今週末はアナライズセミナーウイーク。昨日土曜日は、午前中はインパクトセミナー、午後はシャフトセミナーを実施。今日日曜日は、シャットフェースセミナーとゴルフの竪琴セミナーを実施します。今回は4つのセミナーをすべて受講された方がいました。アナライズのセミナーは毎回少人数制(一講座、定員6名)で、レクチャーだけでなく、実際にボールを打ってもらってます。今回ものべ20名以上のアマチュアゴルファーに参加いただき、受講者はスイングのタネと仕掛けを持ち帰り、マーク金井はアマチュアのスイングをじっくり観察しました。毎回、いろんなスイングの持ち主が参加されますが、共通点もあります。
セミナー受講者だけには限りませんが、90%以上のアマチュアは素振りと実際のスイングに隔たりがあります。そして、そのほとんどの人がボールを前にすると、ボールに支配された状態でスイングしています。ボールに翻弄されていると言ってもいいでしょう。
さて、今日のテーマは前回の続き。2016年のドライバーの性能を100%引き出す方法についてです。今回は、飛距離にもっとも強い影響を及ぼすボール初速について説明します。
ボール初速を上げる方法は2つあります。
ひとつは反発係数。ルールで高反発ドライバーが規制されていることからも分るように、半端係数は飛距離に直結します。競技は出ない、そしてレジャーで使う(ルールにこだわらない)のであれば、ルール適合ドライバーよりもルール非適合ドライバーの方がボール初速が上がります。ヘッドスピードやスイングによっても異なりますが、5~10yぐらい飛距離が伸びてくるでしょう。ちなみに、ルール適合ドライバーの場合でしたら、メーカー、モデルによってボール初速に大きな差は出ません。理由は単純、ほとんどのドライバーは、ルール適合ギリギリまで反発が高いフェースを採用しているからです。
もうひとつは打点位置です。昨日、インパクトセミナーでも話しましたが、大型ヘッドで慣性モーメントの数値が大きくても、芯を外して打つと、その衝撃でヘッドが少なからずブレ(回転)します。結果、ブレ(回転)した分だけエネルギーロスが発生し、ボール初速が落ちてきます。言い替えると、ボール初速を上げるために必要不可欠なことは、スイートスポット(芯)でヒットすること。インパクトでは1トンの衝撃が発生すると言われてますが、スイートスポット(芯)で捕らえると、1トンのエネルギーすべてをボールに伝えることができ、ボール初速を最大限引き出すことができます。
今どきのドライバーは昔のドライバーよりも慣性モーメントの数値は大きくなってますが、クラブの性能を100%引き出すためには、スイートスポット(芯)で捕らえることが必要不可欠なのです。
そして、スイートスポット(芯)で捕らえるためには、必ずチェックすべきことがあります。それは、スイートスポット(芯)の位置を確認すること。ドライバーに限りませんが、ゴルフクラブのスイートスポット(芯)はフェース中央にあるとは限りません。というよりはフェース中央にスイートスポット(芯)があるのは非常に希(まれ)で、ほとんどのドライバーはフェース中央から少し外れた位置にスイートスポット(芯)があります。
スイートスポット(芯)の位置は簡単にチェックできます。15センチぐらい上から、フェースの上にボールをコンと跳ねさせてみて下さい。場所によって跳ね返る度合いが違うのが確認できるはずです。一番跳ね上がりが強い場所が、そのドライバーのスイートスポット(芯)の位置になるのです。
モデルによっても異なりますが、日本メーカーのドライバーで捕まりをアピールしているモデルの場合、スイートスポット(芯)はフェース中央よりもヒール側に偏っています。対して、米国メーカーのドライバーの多くは、スイートスポット(芯)の位置はフェース中央に近い場所にあります。ちなみに、マーク金井がエースドライバーとして使っているテーラーメイドのM1のスイートスポット(芯)の位置は左右方向に対してはほぼフェース中央で、上下方向に対しては、フェース中央よりもやや上側です。
ボール初速はフェースの反発係数だけでは決まりません。昔も今も、ボール初速を最大限に引き出すには、スイートスポット(芯)で捕らえること。打点位置がスイートスポット(芯)よりも5mm外れただけで、ボール初速は数パーセント落ちてしまうのです~。
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マーク金井ブログ更新していますイマドキのドライバーの性能を生かす方法その2http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=15382
Posted by マーク金井のアナライズ on 2016年2月27日