アナライズのセミナーは↓こちらをご参照ください
昨日は新作フェアウェイウッドの撮影で、午前中は神田のスタジオで試打&計測。ツアープロも使うGC2を使って、飛距離、打出し角、スピン量をかなり詳しくチェックしました。ドライバーと同じく、最近のFWはかなり進化しています。FWも最近はフェースの反発高く、ボール初速が出ます。加えて、低重心設計が増えているので、ドライバーのように「高打出し、低スピン弾道」が打ちやすくなっています。実際、昨日の試打でもドライバーのような弾道で飛距離が稼げました。
さて、FWと言えば、今、話題に上がっているのがフェニックスオープンで劇的な優勝を遂げた松山英樹選手の3W。テレビでもしょっちゅう映し出されてましたが、手にしていたFWは白ヘッド。白ヘッドはいくつかのメーカーが出してますが、インターネットで調べてみると、
発売は2013年。ロケットボールズの2代目で、ドライバーとFW、そしてUTが発売されたモデルです。テーラーメイドの中でのロケットボールズの位置づけはセカンドブランド。現在はロケットボールズと言うブランドはありませんが、リプレイスモデルはエアロバーナーになります。
ロケットボールズは「ぶっ飛びスプーン」が売りのモデルで、特徴は浅低重心。ロケットボールズの2代目、ステージⅡもその流れをくんでいます。加えて、ロケットボールズの特徴はソールのスリット(溝)。ソールのフェース側に深い溝が刻まれていますが、これにより、フェース下側で打った時でもボールが上がりやすく、かつスピンが増えないようになっています。
マーク金井は初代、そしてこの2代目のロケットボールズ ステージⅡも所有していますが、特徴はフェースの弾きと低スピン弾道。メーカー側のコメントは、、、、
フェース素材には新たに高強度の475SSスチールを採用し、1.8mmという薄肉化によってドライバー並の反発を誇っている。ソール部分に配された溝は前モデルよりもフェース側に近くなり、重心位置はさらに前方に浅く移された。
実際に打ってみると、、、ヘッドスピードが速い人が飛ばせるFW。低スピン弾道が打ちやすいFWなので、ロフト15度の3Wでは、ヘッドスピードが遅いとボールが浮いてくれません。逆に、松山選手のようにドライバーのヘッドスピードが速いと、吹き上がりを抑えた弾道で飛距離を稼げます。実際、3W(ロフト15度)でも300yヤード近く飛ばしていました。
では、このロケットボールズ ステージⅡの3Wはアマチュアには使えるのか!?
FWでもスピンが多くて飛距離をロスしている人や、ドライバーのヘッドスピードが速い人(48m/s)には、飛び指数が高さを生かして飛ばせます。反面、ドライバーのヘッドスピードがそう早くない人(44m/s以下)の場合、地面から打つ場合はスピン不足でボールが上がりづらく、キャリーが出ない恐れがあります。ヘッドスピードがそう速くない人の場合、3W(15度)はティショット用としてはお勧めですが、地面から打つとなるとかなり手強いFWになるでしょう。
なので、もしもアマチュアゴルファーがロケットボールズ ステージⅡを使うのあれば、お勧めしたいのが5Wです。5Wならばロフトが多いので打出し角を確保できます。高く打ち出せるので低スピン弾道でも飛ばせます。地面から打つ場合でしたら、3Wよりも5wの方がキャリーを確保しやすい分だけ飛距離が出るでしょう。
もしも3Wを使いたいのであれば、3HLをお勧めします。日本では未発売のモデルですが、3HLのロフトは17度。ヘッドの大きさは3Wと同じなのに、ロフトが2度多くなっています。これにより、ヘッドスピードがそう速くない人でもキャリーが出やすく、やさしく飛ばせます。マーク金井は17度の3W「マジックマリガンFW」を作りましたが、ロフトは17度に設定しました。15度ではなくて17度にしたのは、ロケットボールズからヒントを得たからです。
FWはやさしいクラブだと言われてますが、今どきのFWは低スピン設計がなされています。加えてボールも低スピン化が進んでいるので、実は、ロフトが15度ぐらいだと、飛ばすにはかなりのヘッドスピードが求められるのです。かつてテーラーメイドはドライバーでロフトアップを提唱してましたが、ロフトアップが本当に必要なのは、ロケットボールズ ステージⅡを含め、FWなのです~。
(▼▼)b
アナライズマジックマリガンUT
27度 販売開始!!!
24度も販売再開!!
よろしくお願いします
こちらもほぼ毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)よろしくお願いします↓クリック
マーク金井ブログ更新しています松山英樹の3Wの話ですhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=15253
Posted by マーク金井のアナライズ on 2016年2月10日