8月に入っても暑さは止まるどころか増すばかりです。週末の神田は無人街と化しますが、人が多くても少なくても暑さは変わりません。日中の体感気温は40度ぐらいあって、50mも歩けば汗だくになります。ゴルフをしている時には平気でキャディバッグを担いで歩けるのに、真夏に街中で500m歩いていると気を失いそうになります（笑）

街を歩いているだけでも熱中症になってしまいそうな時期でも、ゴルファーは暑さにめげずにゴルフにいそしんでます。ゴルフにまったく興味がない人から見れば、「なんでわざわざ熱中症になりそうな場所へ、なんでわざわざお金を払って過ごすんだ」ってことですが、週末ともなればどこのゴルフ場も多くのゴルファーで賑わっています。ゴルフにはまってしまうと、暑さ寒さをものともしません。しかしながら、多くのゴルフ場では熱中症になって倒れたり、体調を崩してしまう人が少なからずいます。

そこで今回はゴルフ場での熱中症対策について書きたいと思います。まず、熱中症についてですが、その症状をざっと挙げると、

熱中症は、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。以下のような症状が出たら、熱中症にかかっている危険性があります。

症状1
めまいや顔のほてり

症状2
筋肉痛や筋肉のけいれん（こむら返り）

症状3
体のだるさや吐き気

症状4
汗のかきかたがおかしい

症状5
体温が高い、皮ふの異常

症状6
呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない

症状7
水分補給ができない

（http://www.netsuzero.jp/learning/le01より引用）

症状3ぐらいまでは軽めの症状ですが、これを侮ってはいけません。症状3までの自覚症状があればす無理は禁物。プレーを中断して下さい。先日、巨人の内海投手は東京ドームでの投球中に太ももの裏をつりましたが、その時点で降板してます。ゴルフもしかり。体調に異変を感じたり、こむら返りをしたら、プレー続行しない方がいいです。プライベートであれ、競技であれ熱中症の症状が出たらプレーをやめるという選択肢をまず考えることが大事です。

そして、熱中症にならないためにのコツとしては、

・プレーはなるべく早朝、薄暮を心がける
・18ホールではなくて9ホールプレー
・クラブの本数を減らす（7～9本）
・電車でゴルフ場に向かう
・出来る限り日傘をさしてプレーする
・プリショットルーティーンを減らす
・構えたらすぐに打つ
・ショートパットはOKあり
・人が打っている時、歩いている時はなるべく日陰にいる

・プレー中はできるだけ肌を露出しない
・プレー中は帽子を被る（サンバイザーはNG）
・プレー中はまめに氷嚢で身体を冷やす
・プレー中はまめに水分補給する
・プレー中はサングラスをかける
・ネッククーラーなどの冷却アイテムを積極的に使う

ちなみに、マーク金井が夏のゴルフで欠かさないアイテムは、

・上下真っ黒のウエア
・真っ黒のアームカバー
・真っ黒のカーフタイツ（ふくらはぎカバ－）

白い方が暑くなさそうですが、実は黒いウエアの方が熱を吸収してくれます。そして、案外と役にたつのがアームカーバ－。30度ぐらいまでだと長袖の機能下着を着用しますが、それを超えてくると機能下着がすぐにベトベトになります。アームカバーだと胴体は風通しが良くなり、腕は日焼けを防げます。カーフタイツはふくらはぎの日焼けを防げる効果と、ふくらはぎの疲労を軽減し「こむら返り」も防止できます。氷嚢はあるととっても便利なアイテムで、この中に氷を入れると、身体をピンポイントで冷やせます。最近は、ゴルフショップでも手に入ります。サングラスは眩しさを軽減するだけでなく、目が日焼けするのも防止できます。

全身黒づくめで、腕やふくらはぎも黒。肌をできるだけ晒さない。忍者のようなスタイルで見た目は非常に暑苦しいですが、実は、これが効果的な熱中症対策になるのです～。

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