マーク金井blog

2016年06月24日超私的な考察 ツアープロがティショットで3Wを多用する本当の理由とは!?

毎月21日は月刊ゴルフ雑誌の発売日。月刊ゴルフダイジェストワッグル月刊ゴルフクラシックが発刊されてますが、今月の注目株は月刊ゴルフクラシック。毎年、8月号には、恒例の付録、「ドライバー重心ハンドブック」があるからです。ゴルフクラシックは昔からヘッド計測してますが、2016年8月号では、最新76モデルの重心スペックが掲載されています。そして付録には、これまでのデータベースを合わせ、なんと1976モデルのヘッドスペック一覧が出ています。なのに、8月号の定価はいつも通りで823円(税込み)。

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これはあり得ないほどのバーゲン価格です。ドライバーの重心を1個計測するのは、かなりの時間と労力が必要です。その手間暇をなまじ知っているだけに、8月号がいつも通りの値段というのが信じられません。お世辞抜きに付録だけで5000円、いや1万円ぐらいの価値がありますし、実際、1万円だと言われても即買います。そして、1万円でもいいから、この重心ハンドブックを電子書籍にして発売してもらいたいです。

 

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 2016年モデルのドライバーの平均的な重心スペックは、、、、

 重心距離  39.3mm
 重心高2(有効打点距離)  22.6mm
 重心深度  37.4mm
 重心アングル  22.2度
(以上、月刊ゴルフクラシック8月号より引用)

 

モデルによって数値は10mm以上異なることもありますが、今どきの大型ドライバーは、ごく一部のモデルを除いて重心距離が40mmを超えています。これは昔の木製パーシモンドライバーに比べると8mm以上、重心距離が伸びたことになります。

 

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重心距離はヘッドの大きさと比例しやすいスペックなので、アイアンも大型ヘッドは重心距離が40mmを超えているモデルが多くなっています。ただし、ツアープロが好む小ぶりなヘッドは重心距離が長くありません。32~34mmぐらいです。

 

また、フェアウェイウッド(FW)は昔も今もヘッドの大きさにそれほど差がないので、重心距離は32~34mmぐらいです。

 

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 さて、この重心距離。

 

重心距離が変わってくると、スイングに少なからず影響が出ます。重心距離が短いクラブと重心距離が長いクラブを比較すると、前者の方がヘッドが返りやすく(小さい力でヘッドが返って)捕まりが良く、後者の方がヘッドが返りづらく(大きい力を加えないとヘッドが返りづらく)捕まりが悪くなります。

 

もちろん、重心距離が長くても、その重心距離に慣れてしまえば捕まった球も打てます。ただし、重心距離が長いクラブを振った直後に、重心距離が短いクラブを振ると、クラブを振った時に感じる手応えがかなり違ってきます。

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察しのいい人ならば、もうお分かりでしょう。そうです。ツアープロのクラブセッティングを見ていると、ドライバー以外は重心距離がほぼ同じで、ドライバーだけが重心距離がグンと長くなってしまっています。セッティングで考えると、ドライバーだけがエキストラクラブになっているのが現状ですし、ドライバーを振った直後にアイアンを振ろうとすると、アイアンはかなりフィーリングを変えることが求められます。

先日、ラジオにゲスト出演いただた中井学プロによると、実は、ツアープロでも重心距離が違うクラブを振ることは、かなりデリケートなんだそうです。昔に比べて、ツアープロは3Wでティショットを打つことが増えてますが、これはフェアウェイキープを心がけるのに加えて、、、、、

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ティショットとセカンドショットとで振った時のフィーリングを変えたくない。

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これも大いにあるそうです。3Wでティショットするならば、次に打つアイアンとの重心距離はほぼ同じ。重心距離が同じな方が、ティショットの次に打つセカンドショットでも、クラブの振り心地に余計な気を使わないで済みます。重心距離が同じだからと言って、3Wとアイアンの振り心地がまったく一緒になるわけではありませんが、ドライバーとアイアンの重心距離が大きく異なるクラブだと、振り心地が大きく変わってくるのを避けられません。ツアープロは、この振り心地が大きく変わることによるミスショットを避けたいがために、ティショットでわざと3Wを使っているケースも多々あるそうです。

 

加えて、今どきの3Wはフェースの反発が高く、かつ低重心。ドライバーのようなスピンが少ない弾道が打てるので、3Wでもドライバーに近い飛距離が出ます。この点もティショットで3Wを使う機会が増える要因になっています。

 

ドライバーとアイアンとで重心距離のギャップが大きいと、プロ以上に、アマチュアの場合はどちらが上手く打てると、どちらかが上手く打てなくなる場合があります。もしもアイアンに比べて、ドライバーの重心距離が8mm以上長いならば、ティショットで3Wを使うのは大いにアリです。また、ドライバーの弾道が左右にバラつく度合いが大きい人は、3Wでティショットを打った方が、ティショットでのミスを減らせる確率が上がってきます。

 

マーク金井は世界で一番難しい3W、マジックマリガン3+プロト、3+を作りましたが、これはティショット用としては理想的な3W、すなはちドライビングスプーンです。ティショットをどんなクラブで打つかはゴルファーが選択できます。ツアープロがやっていることは真似できないことが多いですが、ティショットを3Wで打つことはすぐにでも真似できますし、真似した方が確実にスコアアップが望めます~。

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マジックマリガンFW3+プロトは限定につき、メール頂いての販売となります。

スペック
■ アナライズW60カーボンシャフト装着時
長さ:43.5インチ/重量:325.9g前後/振動数:246前後/バランス:D2前後/リアルロフト:11.5度/フェース各:-1.0度/ライ角:58度

■ アナライズW65カーボンシャフト装着時
長さ:43.5インチ/重量:329.5g前後/振動数:247前後/バランス:D2.5前後/リアルロフト:11.5度/フェース各:-1.0度/ライ角:58度

※若干の個体差がある場合がございます。あらかじめご了承ください

とスペックはこんな感じ!

お値段は 40000円+税 送料別途

(プロトタイプ専用シャフト、プロトタイプ専用ヘッドカバー付アフターマーケット用シャフトの装着も別途承りまります。その際はシャフト代金が新たに発生したします。)
ご注文はこちらのメールにて承ります。yoyaku@analyze2005.com

ご希望のシャフト、お名前、電話番号、郵便番号、ご住所、お支払方法をご記入の上、メール下さい。

今なら3〜4日でお届けできます(カスタムオーダーはもう少しお時間頂きます)

通常の3+は↓こちらをクリックしてください

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カテゴリー クラブセッティング, コースマネジメント、ラウンドにて思う, 計測器、分析法

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