昨日、入手した「フジクラ3姉妹」(スピーダー351、スピーダー445、ゼットコムLW35)が組み上がったので、早速神田のスタジオで打ってみました。今回は「FW用として使いたい」というリクエストがあったので、
ゼクシオの女性用FW(#4&#7)とBSのC800FW(#5)に装着。それぞれバランスがC6前後になるように組み上げました。
組み上げ後のスペックは
445(#7) 振動数203cpm シャフト重量42.5g
351(#5) 振動数208cpm シャフト重量38.2g
LW35(#4) 振動数204cpm シャフト重量39.0g
いきなり振動数が出てきてもピンとこないと思いますが、3代目のゼクシオドライバー(女性用)の振動数は227cpm。この数値と比較すると、3姉妹とも手元側がかなり軟らかめに設定。男性アベレージ向け同様、女性用シャフト(スピーダー351は男女兼用)も切り返しで手元をしならせやすく設計し、シャフトでタメを作ってやろうとする意図が窺えます。
で、実際に打ってみると‥‥
いずれも市販女性用シャフトよりも弾きが良く、ヘッドスピードをかなり遅くしても力強い弾道が打てました(^_^)v
それぞれフィーリングについては、
LW35は、手元が大きくしなってゆったりしなり戻るタイプ。ダウンからインパクトにかけてゆっくりしなり戻るのでタイミングがつかみやすい。シャフトにいい意味で遊びが多めなので、軌道が不安定な初中級者でもミート率が上がりやすく仕上がってます。ストライクゾーンの広さが魅力です。
スピーダー445は、スピーダーという名前通りのフィーリング。切り返しでは手元がグイッとしなった後、シャフトがあたかも加速するような感じでスピーディーにしなり戻ってインパクト。ダブルキック的な挙動があって、シャフト先端が側がピュッとしなり戻るので、ヘッドスピードを上げやすい。」ある程度軌道がしっかりしている中上級者が使えば、飛距離アップをかなり見込めそうな仕上がり。個人的にはかなり気に入りました。
スピーダー351はもっとも軽量なんですが‥‥男女兼用ということもあって、シャフトの手元側が太め。手の小さな女性が使うにはグリップが太くなるかも。また、この3本の中ではもっとも手元側がしっかりしていて、硬さ的にもしっかり感が強め。女性ならヘッドスピードが35m/sぐらい必要な感じがしました。また、スイングがしっかりしている60歳以上のシニアゴルファーが使えば(ヘッドスピード35m/s前後)、クラブをしっかり振り切れるし、飛距離アップも実現できる仕上がり。
軽いシャフトは頼りないイメージを持ってましたが、今回の試打ではいい意味で期待を裏切られました。試打ではヘッドスピード35m/sぐらいで打った後、40m/s近くまで上げて打ってみてもシャフトが負ける気配がありません。
ただし、手元側のしなりが大きい特性を考えると、この3姉妹はヘッドスピード35m/s以下の人向けに専用設計された高品質シャフトと言えるでしょう。
んじゃ。