昨日は、千葉のヒルズであるオークヒルズで、久しぶりに18ホールプレーしてきました。以前ラジオでお世話になった井上順雄さんに誘われご一緒させていただきました。わざわざ千葉のヒルズと書いたのは、今日は兵庫のヒルズにいるからです。兵庫のヒルズと言えばチェリーヒルズです。どちらのヒルズもコース設計はロバート・トレントジョーンズJR。ベントのワングリーンは巨大で、アンジュレーションも強烈。スリリングなパットを楽しめる反面、短いパットでも傾斜が強い所にカップが切ってあると、「何だこりゃ~」ってくらい曲がります。
昨日、そして今日のラウンドともドライバーは、テーラーメイドのM1。日本ではまだ未発売ですが、米国ゴルフショップ「フェアウェイゴルフ」さんで手に入れました。1本買ったらすごく感じが良かったので、すぐに2本目も購入。購入画面をポチッと押したら、5日後に届きました。在庫があったとはいえ、米国からの輸入品。さすがヤマト運輸さんです。
現在所有している2本のM1ですが、どちらも純正シャフトです。米国は純正シャフトのバリエーションが多く、1本目が三菱レイヨンのKUROKAGEシルバー60、2本目はフジクラの60。どちらもシャフト重量は60g台です。
硬さはあえて、どちらもR(レギュラー)を選択しました。
KUROKAGEシルバー60、フジクラ60ともコースで使用しましたが、思いのほか純正シャフトのフィーリングが良くて驚いてます。リシャフト目当てで購入しましたが、しばらくはつるしのままで使用するつもりです。
さて、このテーラーメイドM1ドライバー。
日本仕様も2日ほど前試打しました。テーラーメイドに限りませんが、米国メーカーのドライバーの場合、米国仕様と日本仕様とではシャフトが異なります。今回のM1もそうで、日本仕様の純正シャフトはKUROKAGE60でもなく、フジクラ60でもありません。日本仕様には
TM1-116が装着されています。
そこで今回のエントリーは、M1の日本仕様と米国仕様のシャフトの違いについてです。一般的には米国仕様のシャフトは日本仕様よりもワンランク以上硬い場合が多いですが、今回のM1もそうでした。
日本仕様の純正Sの振動数 250cpm
米国仕様の純正Rの振動数 257cpm(KUROKAGE60)
米国仕様の純正Rの振動数 254cpm(フジクラ60)
振動数は主に手元側の硬さの目安となりますが、なんと、米国仕様の純正Rよりも日本仕様の純正Sの方が軟らかいです!!!!!!
実際に打ち比べてみても、日本仕様の純正Sの方が軟らかく感じます。そして、米国仕様の純正シャフトに比べると日本仕様の純正シャフトの方が先調子感が強くなっており、インパクトゾーンでヘッドが走り、捕まりが良くなっています。対して米国仕様のRは先端側が日本仕様の純正Sよりも硬めで、叩いた時に、左のミスが出づらくなっています。
ヘッドについては、米国仕様、日本仕様、どちらも総重量は同じでしたし、リアルロフトや重心位置もほぼ同じです。M1の場合、米国仕様と日本仕様の違いはシャフトだけなような気がします。
米国仕様の純正Rを使いこなすには、最低でもヘッドスピードは43m/s以上は必要でしょう。そして純正Sを使いこなすにはかなりパワーとヘッドスピードが求められます。恐らく、米国仕様の純正Sを上手く使いこなすには48m/s以上のヘッドスピードがでしょう。日本仕様の純正Xよりも硬いかもです。
対して、日本仕様の場合、純正Sのストライクゾーンは42~46m/sぐらい。純正Rでしたら、ヘッドスピード40m/s前後の人にちょうどいい硬さになっていると思われます。
シャフトが変わればクラブの振り心地はガラッと変わります。また、適応ヘッドスピードも変わってきます。米国仕様であれ、日本仕様であれ純正シャフトを使う前提で購入するのであれば、自分のヘッドスピードに見合ったシャフトを選ぶことをお勧めします~。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年11月4日