マーク金井blog

2016年05月20日 超私的な考察、パターの最適ロフトは一体何度なのか!?

今週も気がついたら、あっという間に金曜日。先週の今頃は最高気温が35度のバンコクで開催されたタイランド ゴルフExpoにいましたが、今週は毎日神田で仕事しています。火曜日に軽井沢で右ひじにステロイド注射を打ってもらい、徐々に右ひじの痛みが治まってきました。今日は、久しぶりに電車で薄暮9ホールをプレーするつもりです。

 

薄暮ゴルフでは毎回、試打クラブを持参します。神田のスタジオで試打するよりも、ゴルフ場の方がクラブの性能を吟味しやすいからです。スタジオで100球打つよりも、コースでの1球打った時の方が本当の性能が分ります。ちなみに、今日の薄暮プレーでは、ドライバー、ロフト30度のUT、そしてロフトの7度の試作パターをテストするつもりです。この試作パターはゴールドファクトリーとマーク金井のコラボパターで、近々限定販売を予定しています。

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さて、このパターのロフト。

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今週発売の週刊ゴルフダイジェストにこんな記事が出てました。

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 宮里藍は2度から4度にして復活。
 ロフトを増やしたら、転がりがよくなった

 

タイトル通り、宮里藍プロのロフトが変更したことがテーマになっていますが、この記事の中で「片山晋呉のパターは10度」というキャプションも入っています。手前味噌ですが、これはマーク金井が設計したナチュラルパターのプロトタイプ。市販品よりもさらにロフトを2度増やすチューニングがなされています。

 

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ドライバーやアイアンに比べると、パターのロフトを気にするアマチュアゴルファーはそう多くありません。ドライバーや5番アイアンのロフトを知っているゴルファーでも、パターのロフトとなると即答できる人はそう多くないと思います。

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メーカーによっても異なりますが、市販パターのロフトは2~4度ぐらいが一般的です。昔のピンパターはロフトが多めで6~7度ぐらいありました。

 

では、何度のロフトを使えば、転がりのいいパッティングが打てるのか?
 では、何度のロフトを使えば、狙ったラインに打出しやすくなるのか?

 

ゴルファーの打ち方、癖、ミスの種類によっても異なりますが、まず理解して欲しいのがロフトとボールの転がりの関係です。これはドライバーと同じで、、、、

 

ロフトが少ないほどボールが捕まりづらく、
 ロフトが多いほどボールが捕まりやすくなります。

 

また、ロフトが多い方がインパクトでフェースにボールが乗りやすくなる分だけ、自分が振っている方向に転がしやすくなります。いい感じで打った時に右に外れやすい人や、スライスラインが苦手な人の場合、ロフトは多めの方が(4度以上)ミスが減りますし、狙ったラインにボールを転がせるようになります。

 

対して、ロフトが少ないとボールが捕まり過ぎません。引っかけのミスが出やすい人や、
フックラインが苦手な人の場合、ロフトが少なめの方が(4度未満)、ボールが捕まり過ぎない分だけ、左に外すミスを減らせます。

 

そして、ロフトを決める上で重要なのはインパクトの迎え方。パターのロフトはインパクトの形でも変わります。同じロフトのパターでも、インパクトでハンドファーストの形になる人は、インパクトでロフトが減ります。なのでハンドファーストの形で打つ人(打ちたい人)は、ロフトが多め(5度以上)の方が、インパク時のロフトが適正になってきます。対して、ハンドファーストに打たない人の場合は、ロフトが多すぎない方が方が、インパクト時のロフトが適正になってきます。

 

ちなみにマーク金井が設計したリンクス、ナチュラルパターのロフトは7度。通常のパターよりもロフトが多いのは、ハンドファーストに打ちやすくなるからと、ハンドファーストに打ってもロフトが適正(減りすぎない)になるための配慮です。

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たかがロフトと侮らないで下さい。

 

パターのボールの転がりというのはロフトの影響が少なからずあります。ミスパットを減らすには、ヘッドの形状だけでなく、ロフトにもこだわりましょう~。

 

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