クラウン部分が「らくだ」のこぶのように凸んでいるヘクサスFW。
形状的には「何だこりゃ~」という感じ。独創的と言っていいやら、異形といっていいやら‥‥でも、実際にアドレスすると思ったほど違和感がありません。アドレスすると上からヘッドを見るので凸になっていても、その度合いが少なく感じるのでしょう。
では、実際に打ってみてどうだったのか?
メーカーから試打クラブで送られてきたスペックは15度のSシャフト。一般的な3Wに比べると投影面積が大きく、安心感があります。リアルロフトも見た目で15度±0.5度ぐらい。まずは、ティアップして打ってみると‥‥
あれっ???
フェースの上目で上手く捕らえてもスピンがやや多め。
3400~3900回転ぐらい出てしまうのでキャリーが今ひとつ伸びません。打ち出しは16~18度出たこともあってキャリー235ヤードが精一杯。低重心に設計されているらしいですが、スピン量を考えると重心の低さを感じ取ることができませんでした。
方向性に関しては、トウよりでもひっかからない(上記打点位置で軽いドロー)ことを考えると、重心距離は長めな感じがします。スピンが多めなのことも考えると、スライサーよりもフッカーの方が使い勝手が良さそう。
続いて、マットに直に置いて打ってみると‥‥
(こちらは直打ち)
ティアップした時とスピン量はほとんど変わらず。3400~3900回転。ただし、打ち出しが14度前後と少し低くなったこともあって、予想外に飛距離が伸びました。上下方向の慣性モーメントが大きいのでしょう。地面から打ってキャリーが235ヤード以上も出る3Wは飛距離性能がかなり期待できる。加えて、スピンもやや多いのでグリーンをキャリーで狙っていきやすい。コースで使ってみたくなりました。
シャフトについては手元調子に加えて、フィラメント構造ということもあって、弾き感よりもべたーっと粘る独特なフィーリング(振動数はSで253cpm)。好き嫌いがハッキリ出るかも知れません。
んじゃ。