毎週火曜日は、インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。昨日のゲストはダンロップスポーツの北村さんと清時さん。まもなく発売となる9代目「ゼクシオ9」についてじっくりとお話を伺いました。今回のゼクシオのキャッチフレーズは、
コックがたまる
ヘッドが走る
軌道は力だ
ドライバーにはルールでフェースの反発が規制されています。9代目のゼクシオはクラブのポテンシャルを上げることもさることながら、ゴルファーのスイングに良い変化が出るようなクラブ作りがなされ、ドライバーの飛距離が従来モデル(ゼクシオ8)よりも、+5.5yを実現しているそうです。
今回のゼクシオに限りませんが、アマチュアの場合、飛ばない原因はダウンスイング前半でコックがほどけることにあります。いわゆるアーリーリリースになっているために、インパクトゾーンでヘッドが効率良く走らず、それがヘッドスピードが上がらない原因になっています。改めて説明するまでもありませんが、ゴルフクラブには車のようにエンジンはついてません。クラブの性能を生かすも殺すもゴルファーのスイング次第なんですが、飛ばすためには、ダウンスイング前半で「コックがたまる」状態を作っておくことが必要不可欠なんです
では、どんな道具(クラブ)ならば、ダウンスイング前半でコックがたまりやすくなるのか?
コックがたまった状態というのは、言葉を換えるとヘッドが遅れた状態です。トップでできた手首の角度をちゃんとキープしてれば、コックがたまった状態になります。
このコックがたまった状態を作るのを手助けしてくれるのは、、、、
ズバリ、シャフト!!!!!
手元側が棒みたいな硬いシャフトと、手元側がムチみたいに軟らかいシャフトがあったとしましょう。アマチュアゴルファーの場合、9割以上の人は、ムチみたいに軟らかいシャフトを使った方が、ヘッドが遅れた状態を作りやすくなりますし、コックがたまった状態でダウンスイングしやすくなるのです。理由は単純、軟らかいと否応なしにヘッドが遅れてしまうからです。
今回のゼクシオ9に採用されているシャフトも設計のコンセプトは、「シャフトの手元側のしなり感」。従来モデルと比較すると、ゼクシオ9に標準装着されているシャフトは手元側が軟らかく、手元側がしなるように設計されています。これにより、ダウンでコックがたまるようになっているのです。ゼクシオの比較試打では、ゼクシオ9とゼクシオ8を比較した場合、前者の方が約10mmダウンスイングの回転半径が小さくなり、コックがたまりやすくなったそうです。これによりヘッドスピード、そしてボール初速も上がって、飛距離が伸びたゴルファーが増えています。
ゼクシオ9のこの考え方は、他のドライバーにも当てはまります。男性アマチュアで一般的な体力があるのであれば、コックがたまるスイングができるとドライバーのヘッドスピードは43m/s前後は出ます。人並みに体力があって60歳未満の男性で、ヘッドスピードがこの領域に達していない人の場合、まず、ダウンスイングでコックがほどけていると思って間違いありません。なので、本当にヘッドスピードを上げたいと思っているのであれば、手元側にしなるポイントがあるシャフトを装着したドライバーを使うことをお勧めします。
具体的なモデルとしては、
三菱レイヨンならば、フブキタイプJ、クロカゲXM
グラファイトデザインならば、ツアーAD BB、ツアーAD GP
USTマミヤならば、アッタスG7
日本シャフトならば、レジオフォーミュラMB
これらのシャフトは手元側にしなるポイントがあります。そして、フレックスは少し軟らかめをお勧めします。SとR(SR)を迷ったらR(SR)にした方が、手元側がしなるのを感じ取りやすくなるでしょう。
スイングは道具(クラブ)によって変わります。クラブがどんなに進化しても、コックがたまわらないスイングではボールを遠くに飛ばすことはできないのです~。
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マーク金井ブログ更新していますゼクシオ9の飛びの秘密は、飛ばしの秘訣でもありますhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=14691
Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年12月1日