マーク金井blog

2015年11月02日高速グリーンと相性がいいパターとは、一体どんなパターなのか!?

ラグビーのワールドカップが終わりました。決勝は世界ランク1位のニュージーランドと世界ランク2位のオーストラリア。テレビで生中継を観戦しましたが、結果は34対17でニュージーランドが優勝。初のワールドカップ2連覇を果たしています。前日に開催された3位決定戦では世界ランク3位の南アフリカと世界ランク4位のアルゼンチンが対戦し、南アフリカが勝っています。ラグビーは番狂わせがほとんどないと言われてますが、まさに「世界ランク=順位」を証明するかのような大会でした。

 

午前1時からのテレビ観戦だったので居間で寝落ちてしまい、居間で目覚めて11月を迎えました(笑)。今年も後2ヶ月を残すことになりましたが、11月はゴルフのベストシーズンです。フェアウェイの芝は青いままですし、ベントグリーンはスピードが増してきて、スリリングなパットが楽しめます。夏場は坊主頭のようなバリバリの高麗グリーンも芝先が軟らかくなってくるので、転がりがスムーズになってくるからです。

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先週の「マイナビABCチャンピオンシップ2015」が開催されるABCゴルフ倶楽部はグリーンが速いことで定評ありますが、今年も超高速グリーン。恐らく、スティンプメーターで12フィート以上出ていたでしょう。平坦なラインでも下り傾斜と錯覚するくらい、ボールがスルスル、スル~ッと転がってました。だからでしょう~。ツアープロでもショートパットを恐る恐る打っているシーンが何度もテレビ画面に映し出されました。

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写真はGDOより転載 フォトギャラリーは↑をクリック

 

そこで今回は高速グリーンに適したパターの選び方について書きたいと思います。

 

パットはグリーンが速くなるほど距離感の調節が難しくなります。距離感を合わせるコツはインパクトでパンチでパンチを入れないこと。ボウリングする時のように手でボールを転がすような感じ、ボールをできるだけゆっくり転がした方が、転がる距離が一定になって距離感が良くなります。言い替えると、インパクトでパンチが入りづらいパター、ボールをゆっくり転がせるパターが、高速グリーンと相性が良いです。具体的に言うと‥‥

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・ヘッドが重い
・グリップが重い
・パター全体の慣性モーメントが大きい(総重量が重い)

 

軽いヘッドと重いヘッドを比較すると、重いヘッドの方がゆったりストロークできます。パターを逆に持ち、グリップエンドをヘッドだと思ってストロークすると分かります。ヘッドが軽いと素早く動かしやすい反面、ゆっくり動かそうとするとヘッドの軌道が安定させづらくなります。パターに限りませんが、ヘッドが重い方がゆっくりテークバックしやすくなりますし、重い分だけゆっくりテークバックしてもヘッドの軌道が安定します。長さやグリップ重量によっても異なりますが、高速グリーンでお勧めなヘッド重量は

 

355~395g

 

ヘッドの重さについては鉛を張ることで調整できます。ドライバーやアイアンだと鉛は5gぐらいが目安ですが、パターでしたら10g以上でも全然大丈夫。貼り付ける場所でオススメなのはバックフェース、もしくはソールです。バックフェースに張ると重心が深くなってミスに強くなり、ソールに貼ると重心が下がって転がりがスムーズになります。

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グリップについては、太くて重いグリップが高速グリーンと相性が良いです。太い方が手首を使いづらくなる分だけインパクトでパンチが入りづらくなります。グリップの重さについては、ヘッドが重くなるほどグリップも重くした方がバランスが良くなります。グリップが普通でヘッドだけ重くなると、バランスポイントがヘッド側に偏ってしまいます。

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マーク金井設計のナチュラルパターは、長尺用のように長くて太くて重いグリップを装着

ここまで書いていくと、高速グリーンで一番適しているのは長尺パターです。長尺パターは、ヘッドが重くて、グリップも太くて重い。手で転がすような感じでボールを打ち出せます。来年からアンカリングが禁止されることもあって長尺パターを使うプロは激減しますが、クラブの構造としては、長尺パターは高速グリーンに向いたパターです。

 

そして、ここからは超私的なアイデアですが、高速グリーンではロフトが少ないパターよりもロフトが多いパターもお勧めです。ロフトが多くなるとハンドファーストに打ちたくなる分だけ、インパクトで手首の動き過ぎを防止できます。ハンドファーストで打った方がフェースの向き一定に保ちやすくなるからです。リンクスのナチュラルパターはロフト7度もありますが、7度あることでハンドファーストに打ちやすくなっているのです。

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昨日は、男子ツアー、シニア男子ツアー、そして女子ツアーをすべてテレビ観戦しましたが、いずれも高速グリーンでした。どの選手もヘッドはゆっくり動いています。そして、優勝争いしている選手は、パターがゆっくり動きながらもインパクトに緩みがありませんでした。緩まないで打っているから、インパクト前後でフェースの向きがズレず、狙った方向にボールが転がっています。

 

パットはメンタルの影響が強いですが、道具(パター)も大事です。高速グリーンを苦手にしているのならば、高速グリーンと相性がいいパターを使うことをお勧めします~。

 

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マーク金井ブログ更新しています秋は高速グリーンのコースが増えますねhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=14486

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年11月1日


カテゴリー トーナメントから, パター、パター練習法

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