マーク金井blog

2014年12月19日MMT9の出場選手から考察する、強風下に求められるのクラブセッティングとは!?

昨日は、第二回目のMMT9(マーク・マイクロ・トーナメント)千葉市民ゴルフ場(千葉県)にて開催致しました。名前の通り、世界一規模が小さいプロトーナメントで、9ホールの短期決戦。おまけにクラブの使用制限があって、今回はプロは4本以内、アマチュアは7本以内。クラブの本数が少ないわけですから、プロもアマチュアもバッグを自分で担ぎ、自分で目土をします。世界一規模が小さい試合ですが、ギャラリーもちゃんと入っておりますし、大会運営もJGTOと同じレベルです。おまけに今回からはテレビの取材が入り、

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新年1月7日(水)夜8時から放送の「ゴルファーズ倶楽部FRONT9」にMMT9の模様がゴルフネットワークにてオンエアされます。

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第二回目の優勝は、3アンダーで今野康晴プロ。マーク金井と同じく最終組でのプレーでしたが、3バーディー、ノーボギー。強風下の元、ショット、パットとも実に安定してました。多くのプロがボギーやダボを打つ中、着々とスコアを伸ばしてMMT9、2大会連続優勝を手に入れました。ローアマは2オーバーで71歳の尾崎光一さん。マーク金井も最後までローアマ争いしたましたが、それも8番終了まで。最終ホールで2発連続池ポチャして10を叩き、アマの部で4位タイ、総合順位で17位タイでホールアウト。今回はアマチュア20名、プロ14名の参加でした。

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ちなみに自分のスコアを振り返ると、

○▲ー▲ー▲ーー+5   43(+7)

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「おはようバーディを取るとろくなことがない」と世界の岡本綾子プロも言ってますが、マーク金井も出だしバーディを取るとあまりスコアが良くなりません。今回もそのジンクスが見事に守られました(笑)。

 

MMT9の興奮がいまだに冷めやらないので、今回のエントリーはMMT9に学ぶ、「強風下のクラブセッティング」についてです。プロは4本縛りですが、この強風下、ドライバーを入れている選手はそれほど多くありません。大抵は3番ウッド、もしくは5番ウッドです。今野プロもドライバーは入ってなくて、3番ウッドでした。ちなみにアマチュアの多くはドライバーが入ってましたが、マーク金井はドライバーをあえて外し、ミニドライバーと呼ばれる2番ウッドでティショットを打ちました。

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風の影響を受けるというとショートアイアンのイメージがありますが、実は、一番影響を受けるのはドライバーショット(ティショット)です。ショートアイアンの場合、強風でも風で左右に30ヤード以上曲がることはありませんが、ドライバーの場合は、強風だと風で30ヤード以上曲がることも珍しくないのです。そこでティショットでお勧めしたいのが、マーク金井も使用したミニドライバー(2番ウッド相当)。具体的には、

 

ミニドライバーの方がドライバーよりもロフトが少し多いですが(12~13度)、こちらの方が風に強い球が打てます。何故かと言うと、

 

・ドライバーよりもヘッドが重い
・ドライバーよりも短い
・ドライバーよりも低スピン弾道が打ちやすい

 

ヘッドが重い方が風に強い球が打ちやすく、そして短い方がボールが上がりづらい分だけ低い球が打ちやすいです。そして意外と思うかも知れませんが、今どきのミニドライバー(2番ウッド)は低重心。ドライバーも低重心ですが、ドライバーの場合、ティアップが高くなること、そしてフェースの厚みがあります。このため、フェースの下側で打つと、縦のギア効果で吹き上がる(スピンが多い)弾道になるミスが出るのです。対して、ミニドライバー(2番ウッド)だとドライバーよりもシャローフェース。ティアップして打ってもフェース下側に当たりづらい分だけ、吹き上がりのミスを減らせるのです。

 

ドライバー以降のクラブに関しては、FWはよりもUT、UTよりもロングアイアンがお勧めです。理由は単純、この3本のクラブの中で一番スピンが多いのがFW、次にスピンが多いのがUT、そして一番スピンが少ないのがロングアイアンだからです。ゴルフクラブは重心が深くなるほどスピンがかかりやすくなります。FWが一番重心が深く、次に重心が深いのがUT、そして一番重心が深くない(浅い)のがロングアイアンなのです。強風下では、アゲンストだけでなくフォローでも低い弾道の打った方が距離感のミスが出づらく、スコアメイクしやすいです。

 

そして最後はウエッジ。優勝した今野選手のキャディバッグにはSWが入っておらず、一番ロフトが多いのはAW(52度)でした。マーク金井も普段入れている60度のロブウエッジは抜き、一番ロフトが多いのは54度のSWです。強風下だと、フォローの時は高く上げても、スピンを掛けて打っても風でスピンがほどけてボールは止まりません。対してアゲンスト風が強ければ、AWやPWで打っても風が壁となってボールは落下後、ピタリと止まってくれます。そうです、56度以上のウエッジというのは、強風下では出番がありません。また、冬場はロフトが多いクラブだと芝生が薄いのでザックリやトップ、ダフりが出やすくなります。アゴがむちゃくちゃ高いバンカー、崖下からアプローチを打つという特殊なケースを除けば、強風下ではSWは54度ぐらいの方が使い勝手がいいし、距離感も出しやすくなるのです。

 

最後にボールに関しても、本当に風が強い時はスピン系よりもディスタンス系ボールがお勧めです。ロフトが多いSWに出番がないのと同じで、フォロー風が強いとスピン系ボールで上手打っても風の影響でボールが止まりません。対して、アゲンスト風ではディスタンス系ボールでもグリーンにピタリと止まります。そして何より、ディスタンス系ボールの方がスピンがかかりづらい分だけ、ティショット、セカンドショットで風の影響を受けにくくなるのです~。

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風の日は普通の人よりも3~5打悪くなるのが当たり前ですし、簡単にダボ以上も出ます。でも、クラブやボールを上手くチョイスすれば、叩かなくていいボギーやダボを減らせるようになるのです~。

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