マーク金井blog

2015年07月13日なぜ、アマチュアゴルファーの多くはここ一番でボールが曲がるのか!?

昨日は神田のスタジオで「自転車に乗るセミナー」を2本立てで実施しました。午前の部、お昼の部とも定員6名でしたがどちらも満員御礼。そして、参加者の方々の悩みは共通していました。今回は12名のゴルファーのスイングを拝見しましたが、10名が同じ悩みを抱えていました。ダウンスイングでクラブがプレーンから外れているために、ひざ立ちでスイングするとボールをちゃんと打てません。引っかけて強いフック回転がかかるショットを打ったり、ボールのかなり手前をダフっていました。普通にアドレスしてボールを打った時にはちゃんとボールを打てる人も、ヒザ立ちでスイングした途端、何度打っても同じミスを繰り返してしまうのです。

 

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さて、このヒザ立ち打ち。なにもマーク金井の専売特許な練習法でありません。マーク金井は42年前にヒザ立ちでボールを打つことをプロから教わりましたが、昔からのスイング上達法ドリルです。昔のプロはビデオを使ったレッスンなどやってませんでしたが、スイングの善し悪しを見極めるために、経験則からヒザ立ちドリルを編み出したのだと思われます。そして、ヒザ立ちドリルを上手く打つために必要なこととして、

 

右手は上、左手は下

 

というアドバイスをしています。実際、ヒザ立ちでボールを打つ時、ダウンスイングで「左手が上、右手が下」になってしまうとクラブはプレーンから外れ(いわるシャフトが寝てしまい)、ボールの手前を大きくダフったり、強い引っかけ球が出てしまいます。対して、ダウンスイングで「右手が上、左手が下」の位置関係をキープできていると、クラブはプレーンに沿って下り、ヒザ立ちでもボールを上手く捕えることができますし、ほぼ真っ直ぐに飛ぶようになります。そして、右手を上にしたままスイングできると、普通のスイングに戻してもボールが引っかかりづらくなります。セミナーで右手を上にするレクチャーをしたお陰で、赤羽での薄暮ハーフでは普段よりもフックの度合が半分くらいに減りました(笑)。

 

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では、なぜ昔も今もアマチュアの多くは、ダウンスイングで「右手が上、左手が下」をキープできないのでしょうか? アマチュアの多くは本人の自覚がないままに「左手が上、右手が下」になってしまうのでしょうか?

 

いくつも要因があると思いますが、最大の要因はクラブの構造によるものだと思います。
ゴルフクラブは野球のバットやテニスラケット違って、シャフトの軸線上に打球面がありません。シャフトから離れた場所にヘッドがあり、シャフトから離れた場所にフェースがあります。いわゆる重心距離があるのです。加えて、野球のバットやテニスラケットに比べるとヘッド側が極端に重い構造になっています。棒状の道具としてはかなり特殊な構造ですが、この特殊な構造のお陰で、野球のバットやテニスラケットよりもはるかにボールを遠くに飛ばすことができます。

重心距離

 

ゴルフクラブは遠くに飛ばすのに適した道具ですが、反面、遠心力が大きく働きます。加えて、ヘッドが重くて、重心距離があるためにスイングした時には、ダウンスイングでヘッドが下がりやすくなり、これが「シャフトが寝る」とか「左手が上、右手が下」という好ましくない動作を引き起こしているのです。例えば、クラブを逆さまにしてスイングしてみて下さい。ヘッドのネック部分を持って、グリップエンドでボールを打つような感じでスイングすると分かります。このように先端側が軽くて、なおかつ重心距離がゼロの状態ならば、多くのゴルファーは「右手が上、左手が下」の状態でダウンスイングできます。クラブを逆に持っただけで、自転車に乗れるスイングが劇的にしやすくなるのです。

 

ゴルフクラブはかなり特殊な道具で、今どきのクラブ(進化したクラブ)はさらに特殊な度合が大きくなっています。なぜなら昔よりも今の道具の方が、ヘッドが大きくて重心距離が長いからです。このためスイングがちゃんとしていないと(ダウンスイングで右手が上、左手が下)、クラブの挙動が不安定になり、ボールが大きく右にプッシュアウトしたり、左に大きく引っかかります。飛距離をまったく気にしないのであれば、昔の木製のパーシモンヘッドのドライバーを打てば分かります。パーシモンドライバーは重心距離が短いため、スイートエリアは狭いですが、クラブの挙動は安定します。そしてコースに出た時に一番避けたい、逆球(持ち球と逆方向に飛ぶ球)が出づらいのです。

 

かなり前置きが長くなりましたが、コースに出た時にボールが曲がる、それもここ一番で致命的なミスショットが出たり、ここ一番でチーピンが出やすい人の場合、それはメンタル面だけが原因ではありません。スイングそのものにも原因があり、大抵はダウンスイングで「左手が上、右手が下」になっていて、シャフトが寝ているのです。なので、ここ一番でボールが曲がってしまう人、ここ一番で信じられないミスが出る人は、メンタル面を強化することも大事ですが、それ以上に自転車に乗れるスイングを身につける練習が必要不可欠です~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年7月12日


カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 自転車シリーズ

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