今週は全米オープンウイーク。開催場所となるのは全米でも屈指の難コース、オークモント(ペンシルバニア州)。オークモントでの開催は9年ぶりです。2007年大会での優勝スコアは+5。これは全米オープン史上、ここ40年間のワーストスコアです。ちなみに、2日間の予選カットラインは+10。コースレートはなんと「77.8」この数字を見ただけでいかに難易度が高いのかがわかります。加えて、オークモントは距離も長く、パー3の最長は288y(8番)、パー5の最長は667y(2番)もあります。恐らくアマチュアがプレーしたら、普段よりも30打ぐらいは悪くなるでしょう。
Golf writer @dougferguson405 gives a short game lesson on the 17th at Oakmont…. pic.twitter.com/DsBaYbfSu2
— Graeme McDowell (@Graeme_McDowell) 2016年6月12日
そんなオークモントに比べると、昨日薄暮プレーしてきた河川敷の赤羽GCは典型的な癒やし系コースです。MMT9の開催コースであるインのヤーデージは2897y(パー35)。パー5は480yで、パー3は141yと118y。河川敷なのでフラットですし、バンカーも少ないです。ドライバーが真っ直ぐ200y飛べばアンダーパーで回ってくることも可能です。
オークモントと赤羽。同じゴルフ場とは思えないほど難易度がことなりますが、どちらをプレーした方が、初心者、中級者のアマチュアは上達できるのか? 100や90の壁を乗り越えられるのか?
そのヒントはスキー場にあります。
スキー場はいろんやスキーヤー(スノーボーダー)に対応すべく、初心者コース、中級者コース、そして上級者コースがあります。施設側は来場者のニーズに合わせるために難易度を変えたコースを作り、来場者は自分の腕前に見合ったコースで滑っています。スキー場の場合、初心者が上級コースに立ち入ることはまずありません。初心者が腕前に見合わないコースに行かないのは転倒などのリスクが高く、メリットよりもデメリットが大きいからです。
ゴルフもしかり。
100が切れない、90が切れないゴルファーにとって、オークモントのような難コースでプレーするのは得策ではありません。「難しいコースに出てこそ、本当の腕前が分る」という人もいますが、この考え方には首を傾げたくなります。ろくにターンができない人が上級者コースに出れば怪我をするだけ。ゴルフの場合は、よほどのナイスショットを打たない限り、トラブルに巻き込まれ続けます。難易度の高いコースになればなるほど、ショットに対する精度が求められ、わずかなミスが大きなトラブルになってしまうからです。例えば、ティショットがフェアウェイから10センチ外れてラフに入ったら、セカンドはSWで出すだけ。セカンドが10センチショートしたらアゴの高い深いバンカーに入ってします。難易度の高いコースになればなるほど、わずかなミスが、大きなミスとなって増幅されます。
対して、距離の短い癒やし系コースはスキー場に例えるならば、緩斜面ばかりのい初心者コースです。プロや上級者にとって物足りかも知れませんが、100や90を切れないアマチュアゴルファーにとっては、いいスコアを出しやすいだけでなく、自分の腕前も正確にチェックできます。難易度が高いコースだと、自分が打ったミスショットが自分のせいなのか、コースの難易度によるものなのかの見分けが付きづらいです。対して、やさしいコースでのミスというのは技術不足であることが明らかだからです。ちなみに、スキー、スノボも場合も、初心者コース(緩斜面)での滑りは上級者にとっても欠かせない練習場所。緩斜面では外力(落下)が少ないので、滑りの善し悪しが急斜面の時よりも露わになります。
難易度の高いタフなゴルフコース、難易度の低い癒やし系ゴルフコース。
100が中々切れない人、90が切れそうで切れない人、70台を一度でも出したい人ならば、難易度が低い癒やし系コースをプレーする回数を増やしましょう。スキーもゴルフも同じです。景色でビビってしまう所よりも、自分が優位に立てる所でプレーした方が気楽にです。そして、ここからが大事なポイントですが・・
- やさしい所で凡ミスをしないこと
- ナイスショットを打つことよりも凡ミスをしないこと
- ミスを上塗りしないこと
これらが出来てくれば、勝手にスコアは良くなるのが分ります。例えばグリーンエッジからチャックりしたり、残り100ヤードからグリーンオーバーして奥のバンカーに入れてしまう等々、これらのミスを減らすことがスコアアップにつながることを覚えて下さい。
それだけではありません。難易度の低い癒やし系コースでプレーしているいいスコアが続きます。実は、これも大事なポイントで、普段よりもいいスコアが続くと「息苦しくなってきます」。これも体験してほしいのです。ゴルファーはおかしなもので、数字に支配されています。いいスコアが続くと、そこから逃げ出したくなってボギーやダボを叩くとホッとしたりするのです。マーク金井も先週のコンペで5ホールで3アンダー。6番から息苦しくなって、7番のパー3ではワンオンして、8mの距離を3パット。もったいないボギーを叩いたにもかかわらず、ホッとしている自分がいました(笑)
赤羽ゴルフ倶楽部は神田から電車で行けるという手軽さもありますが、自分のショット力のチェック、いいスコアが続くことに対する耐性をつけるのにも、もってこいのコースです。初心者、中級者にはパーが狙いやすく、上級者ならばすべてのホールでバーディーを狙っていけます。いいスコアに慣れていない人には、格好の腕を磨けるコースです~。
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