マーク金井blog

2016年02月01日夏場と冬場でゴルファーに適したクラブのスペックは変わるのか!?

昨日は帯広の練習場、アップアイランドゴルフクラブさんで出張セミナーを開催しました。前半は「シャフトセミナー」、30分の休憩を挟んだ後半は「シャットフェースセミナー」を実施。15時からの開始でしたが、

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練習場の打席は氷点下4度を下回ってました。そんな中、10名以上の参加をいただき、2時間休む間もなく、喋り、デモンストレーションしてきました。もちろん、受講者にも実際にボールを打っていただき、シャフトのしならせ方、フェースの使い方を実際に体験していただきました。

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手前味噌ですが、セミナーを受けてスイングの仕組みを理解し、実践いただくとスライサーもドローが打てるようになりますし、チーピンに悩むフッカーもフェードが打てるようになります。スイングを劇的に変えなくても、シャフトのしならせ方、スイング中のフェースの向きをコントロールできるようになると、弾道もコントロールしやすくなってくるのです。昨日のセミナーでも、スライサーがシャフトのしなり戻りと、手のクロスオーバーを意識しただけで球筋が激変。弱々しいコスリ球が、力強いドロー弾道になりました。スノボはターンの切り替えでクロスオーバーが上手くできるとスムーズにターンできのと同じく、ゴルフスイングはダウンスイング中にクロスオーバーが上手くできると、振り遅れませんし、インパクトでフェースが開きません。捕まった球が打てるようになります。

 

クロスオーバーという言葉はスノボでよく使うテクニカルワードで、ターンの切り返しの時、体がボード(板)を乗り越える動きです。ゴルフにおけるクロスオーバーとは、スイング中、右手が左手を乗り越える動きです。テークバックの途中で右手は左手を乗り越え、ダウンスイングの途中で右手は再び、左手を乗り越えます。スノボもゴルフも、このクロスオーバーがタイミング良くできると、動作が劇的に良くなるのです。逆に言うと、このクロスオーバーがタイミング良くできていないと、ゴルフもスノボも動作が良くなりません。スノボにおいてはターンが不成功に終わり、ゴルフにおいてはクラブの軌道が悪くなったり、振り遅れたり、スライスや引っかけのミスが出やすくなります。

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ちなみに、ピンから新しく出たクラブ、Gシリーズのクロスオーバーは、アイアン型ユーティリティクラブの名称です。まったくもって偶然ですが、2016年、このクロスオーバーという言葉をゴルフ業界に定着させたく思っています。

 

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さて、セミナーが終わる頃、ちょうど日暮れになりました。かなり冷え込みましたが、冷え込んだ時には打ちやすいクラブと打ちづらいクラブがあることを再確認できました。そこで今回は、気温がゴルフクラブに及ぼす影響、気温がスイングに及ぼす影響について書いてみたいと思います。

 

北海道、帯広の冬の寒さは関東地方の比ではありません。氷点下を下回る気温に対応するには、どうしても厚着になります。加えて、氷点下を下回る気温になってくると、シャフトのしなりも少なく感じます。なので、寒い時に振りやすいクラブとは、

 

  •  夏場よりも少し重く(クラブ総重量)

  •  夏場よりもシャフトを少し軟らかく(シャフトの硬さ)

  •  夏場よりもシャフトを少し重く(シャフト重量)

 

これが冬場にお勧めです。クラブ(シャフト)が重くなると、クラブの重みで腕の振りが大きくなってくれますし、クラブの重みで身体が回りやすくなります。厚着しててもテークバックが浅くなるのを防止できます。シャフトを少し軟らかくすると、切り返しでしなりを感じ取りやすくなり、打ち急ぎのミスを防止できます。セミナーでは、デモンストレーションでゼクシオの最新モデル、ゼクシオ9を使いましたが、このモデルはシャフトの手元側が軟らかくなっています。この手元側のしなりのおかげで、寒い中でもクラブを上手くコントロールできました。普段(夏場)ドライバーのシャフトが60gでSシャフトを使っているならば、冬場は65~70gで、SRぐらいがお勧めです。普段(夏場)が45.5インチならば、冬場は44.5~45インチにすると、気温にマッチしたクラブになります。

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ちなみに、クラブの購入時期が真冬とか真夏とかならば、反対側の季節のクラブ(シャフト)を用意するのをお勧めしたいです。真冬の寒いときに振りやすいクラブは、真夏の暑い時には物足りなくなります。逆に、真夏の暑い時に振りやすいクラブは、真冬の寒い時にはハードな感じになったり、シャフトが硬くてタイミングが取りづらくなる恐れがあるからです。シャフトが脱着できるタイプのドライバーならば、ヘッドはひとつで、夏用と冬用のシャフトを用意しておくのは大いにアリです。

暑い時と寒い時とでは、身体のコンディションが変わるだけでなく、服装も変わってきますし、クラブ(特にシャフト)の挙動も変わってきます。気温が30度以上変われば、クラブ(特にシャフト)を変えた方が、スムーズにスイングできますし、ナイスショットの確率を上げやすくなるでしょう~。

 

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よろしくお願いします

マーク金井ブログ更新しています冬場のクラブスペックについてhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=15177

Posted by マーク金井のアナライズ on 2016年1月31日


カテゴリー クラブセッティング, ゴルフクラブ分析, シャフト情報

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