マーク金井blog

2015年02月20日42年前に比べると、ゴルフクラブはどれだけ進化したのか!?

アナライズよりお知らせ

本日、14時より・・ゴルフの竪琴販売再開!(WEBのみ先行受付)

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販売再開します!

  • 数量限定です(入荷数が毎日少ないですが継続して入荷してきます)
  • 発送は2/25(来週の水曜日)以降となります。
  • 売り切れとなっても定期的に入荷しますのでご心配なく!

 

日本で発売されるゴルフクラブを格付けする「ホットリストジャパン2015」ですが、今年は4月1日に発表することが決まりました。今年で4年目を迎えますが、今年のエントリー数は25メーカー、223モデルと、主力商品を網羅しています。

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・ドライバー53本
・フェアウェイウッド35本
・ユーティリティ36本
・アイアン53本
・ウェッジ20本
・パター26本

 

マーク金井は初年度から特別審査員を務めており、今年もすべてのクラブをじっくり打ち、じっくりと評価しました。結果については現時点で申し上げられませんが、新製品をこれでもかってぐらい様々な角度から分析させていただきました。

 

そして、様々な角度から分析すればするほど、大きな疑問が持ち上がります。それは、

 

 今どきのゴルフクラブはどれぐらい進化したのか?

 

マーク金井は14歳からゴルフを始めました。初めてゴルフクラブを手にしたのは今から42年前、昭和47年(1972年)です。当時は、ドライバーは木製ヘッドで、アイアンはブレードタイプ(いわゆるマッスルバック)が主流です。チタンヘッドもありませんし、キャビティアイアンもほとんどありません。シャフトはドライバーからアイアンまですべてスチールのみです。ドライバーの重さは350g以上が当たり前で、長さは43インチ前後だったと記憶しています。その頃のアマチュアゴルファーはどんなだったかというと、

 

アマチュアの場合
・ドライバーの平均飛距離は230~200y
・ミドルアイアン(5番)の平均飛距離は140~150y
・ショートアイアン(9番)の平均飛距離は100y前後
・ミスの傾向はダフりが多い。ゆえにアマチュアのことをダッファーと言ってた
・アイアンでシャンクを打つアマチュアも多い
・アベレージゴルファーは100がなかなか切れない

プロの場合
・ドライバーの平均飛距離は230~260y
・ミドルアイアン(5番)の平均飛距離は150~170y
・ショートアイアン(9番)の平均飛距離は110~120y
・プロゴルファーはパープレー以下で回ると賞金が稼げる

 

かなりアバウトですが、40年前はこんな感じでした。今から思うと、当時は飛距離が出てません。そういう意味では、今どきのゴルフクラブは‥‥

 

飛距離性能が劇的に進化しています。

 

今どきはドライバーで250y飛ばすアマチュアは結構います。アイアンに関しては7番で150y飛ばすのが当たり前になっています。ドライバーもアイアンもこの42年で30y以上伸びています。プロに至っては30y以上飛距離が伸びている人も少なくありません。ゴルフクラブは「飛び」については、まぎれもなく進化しています。その証拠と言っては何ですが、マーク金井が昔のパーシモンドライバー(スチールシャフト)で打つと、マン振りしても220~230yが精一杯。対して、今どきのドライバーでマン振りすると270yを超えてきます。昔のドライバーに比べると、今どきのドライバーは40y飛距離が出ます。

 

 しかし、スコアメイクとなるとどうでしょう。

 

42年前は100を切ることを目標にしているアマチュアゴルファーが多かったですが、今でも100切りを目標にしているアマチュアゴルファーが多いです。その証拠と言っては何ですが、ゴルフネットワークでは「100切り選手権」というトーナメントを実施しています。アマチュアゴルファーの場合、クラブが進化したことで飛距離は劇的に伸びても、スコアは劇的に良くなってないのが現実です。言い換えると、

 

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飛ぶクラブ≠スコアが良くなるクラブ

 

とも言えます。ゴルフの目的は何かと聞かれたら、皆さんはなんと答えるでしょう。ゴルフという競技の主旨を考えると、「1打でもスコアを縮めること」だとマーク金井は思っています。例えば、ハンデキャップが30の人が20になること、ハンデ12の人が8になることがゴルフの目的ではないでしょうか。それを考えると、今どきのクラブは進化したとは言い切れない部分もあると感じています。

 

ではどんなクラブがスコアが良くなるクラブなのか?

 

誤解を承知で言うならば、「飛ばないけれど曲がらないクラブ」「ミスした時に結果オーライが出るクラブ」というのがスコアが良くなるクラブかも知れません。実際、アマチュアがスコアを浪費する要因は、

 

・チョロ、OB、池ポチャ、
・ダフり、ザックリ
・3パット、4パット

 

とりあえず真っ直ぐ前に前進することができれば、ナイスショットが1発も打てなくても100を切ることができます。プレーしていて楽しいかどうかは別にして、ミスの度合を軽減できれば、100以上叩くことを確実に減らせます。

 

では、クラブメーカーは「飛ばないけれど曲がらないクラブ」「ミスした時に結果オーライが出るクラブ」を開発していないのかと言うと、そんなことは無いと思います。手前味噌ですが、マーク金井もアプローチが劇的でミスを減らせる「MSウエッジ」「SSウエッジ」を設計し、発売しています。しかし、不思議なことにアマチュアゴルファーは手放しにミスに強いクラブを使おうとはしません。ホントに不思議なんですが、ミスに強いクラブよりも、飛ぶクラブを求める人の方が圧倒的に多いのです。

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スコアが本当に良くなるクラブよりも、飛ぶクラブを求める人の方が多い。

 

これがすべてを物語っています。今どきのクラブはモデルチェンジする度に「飛び」をアピールするのは、それが売り上げにつながるからに他なりません。ユーザーが求めているのは「スコアよりも飛距離」。アマチュアゴルファーが飛距離を求めるのを止めない限り、スコアが良くなる方向に進化するゴルフクラブの数は増えてこないでしょう~。

 

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