マーク金井blog

2016年04月21日超私的な考察、重心距離とゴルファーとの間にはどんな因果関係があるのか!?

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申し訳ありません!!

注文が殺到しすぎて、生産(アナライズで店長が作ってます)、発送が、(カッキーとジュリコが荷造りしてます)追いつきません納品までお時間がかかるとおもいます。しばらくお時間ください


 

国内ツアー第2戦、パナソニックオープンは今日から開幕します。このブログがアップされる頃、マーク金井は現地観戦しているかと思います。自宅から一番近いゴルフ場でトーナメントが開催されてるわけですから、出かけずにはいられません。加えて、トーナメントに出向けば、プロがどんなクラブを使っているのか、どんなスイングをしているのか、どんな練習をしているのかも間近でじっくり見学できます。パナソニックオープンはアジアンツアーとの共同開催なので、日本にいながら(それも自宅の近くで)、今が旬のアジアの選手のクラブ、スイングをチェックできるのが嬉しいです。

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パナソニックオープンには一昨日(火曜日)にも行きましたが、コースで選手がプレーしているのはほとんど見てません。ドライビングレンジとアプローチ&バンカー練習場、そしてパッティンググリーンで選手のプレーぶりをじっくり観察してました。

 

スイングもじっくり見ますが、例えば、ドライバーを打っている時はスイング、球筋、クラブを見ます。特に注目しているのはトップにおけるフェース向きと、その選手が使っているドライバーを見てます。この2つを見ることで、スイングとクラブの因果関係を伺い知ることができるからです。

 

例えば、国内メーカーのブリヂストン。契約選手の近藤共弘選手や宮本勝昌選手のトップを見ると、

フェースの向きはスクエアからややオープン。

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そしてブリヂストンのドライバーを見ると、アスリート向けのモデルは重心距離がかなり短めです。スイング中、フェースに開閉が大きいスイングをしていると、重心距離が短い方がフェースの向きをコントロールしやすくなります。まさにこのセオリー通りになっていることが確認できます。

 

対して、米国メーカーのコブラ。コブラの顔であるリッキー・ファウラーのスイングを見ると、トップでフェースの向きがこれでもかってぐらい、、、

シャットフェースです。

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テークバックでフェースをシャットに使う(フェースの開閉が少ない)タイプは、重心距離が長い方がフェースの向きをコントロールしやすくなりますが、ファウラーとコブラの関係もセオリー通りです。コブラのドライバーは市販クラブの中でも飛び抜けて重心距離が長くなっています。恐らく、近藤選手や宮本選手がファウラーのドライバーを使ったら、ボールが全然捕まらなくなったり、右へのプッシュアウトを多発するでしょう~。

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もちろん、すべてのプロがセオリー通りのクラブを使っているわけではありません。例えば、バッバ・ワトソン。かれはトップでフェースがシャットになってません。スクエアフェースです。にも関わらず彼が使っているピンのドライバーは、重心距離がかなり長め。スイングとの相性を考えると、決してセオリー通りではありません。全体の比率としては多くありませんが、プロの場合、トップのフェースの向きと重心距離がマッチしていない選手もいます。

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そこで今回はスイングと重心距離のマッチングについて、超私的に書いてみたいと思います。市販クラブを計測すると、ドライバーとアイアンに関しては重心距離が短いタイプと、普通と、重心距離が長いタイプがあります。具体的に言うと、

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  • 短いタイプは35ミリ以下
  • 普通は38ミリ前後
  • 長いタイプは40ミリ以上

 

ざっとジャンル分けするとこんな感じです。そしてスイング(トップのフェース向き)との相性を当てはめると、

 

  • スクエアからオープンフェースは35ミリ以下
  • スクエア前後だと38ミリ前後
  • シャットフェースは40ミリ以上

 

これがひとつの目安です。トップでオープンフェースの人が重心距離の長いドライバーを使ったらダメというわけではありませんが、オープンフェースの人が重心距離が長いドライバーを上手く使いこなせないならば(右へのミスが多いならば)、無理して重心距離が長いドライバーを使う必要はないと思います。オープンフェースの人は重心距離が短めのドライバーを使った方が、クラブの挙動をコントロールしやすいし、イメージ通りの弾道も打ちやすくなります。

 

逆もしかりで、トップでシャットフェースの人が重心距離が短いドライバーを使ったらダメというわけではありませんが、重心距離が短いドライバーを上手く使いこなせないならば(左へのミスが多いならば)、無理して重心距離が短いドライバーを使う必要はないと思います。シャットフェースの人は重心距離が長いドライバーを使った方が、クラブの挙動をコントロールしやすいし、イメージ通りの弾道も打ちやすくなるのです。

 

もちろん、このセオリーは誰にでも当てはまるものではありません。重心距離というのは慣れの部分もあって、ゴルフを始めた頃、一生懸命練習してた頃に使っていたクラブの重心距離が、その人のスタンダードになる場合も多いのです。ちなみに、今どきのジュニアは大型ヘッドが当たり前になっているので、オープンフェースになっているジュニアは少なく、多くのジュニアは何も教わらなくてもシャットフェースになっています。

 

クラブの性能を見極めるポイントはいつくかありますが、ゴルファーによって適正な重心距離は変わってきます。そして、重心距離によって、適したスイングも決まってくるのです。クラブ選びは、自分のスイングにマッチした重心距離を選ぶのもアリですが、重心距離にマッチしたスイングを構築するのも多いにアリです~。

 

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