マーク金井blog

2015年09月06日プロテストに合格するには、一体どんなスキル(技術)が必要なのか!?

9月に入ったというのに、セリーグのペナントレースは大混戦。昨日(9月6日)の時点で、首位阪神と2位ヤクルトとのゲーム差は1.5ゲーム。3位の巨人も首位阪神とは2.5ゲームしか離れてません。どこが優勝するかはまったくもって予想がつきませんが、勝ち残るには連勝よりも連敗しないことではないでしょうか?

 

今週は、男子のプロテストもありました。正式名称は「PGA資格認定プロテスト 最終テスト」。なんとも重々しい名前がついてますが、実際、このテストはかなり重々しい空気の中で繰り広げられているそうです。最終テストは151名が出場し、プロ認定されるのは50位タイまで。今年は天候不順があったため、2日目に順延、3日目にサスペンデットなどがあり、3日目以降は1日に18ホール以上プレーする選手がほとんど。そんな中、ゴルフ雑誌でもお馴染みの中井学プロが7アンダーでホールアウトし、見事2位タイで合格しました。

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三田村 昌鳳さんのFacebookページより転載

 

中井プロは40歳を過ぎて、プロテストを初受験。プレ予選、一次予選、二次予選を通過し、最終テストに臨んでいます。中井プロとはMMT9の練習ラウンドで一度プレーしたことがありますが、ドライバーは300y近く飛びますし、アイアンショット、アプローチショットの精度もかなりの物。プロテストという過酷な条件でもスコアをまとめて上げたのは、スキル(技術)の高さによるものだと思います。

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そこで今回は、プロテストに合格するために必要なスキル(技術)について書いてみたいと思います。

 

プロテスト合格するにはいいスコアを出すことが必要不可欠です。PGA資格認定プロテストというのは、ティーチングプロではなくて、トーナメントプレーヤー資格取得のためのテストだからです。今年の合格ラインは72ホールプレーして、通算5オーバーまででした。

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日本プロゴルフ協会Facebookページより転載

いいスコアを出すには、プレッシャーがかかってもボールの曲がりをコントロールできるスイングの持ち主、プレッシャーがかかってもいいスコアを出せるゲームマネジメントの持ち主が、PGA資格認定プロテストに合格しやすくなります。

 

では、具体的にはどんなスキル(技術)が必要なのか?

 

マーク金井はプロテストなるものを一度も経験してません。プロテストを東大受験に例えるならば、東大の入試すら受けたことが無い人間です。ただし、自分の身近でプロテストを受けている人を何十人も見ています。サクッとプロテストに合格している人もいれば、最終テストまで行けるのに、何年も続けて合格ラインに届かない人もいます。合格する人と、合格しない人の間には、きっと何か境界線があるのではないかと思ってました。その境界線が知りたくて、いろんなプロに「プロテスト合格に必要なスキル(技術)は何ですか?」と言う質問をしました。いろんなプロからいろんなことを伺いましたが、一番、腑に落ちたのは35歳でゴルフを始め、60歳を前にして脱サラしてプロゴルファーになった霍本謙一プロの言葉です。

 

「今から言う、3つのことがちゃんとできたら誰でもプロテストに合格します」そう言って、教えていただいたスキル(技術)とは

・ドライバーの直打ち
・ドライバーの高さにティアップしたボールをSWで低く打つ
・すべてのホールをパーオンさせないでパープレー以下で回る

 

プロテストを受ける人(受けられる人)というのはすでにかなりの上級者です。ハンデで言えば0か0以下でしょう。そんな人でも、霍本プロがおっしゃった3つのことやりとげるとなると大変です。ドライバーの直打ちで3Wよりもキャリーを出すためには、浅い入射角でヘッドを入れられる技術が求められます。高くティアップしたボールをSWで低く打つには、正確なダウンブロー軌道が求められます。この2つがプレッシャーがかかった場面でできるだけのスキル(技術)があれば、上級者に多いチーピンを打たないようになりますし、アイアンの距離感が良くなるからです。

 

そして、3つめの「すべてのホールをパーオンさせないでパープレー以下で回る」。上級者、プロ予備軍でもプレッシャーがかって苦しくなると、ティショットを失敗した後のセカンドで無理攻めしたくなるそうです。特にボギーが打てない場面では。しかし、ボギーオンでもパーやバーディー(チップイン)が取れるスキル(技術)があれば、苦しい時に無理攻めしません。結果、負のスパイラルに巻き込まれなくなり、1ホールで大叩きすることを回避できます。プロテストという極度に緊張した時でも、コースマネジメントに余裕ができるので、結果的にはいいスコアを出しやすくなるそうです。

 

この霍本プロの教えは、プロテストに受ける人だけでなく、我々アマチュアにも大いに役立つアドバイスだと思います。アマチュアの場合でしたら、「すべてのホールをパーオンさせないで90を切る」「すべてのホールをパーオンさせないで80を切る」というのを目標にすると、コースマネジメント能力を上げられるだけでなく、平均スコアが劇的に良くなるでしょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月6日


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