マーク金井blog

2016年02月24日ゴルフ雑誌に掲載されるレッスン記事の正しく読みとく方法とは!?

ゴルフフェアが終わって気が抜けたのでしょう。今年初めての風邪を引きました。昨日は恒例の早朝スノボもお休みしました。GDOのホットリストの試打も大事をとって休ませていただき、夜のラジオに備えました。昨夜はダブルゲストで、前半はゴルフライブの武田恵司さん。後半はトライプの中谷要介さんと、スタンバイツアーの初代発案者である森静男プロ。武田さんには慣性モーメントが巨大なパター、キュアパターについてお話を伺い、中谷さんと森プロさんには、3月から開催されるミニツアー「スタンバイツアー」について話を伺いました。

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さて、今週はホットリストの仕事でクラブを試打しまくっています。一昨日の月曜日はドライバーを35本、ユーティリティを28本打ちました。今日水曜日はフェアウェイウッドとアイアンの試打で、合わせて60本以上を試打します。ちなみにホットリストは有識者だけでなく、多くのアマチュアテスターも参戦し、テスター達もクラブを本1本づつ評価しています。

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ホットリストに参加しているアマチュアテスターはバリエーションに飛んでいて、年齢も異なりますし、球筋も異なります。ストレート弾道の人もいれば、スライス弾道やフック弾道の人もいます。色んな視点でクラブを評価するために、アマチュアテスターも十人十色です。

 

そんなアマチュアテスターをみていて、「これは書かず入られない!!」と思って書き上げたのが、これっ!!

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一生役立つゴルフ「スイングタイプ」上達法
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昨年のホットリストの試打の時、典型的なアウトサイド・イン軌道のNさんと、典型的なインサイド・アウト軌道のAさんが、奇しくも並んで打ってました。スイングはまったく正反対ならば、飛んでいくボールもまったく正反対。Nさんは強いスライスボールでスピン量が非常に多い。対して、Aさんは強いフックボールでスピン量が非常に少い。同じアマチュアなのに、これでもかってぐらい正反対なのです。この2人が並んで隣どおしで打っているのを見て、スイングタイプについて書かずにいられなくなりました。

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人間をタイプ分けするといえば、血液型や4スタンス理論を思い浮かべる人も多いでしょう。マーク金井は血液型はA型で、4スタンス理論ではB-2です。この2つはどちらも生まれた時に決まります。他方、スイングタイプはどうかというと、先天的には決まりません。ゴルフを始めた時にどんなスイングをしていたのか、どんな球を打っていたのかでほぼ決まります。

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例えるならば、言語の方言と似ています。方言は持って生まれたモノではありません。大阪人だから関西弁を喋るのではなく、言葉を覚えた時に大阪に住んでいると関西弁になります。もしくは、海外に住んでいても、自分の周りが関西弁だらけならば、関西弁がネイティブランゲージになります。ゴルフもしかり。ゴルフをやる前からタイプは決まりません。ゴルフを始めた時にどんな風にスイングしたかでほぼ決まります。そして、多くのゴルファーはアウトサイド・インの因子を持つか、インサイド・アウトの因子を持つことになります。ちなみにマーク金井はジュニアから始めたこともあり、初心者の頃からインサイド・アウト軌道でスイングし、ドローやフック弾道を打ってました。ゴルフを始めて40年以上立ちますが、一度もスライスに悩んだことはありません。典型的なインサイド・アウト因子を持っています。

 

かなりというか、相当前置きが長くなりますが、今回のブログテーマはゴルフ雑誌のレッスン記事の読み方です。察しのいい人はもうお分かりかと思います。アウトサイド・イン軌道の因子を持っている人と、インサイド・アウト軌道の因子を持っている人とでは、レッスンのアドバイスは正反対になります。誤解を恐れずに言えば、両者に共通する技術的なアドバイスはほとんどありません。ゴルフ雑誌のレッスン記事もしかり。レッスン記事の多くはプロがやってますが、そのほとんどはアウトサイド・イン軌道の因子を持っているゴルファー向けと、インサイド・アウト軌道の因子を持っているゴルファー向けとに分かれます。ですが、ゴルフ雑誌のレッスン記事では、「これは○○軌道因子の人向け」とは書かれていません。なので、ゴルファーの方が、「このレッスン記事は○○軌道因子の人向け」だと読み取るリテラシーが必要になるのです。

 

ゴルフ雑誌のレッスン記事のひとつひとつは、それぞれ整合性が取れていますし、アドアイスは理にかなっています。しかしながら、それがどのゴルファー向けかが明記されていないために、アドバイス自体が薬にもなれば毒になってしまう場合もあるのです。例えば、インサイド・アウト軌道の因子を持っている人(一般的にフックに悩む人)に対するレッスン記事をアウトサイド・イン軌道の因子を持っている人(一般的にスライスに悩む人)が読んでしまうと、余計にアウトサイド・イン軌道が助長され、余計にスライスに悩むことになりかねないのです。

 

ゴルフにはいろんな薬(アドバイス)がありますが、その薬は誰に向けて処方されているかを知っておく必要があります。ここをちゃんと理解しておくかどうかで、ゴルフ雑誌のレッスン記事は毒にも薬にもなってしまうのです。そして、ゴルフ雑誌のレッスン記事を正しく読み解くには、まずは自分はどのタイプ(どの因子)なのかを知っておくことが必要不可欠です。今回書き下ろした「一生役立つゴルフ『スイングタイプ』上達法」には、自分のタイプを知るチェック法を詳しく紹介してます。ご一読いただけますと幸いです~。

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