昨日からタイのバンコックに移動し、このブログがアップされる頃には、タイの
ゴルフExpo会場にいます。今回初の試みとなる、「ジャパンパビリオン(日本企業が出展して、日本ブランドをPRする専門ブース)」にアナライズが出展しているからです。タイには数回訪れてますが、それまではゴルフExpoに顔を出したことは一度もありません。今回は見学するつもりだったのですが、いろんなご縁が重なって、このたびブースを出すことになりました。
アナライズの製品として、マジックマリガンFW、マジックマリガンUT、UT35、イージーフレックス、そしてゴルフの竪琴を出品しています。そして、アナライズでお世話になっているゴールドファクトリーのパターも4点ほど展示販売致します。
日本に比べればタイのゴルフマーケットはそれほど大きくありません。業界関係者によると、タイのゴルフ用品マーケットは日本の30分の1程度だそうです。アジアでは日本が圧倒的なシェアを持っているのは分かってますが、日本は高齢化の影響もあってマーケットが縮小傾向にあります。対して、タイを含めてアジア諸国はこれらかゴルファーが増える可能性があります。どれだけ増えるかは未知数ですが、未知数なマーケットにチャレンジしたくて今回、タイのゴルフExpoに出展することにしました。
そして、未知数ながら可能性を秘めているゴルフクラブがあります。
それはワンレングスアイアン。ブライソン・デシャンボーが使っていることもあって日本でも話題を集め、すでにゴルフ雑誌でも試打記事が出ています。九州在住のイラストれーたー、ゲーリー久永さんはすでにオリジナルでワンレングスアイアンを作り、すでに数ラウンドされています。本人曰く、「今までのアイアンよりも使いやすく、ミスショットも減っている」とのことです。
さて、このワンレングスアイアン。
是非を問う前に、問わなくてはならないことがあります。それは、なぜ、アイアンは番手ごとに(ロフトが変化するごとに)、長さが0.5インチ刻みで長く(短く)なっているのかということです。
アイアンの番手は距離を打ち分けるためですが、距離に影響が一番出るのがロフト角です。ロフトが同じで長さを0.5インチづつ長さを変えても、飛距離に大きな差は出ません。例えば、全番手、ロフトは30度で固定。長さを0.5インチ刻みにして、5番からPWまで作ったとしましょう。この場合、番手間の飛距離差は10ヤード出ることはまずありません。打ち方によっても変わりますが、長さが0.5インチ変わったぐらいだけでは、5番と6番の飛距離差はわずかです。5ヤード未満になる可能性大です。
では、なぜアイアンは番手ごとに長さを変えていったのか?
諸説あるかと思いますが、長さに影響を及ぼすのは弾道の高さです。同じロフトでも長さが長くなれば弾道は高くなり、長さが短くなると弾道は低くなります。例えば、5番アイアンを5センチほど短く握ってみれば分かります。短く持つほど弾道は低くなってきます。
これを考えると、番手によって長さを変えるということは、一般的なアイアンはロングアイアンは弾道が高くなる配慮がなされ、ショートアイアンは弾道が低くなる配慮がなされていると推察できます。言い換えると、一般的なアイアンはすべての番手で弾道も高さが大きく変わらない(同じ高さにしたい)という意図が見え隠れします。
対して、デシャンボーが使っているワンレングスアイアンは、全番手同じ長さで、ロフトだけが変わっています。と言うことは、ロングアイアンはロフトなりに弾道が低く、ショートアイアンはロフトなりに弾道が高くなるアイアンです。全番手同じ長さは、スイングがシンプルになることが注目されていますが、実は、弾道がロフトになるという特徴もあるのです。言い換えると、ロフト通りの弾道を打ちたい人にとっては、ワンレングスアイアンの方がイメージ通りの弾道が打てるわけです。
ワンレングスアイアンは打ちやすさもさることながら、番手ごとに弾道の高さが変わりやすくなっています。この方がアイアンの距離感が出やすい人が増えてくれば、ワンレングスアイアンを使う人も増えてくるでしょう。
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