国内男子ツアー最終「ゴルフ日本シリーズJTカップ」も、いよいよ今日が最終日。このブログがアップされる頃には最終組は3番ホールあたりをプレーしていると思います。3日目を終えて、11アンダーでトップに立ったのは米ツアー参戦中の石川遼選手。2位と3打差、3位と6打差をつけています。勝負は下駄を履くまで分りませんが、3日目のプレーを見る限りでは、石川遼選手が優勝できる確率がもっとも高いでしょう。初日を終えた時点で優勝スコアは18アンダーぐらいになると予想しましたが、2日目の強風の影響でスコアは伸びてません。恐らく、優勝スコアは12~14アンダーぐらいでしょう。
日本シリーズが開催される東京よみうりは、都心新宿から小田急線に乗って約30分。そこからコースまでギャラリーバスで10分ほどで着きます。地の利が非常に良いので観戦にも適しています。水曜日と金曜日に現地観戦してきましたが、どちらも電車利用。電車の方が時間が確実に読めますし、なんと言っても、新宿駅西口エリアには中古カメラ屋さんが数件あります。オールドレンズに嵌まりまくっている身としては、新品のカメラ店よりも中古カメラ店の方についつい足を運んでしまいたくなるのです(笑)
ちなみに、カメラの場合ですとレンズはかなり古くても現役選手として頑張ってくれてます。どれぐらい古くても大丈夫かというと、1950年代以降のレンズは今のレンズでは描写できない独特の雰囲気がある写真が撮れます。好みもありますが、カラーでもモノクローム(白黒)でもちゃんと移ります。ミラーレスのデジカメにマウントアダプターを介して装着できるようになったことで、レンズの賞味期限(寿命)は一気に伸びました。ちなみに、今手元には最新レンズと50年以上の前のレンズがありますが、出番が多いのはオールドレンズの方なんです。
では、ゴルフクラブの場合、何年前のモデルまで現役として使えるのか?
クラブによっても異なりますが、パターに関しては40年ぐらい前のモデルも現役で使えるでしょう。例えば、ピンのアンサータイプやピンパルといったピン型ならば、普通にコースで使えます。ウイルソンやマグレガーのL字型も使えますが、こちらはスイートエリアがかなり狭いので、使いこなすにはそれなりの技術が求められます。パターに関してはカメラのレンズと同じぐらい賞味期限(寿命)が長いです。
その次に寿命が長いのはウエッジです。ウエッジは飛距離が求められませんし、昔も今もそれほど形状や構造に大きな差はありません。例えば、ピンのアイ2は1980年代前半に作られていますが、溝がちゃんと残っていれば、まだまだ現役で使えます。他ではリンクスのマスターモデルなんかも、今でも全然大丈夫。ちなみに、この2つのモデルはロングセラーで、マイナーチェンジが入ってますが、今も現行品がメーカーから発売されています。
では、他のクラブはどうなのか?
アイアンに関しては15~20年ぐらい前のモデルは使おうと思えば使えます。こちらもウエッジ同様、溝がちゃんと残っているという条件がありますが、これぐらい前のモデルでキャビティ構造になっているアイアンはやさしさもちゃんと兼ね備えています。ウエッジ同様、アイアンもピンのアイ2とかならば、現在のマッスルバックアイアンよりはスイートエリアが広いです。他社では、キャロウェイのビッグバーサアイアン(1995年)、その次のモデルのX12やX14は、今でもやさしさを感じ取れるアイアンです。これらのアイアンは。セットでも2万円以下で手に入ります。オールドクラブが好きな人はもとより、これからゴルフを始める人にもお勧めできるアイアンです。
アイアンで今どきのクラブと同じぐらいやさしさを求めるならば、現在(2015年)よりも12年ぐらい前のモデルぐらいまでな感じがします。例えば、ゼクシオならば3代目以降は、かなりやさしいアイアンです。ピンもi5、i10、i15は扱いやすいアイアンです。ナイキだとプロコンボOS、ブリヂストンだとツアーステージV300あたりは、今どきのアイアンと比較しても、いい感じで仕上がっています。
FWやユーティリティに関しても、モデルによっては15年くらい前でも全然大丈夫です。例えば、マルマンの初代シャトルエースとか、マグレガーのマックテックナビシリーズ、ゼクシオなどは、当時としては画期的にやさしいクラブでしたが、今でもやさしさを感じ取ることができるクラブです。アイアン型ユーティリティならば、フォーティーンのHI-858は今でも戦闘能力が高いです。やさしさを求めるならばマックテックナビシリーズ、ナイキのT-100ユーティリティなどは、今でもやさしさを感じ取ることができます。
最後にドライバーですが、このクラブに関しては古過ぎるのは戦闘能力が落ちてきます。ルール適合で飛距離をしっかり出したいといるのであれば、7~8年ぐらい前ぐらいまででしょう。少し古めのモデルで飛距離性能がダントツで高いのは、スリクソンのZR-30。米ツアーで戦っている松山英樹選手が使っていますが、いまでも飛び指数はかなり高いです。この頃ぐらいから、クラブメーカーは「低重心に作った方が、スピンが減って飛ぶ」ということが分かり、低重心ドライバーが増えています。ドライバーに関しては、フェース面のテクノロジーも年々進化していることを考慮すると、10年以上の前のモデルは、今どきのドライバーほど飛び指数は高くないです。飛距離にこだわるのであれば、10年以上前のモデルは手を出さない方がいいかもです~。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年12月6日