マーク金井blog

2007年05月19日日本人のライ角度‥‥その2

ライ角度というと‥‥
必ず出てくるのがこの手の写真。

説明するまでもなく、
上の写真はフラットな状態で、
下の写真が適正ライ角度な状態。

国内メーカーのアイアンを調べると、
その多くは、5番アイアンで60~61度に設定。

言い換えると‥‥
ほとんどの国内メーカー側は、
日本人にとっては、60~61度に設定したした時、
ソールがべったり地面に付く(インパクト時)になると
考えているのでしょう。

ところが‥‥

前回も書いたように、
アラナイズでアマチュアのスイングを分析すると、
8割以上の人は、その数値だと、
インパクトでソール全体が‥‥
地面にべったり付きません。

インパクトで
ヒール側が少し浮いた状態、
いわゆる「フラットライ」な状態で
球を捕らえています。

そして、「フラットライ」なアイアンを
使っているという自覚もありません。
ライ角度という言葉は何となく知っていても、

ライ角度が合っているかどうか
気にされているゴルファーが非常に‥‥
非常に少ない。

「ゴルフ場は平坦な場所が少ない」
から、ライ角度に神経質になる必要はない、
という意見もあります。

確かに、その通りで、
傾斜地では例え、適正ライ角度なアイアンでも
ソール全体がべったり地面には付きません。

しかしながら、ライ角度が合っていないと
非常に困ることがあるんです。

それは、ライ角度が合っていないと
練習で良い感じて捕らえた時、
いいスイングをした時に、
ボールが真っ直ぐ飛びづらくなる。

例えば、フラットライのアイアンを使っていると、
ちゃんと打てた時には、ボールがやや右に飛びます。
結果、「少し引っかけ気味に打つ」
という調整を入れないと‥‥
狙ったライン(方向性)が出せなくなるのです。

そして、もうひとつは打感の違い。

ライ角度の異なるクラブを
同時に打ち比べると
即座に体感できるのですが‥‥

良い感じで捕らえた時、

不適正ライ角度のアイアンよりも、
適正ライ角度のアイアンの方が‥‥

はるかに手応えがいい。

理由は単純。
適正ライ角度のアイアンは
ソール全体が地面を捕らえるので、
手に心地良い振動が伝わるからです。

今の所、100人以上のゴルファーが
アラナイズでライ調整してますが、
ライ角度を適正値にして打たれると、
1人の例外もなく‥‥
「打感が良くなった」と。

軟鉄鍛造アイアンは
打感がいいと言われてますが、

それとて‥‥
ライ角度が「合う、合わない」で
ずいぶん変わるとボクは思ってます。

ちなみに、ボクの現在のライ角度‥‥

5番で64.5~65度ですわ~~

んじゃ(▼▼)

PS.アイアンと比べると、ウッドについては‥‥
アップライトなライ角度のモデルが増えてきました。

詳しくは‥‥こちらをどうぞ


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