ゴルフショップに試打スペースが増えたこともあり、
クラブは「打ってから買う」のが当たり前になりつつあります。
もちろん、ボクもその1人。取材で試打して気に入れば、
その日の内にショップに直行。「これ下さい!!」はしょっちゅう
そんなボクがドライバー試打で一番こだわっているのは、
スピン量!!!
理由は単純。スピンが多くかかるドライバーよりも低スピンが打ちやすいドライバーの方が飛距離を出しやすいからです。
では、どんな風に試打しているのか?
ひとつめのポイントはこれっ!!
まずはショットマーカーを使い、フェースセンターで捕らえた時(かつフェースがスクエアな状態)のスピン量をチェック。この時にスピン量が
2400~2700回転
だとかなり低スピンが打ちやすいドライバー。半月ほど前に買ったスリクソンZR-600もそうで、試打して低重心ドライバーだと確信が持てたので購入しました。他方、フェースセンターで捕らえてもドライバーによっては、
2800~3100回転
という場合もあります。この場合、重心がそれほど低くなく、飛びよりも安定したキャリーが打ちやすいドライバーとジャッジ。フックが持ち球の時はフェース上部で捕らえることが多かったので、こちらの方が飛ばしやすかったですが(かつ、チーピンが出づらい)、今は、こちらのタイプを使うと、吹き上がってしまう怖さがあります。たかが400回転と思うかも知れませんが、適正スピン量よりも400回転増えれば(減れば)、距離は10ヤードぐらい簡単に変わります。
そして、もうひとつボクがこだわっているのがこれっ!!
今回、神田スタジオで試打したドライバー、スリクソンZR-600のリアルロフトは
9.5度
表示ロフトとリアルロフトがまったく同じでした
スピン量は重心の高さだけでなく、ロフト(リアルロフト)の影響が非常に大きい。クラブメーカーはあまり言いたがりませんが、ロフトが1度変わればスピン量が300回転前後変わってきます。言い換えると、リアルロフトが分からない状態で試打すると、そのドライバーの本当のスピン性能を見極めることはできません。また、リアルロフトが分からない状態で、試打結果が良い場合、クラブを購入する時のロフト選びで失敗する可能性もあります。
仕事用の試打クラブであれ、自分が買ったクラブであれ、
ボクが試打する時は、
すべてヘッドのスペックを計測しています。クラブのデータが分からない状態で「これは低スピンで飛ぶ~」なんて中途半端なことをコメントするのが嫌だし、何よりも、クラブが分からないで弾道をチェックするのは試打にならないと思っているからですわ~
ちなみに、ボクの場合、リアルロフトが9~10度ぐらいがお気に入りのスペック。クラブを買うときは、ショップでリアルロフトをじっくり確認してからレジに持ち込んでます。
んじゃ。