブが供給過多になっていると見た方が打倒でしょう~。
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