マーク金井blog

2015年06月12日飛行機に乗ってゴルフ場を眺めると、ティショットの正しい戦略が見えてくる!?

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苦手な飛行機に乗り、1泊2日で熊本出張に行ってきました。昨日の熊本は朝から手中豪雨。iPhoneには何度も何度も緊急避難メールが入り、その音で目覚めました。熊本市内も午前中はバケツをひっくり返したような豪雨で、傘を差していても10m歩いただけで全身ずぶ濡れ。熊本では九州オープンが開催されていましたが、当然のことながら大会は順延となりました。

 

行きも飛行機。帰りも飛行機。帰りは悪天候で出発が20分ほど遅れ、飛び立って45分くらいは小刻みに揺れ続け、脂汗をかきまくり。45分間は数時間も感じてしまい、ますます飛行機が苦手になりました。今は、新幹線で鹿児島まで行ける時代。次回からは、のんびり鉄道移動しようかと思っています。

 

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飛行機が大の苦手なマーク金井ですが、飛行機に乗っていてひとつだけ好きな事があります。羽田に着陸する15分前ぐらいになると、飛行機は千葉木更津エリアで旋回。この時、多くのゴルフ場を俯瞰で見ることができます。普段プレーしているゴルフ場も、ティグラウンドから見た景色と、上空から見た景色は全然違います。フェアウェイがドッグレッグする具合、バンカーの配置、そしてグリーンの形状。空からだと、それぞれのシェイプがくっきりと見ることができます。ゴルフ場を俯瞰して観るのは、景色としても美しく感じますし、コース攻略を考える上でもすごく役立ちます。

 

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そして、空から俯瞰でゴルフ場を観ると、ゴルフ場と練習場の違いも浮き彫りになります。練習場というのは基本的には長方形(もしくは正方形)。平行四辺形になっている練習場とか、コーラの瓶のような形状の練習場はほとんどありません。対して、ゴルフ場のほとんどのホールは長方形(もしくは正方形)ではありません。コーラの瓶のようになっていたり、池やバンカーが配されているので、フェアウェイの幅は均一ではありません。幅が広い所もあれば、幅をギュッと狭くしている所もあります。言い換えると、どの距離を打つかで、フェアウェイは広くもなるし、狭くもなるのです。

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そして

当たり前ですが、ティショットに関して言えば、ドライバーでナイスショットを打った所付近が一番狭くなっています。対して、練習場というのは100y先も、150y先も200y先も幅は同じです。

 

ゴルフ場では、芯を喰ったいい当たりをした時の方がフェアウェイが狭く、ミスの許容範囲が狭くなるのです。そして、少しばかり距離が出ていない時(バンカーの手前)の方がフェアウェイの幅が広く、ミスの許容範囲も広くなるのです。言い換えると、練習場ではボールが飛んでも飛ばなくてもフェアウェイの幅は変わりませんが、ゴルフ場はボールが飛んだ時の方がフェアウェイが狭く、ボールが少し飛ばない時の方がフェアウェイが広くなるのです(もちろん例外もありますが)。

 

例えば、白ティで打った時は、230y前後飛ぶとフェアウェイは狭くなることが多く、200y先だとフェアウェイが広い場合が多いのです。パー3に関してはグリーン周りが狭く、グリーンの手前30yは広くなっています。戦略性が高いと言われるコースほど、そうなっていることが多いです。

 

ティショットでスコアが決まるわけではありませんが、ティショットでトラブルに巻き込まれると、スコアメイクが難しくなるのは避けられません。特に、100以上叩いてしまう人の場合は、ティショットがバンカーに入ったり、林に入ってしまうとスコアを崩しやすくなります。それを考えると、ティショットはナイスショットを打つことよりも、少し飛ばさない方がセーフティゾーンが広くなり、スコアメイクしやすくなるのです。

 

アマチュアの中にはナイスショットを打たないといいスコアが出ないと思っている人が、少なからずいます。しかし、ゴルフ場の多くは、ナイスショットをした地点に罠がたくさんしかけられているのです。コース攻略というと難しく感じるかも知れませんが、実は、コース攻略の基本というのは設計家の思惑に引っかからないこと。裏をかくことです。

 

コース設計家はナイスショットを基準にしてハザードを配置しています。ティショットに関しては、ミスショットに対してハザードを数多く配置するコースはそれほど多くありません。逆に言うと、ティショットで設計家の裏をかくコツは、ナイスショットの距離を打たないこと。ティショットはナイスショットよりも20~30y飛ばさない距離を打つと、コースが広く仕え、少なくともティショットでピンチに陥る回数が劇的に減ってきます。
ドライバーでわざと飛ばないのもありですが、それよりは白ティからプレーするならば、190y~210yの距離が打てるクラブでティショットを打ってみて下さい。それだけで、ゴルフはすごく簡単になりますし、楽にスコアアップできるでしょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年6月12日


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