昨日は早朝電車スノボならぬ、早朝電車ゴルフでした。場所はサザンオールスターズでお馴染みの湘南エリアに位置する茅ヶ崎ゴルフクラブ。開場は昭和32年と古く、設計は西の名匠・上田治。湘南海岸からほど近い場所に9ホール(パー35)が展開されています。コースはほぼフラットで、松林でセパレートされている林間の趣きがあります。天気がいいと遠くに雄大な富士山を眺めることができる風光明媚なゴルフ場です。
さて、この茅ヶ崎ゴルフクラブ。9ホールだけで距離は長くありません。レギュラーティーからだと2850y。アゴの高いバンカーが随所に配されているのが特徴で、グリーンはベントの2グリーン。飛距離よりも正確性が求められるコースです。マーク金井が得意するタイプのコースですが、昨日は上がり4ホールでスコアをズルズル崩しました。
123456789 パー35
○△○○◎△□△△ 40
222212222 17
5番ホールまでは初めて回るコースとは思えないほど上出来だったのですが、6番ホールからはパーがひとつもありません。4ホールで5オーバーしました。ズルズルとスコアを崩しました。プレー前に目標としてたことである「OBを打たない」「グリーン回りの深いバンカーには入れない」「ボール1個だけで回りきる」は達成できましたが、反省点が多いラウンドとなりました。
そこで今回のテーマは超私的なラウンド後の反省の仕方についてです。ゴルフに限りませんが、マーク金井が座右の銘としているのが
成功に喜び、失敗に学ぶ
ゴルフには「タラ、レバ」がつきものですが、この二つはあまり考えない方がいいです。
理由は単純、ゴルフの場合、「タラ、レバ」を言い出したらキリがありません。ゴルフはミスのスポーツ。ナイスショットでいいスコアが出るのは当たり前。ゴルフの腕の見せ所は、ミスショットを打ちながらもいかに「スコアをまとめられる」かにかかっています。
では、スコアが悪い時にはどんな風に、「失敗から学ぶ」のがいいのか?
スコアが悪いホールというのは、ミスショットを打っています。例えば、昨日のラウンドに関しては、7番と9番のティショットで致命的なミスをしでかしました。7番はドライバーが引っかけてトラブルに巻き込まれ、9番はドライバーでチョロを打って左の林に打ち込みました。こう書くと学ぶべきポイント(反省点)はティショットの精度を上げることとか、ナイスショットを打つこと(いいスイングをすること)となりそうですが、スイングに言及することは「失敗から学ぶ」ことにはなりません。プロでも18ホールすべてで、ナイスショットを打ち続けることはできません。ミスは必ず出ます。ミスしないスイングをしなければと反省してしまうと、どんどん自分を追い込むことになるだけ。「失敗から学ぶ」ことにはつながりません。
「失敗から学ぶ」ポイントは、打ち方ではなくて、
狙い方とクラブ選択です。
例えば、今回のラウンドのようにティショットでスコアを浪費した時は、狙った場所が間違っていなかったか、手にしたクラブが間違ってなかったかを考えます。7番、9番ともパー5ですが距離は長くありません。例えば、ドライバーではなくてFWやUTで打っていたら、ミスしたとしても大きなトラブルに巻き込まれなかった可能性があるのかないのか考えます。狙い方もしかり。狙った場所が間違っていなかったどうか、ティアップした場所が間違っていなかったどうかを徹底的に検証するのです。ミスショット打った場面を振り返る時、「実は狙った所が間違っていたからミスショットを打たされた」とか「実は手にしたクラブが間違っていたからミスショットを打たされた」のではないかと考えるようにしてみるのです。
これは「タラ、レバ」とはかなり違います。コースに出た時のミスショットの多くは手にするクラブを変えること、狙い場所を変えることでかなり減らせるのです。スイングのミスを減らすことは容易ではありませんが、スイングが多少悪くても手にするクラブを変えたり、狙い場所を変えたりするだけで「ミスがたいしたミスにならない」「スコアに直接影響が出るミスにならない」ようになってくるのです。
今回の茅ヶ崎ゴルフ倶楽部に限って言えば、7番と9番のパー5はどちらも500y以下。パーオンを狙うのにティショットで必要なのは180~220y。最初から2オン狙う気がないのに、ティショットでドライバーを手にしたことが最大の敗因です。7番のダボに関しては、セカンドの狙い方を間違ったために自らミスの連鎖を招いています。わざわざリスクが高い(失敗の可能性が高い)ショットを選択してます。使用クラブを間違い、狙い場所を間違ったためにミスショットを何度も打った(ミスショットを打たされた)わけです。
ゴルフは結果オーライでいいスコアが出る時が多々あります。なので、いいスコアが出た理由を析するのは非常に難しいですが、悪いスコアになったホールというのは、必ずスイング以外の部分で致命的な間違いを犯しています。その致命的な間違いを少しでも減らすためには、叩いたホール(失敗)から学ぶことが必要不可欠だと思います~。
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