マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回はMMT9パー3チャンピオンシップの会場である、ダンロップゴルフコース パー3コース(兵庫県、神戸市北区)。MMT9は9ホールのプロトーナメントですが、今回はスピンオフ大会ということで、パー3のコースで開催します。どのホールも林でセパレートされており、打ち上げ打ち下ろし、池越えや谷越えもある本格的ショートコース。最短が52ヤード、最長ホールが136ヤード。後編ではインコースを紹介します~。
5月2日プレー。
スタート時間 午前8時45分ごろ
天候は快晴。微風。
スタート時間の気温はすでに25度前後あり、プレー開始とともに気温が上がり、プレーの体感温度は28度前後。うっすら汗を感じで、絶好のゴルフ日和。
10番 80y パー3
ティからグリーンまで5.7mの打ち上げ。ピンの上半分は見えるが、根元は見えない。10yくらい強めに打つぐらいで距離が合ってくる。奥に外すと寄せが難しいので、ピンが奥でもグリーン中央狙いがベストルート。
11番 75y パー3
ほとんどフラットでわずかに打ち下ろし。グリーンは縦長で左サイドはバンカーと崖。左に外すとノーチャンス。ピンが左でも、右サイドから攻めた方がスコアをまとめやすい。
12番 110y パー3
軽い打ち下ろしで、グリーン手前にグラスバンカーが待ち受けている。打ち下ろしだが距離表示通りに打った方(少し大きめに打った方)が案外と距離が合いやすい。ピンが手前でもグリーン中央を狙うのがベストルート。
13番 103y パー3
ほとんどフラット。砲台グリーンで左右に小さめのバンカーが配されている。砲台なのでグリーンを外すとアプローチが難しい。ここもピン位置に関わらずグリーンセンターを狙った方がスコアをまとめやすい。
14番 88y パー3
わずかに打ち上げ。グリーンの右サイドから狙っていくとスコアメイクしやすい。グリーンは縦に細長く左右のミスに対して厳しいホール。
15番 131y パー3
軽い打ち上げで左右にバンカーが待ち受けている。打ち上げなので左に外しやすいが、左に外すとスコアメイクが非常に難しくなる。グリーンセンターに向けてきっちり130y打つのがベストルート。
16番 76y パー3
距離も短くグリーン回りにはハザードがひとつもないホール。やさしいホールだけにバーディーを取りたくなるホール。距離感が正確なショットでワンピンぐらいに寄せたいホール。
17番 106y パー3
グリーン手前まで水が迫っている池越えホール。左サイドにはバンカーが配されセーフティゾーンも狭い。右サイドが広くなっているので、ピン位置に関係なく右から狙った方がスコアをまとめやすい。
18番 121y パー3
左サイドにバンカーが縦に2つ並ぶ。グリーンも縦長。ピン位置が手前の時と奥の時では10ヤード以上の距離差がある。奥は砲台になっているのでオーバーするとアプローチが非常に難しい。安全策を取るならばピン位置にかかわらずグリーン中央を狙うのがベストルート。
総評
マーク金井は4本でプレー。使用クラブは9番、PW、SW、そしてパター。グリーンは手前は花道が開けているが、横や奥に外すと砲台になっている。特にオーバーするとボールのライは左足下がりで、グリーンは砲台で打ち上げ。下り傾斜に向かってうつことになるので、上手くボールを上げても止まらない。距離感を合わせるのは難しいが、エッジから3ヤード以内ぐらいであれば、SWで打つよりもパターの方がザックリ、トップが出づらい分だけスコアをまとめていきやすい。ラフは芝は少し長いが、密集していないので、パターで打つこともできる。マーク金井は1番、2番、16番、17番でグリーンを外したが、一度もSWを使っていない。ラフからでもパターで打ち、2パットでパーを拾った。
グリーンを外したホールはすべてパー。反面、ワンオンしたホールで3回3パットしてボギーを打ってしまった。ファーストパットの距離感を間違え、1m強のパットを打ち損じてしまった。
このコースでいいスコア出すコツは、とにかく距離感。打ち上げ打ち下ろしがあるし、フルショットできない中途半端な距離のホールで、きちんと距離を打ち分けることができるとバーディチャンスが増えてくる。逆に言うと強く打とうとして左に引っかけたり、弱く打とうとしてインパクトで緩みやす人はザックリしてトップしたり、右へ外すミスが出やすくなる。
ショートコースは手軽にプレーできるし、初心者も回りやすい。その一方で中途半端な距離を打ち分ける技術も求められる。そして100y前後の距離を確実にワンオンできるようになれば、普通のコースでもパーオン率が高くなるし、もちろんスコアも確実に良くなってくる。
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