マーク金井blog

2014年11月10日パッティングの距離感、方向性が劇的に良くなる極意とは!?

先週の男子ツアー、平和PGMチャレンジin霞ヶ浦は後続に2打差をつけて首位から出た近藤共弘選手が7バーディ、2ボギーの「66」とスコアを5つ伸ばし、通算20アンダーとして、今季初優勝を飾りました。2011年4月の「つるやオープンゴルフトーナメント」以来となる3季ぶりの勝利で、今季の獲得賞金を8700万円余まで積み上げ、賞金ランキングは13位から一気に4位までジャンプアップしました。注目の石川遼選手は、最終日もスコアを伸ばせず、通算2アンダーの52位。国内5連戦の初戦を終えました。

107958_600400

写真はGDOより転載、GDOの記事は写真をクリック 撮影は中野義昌カメラマン

 

マーク金井は木曜日に続き、最終日の日曜日もインターネット生中継のゲスト出演のために現地入りしました。朝7時から練習場でスタート前の選手をじっくり観察してきました。トップスタートの石川遼選手はいつものごとく弾道計測器のGC2を使ってボールを打ち。現在賞金ランク2位の藤田寛之選手はいつものごとく練習場の一番右側に陣取ってボールを打ってました。そして片山晋呉選手はいつものごとく、スタート前から練習器具をたくさん使ってボールを打ってました。一番最初にやったのはパイロンの上にボールをティアップして、左用ドライバーでの連続打ち。それはそれは見事で、200ヤード以上の飛距離でストレート弾道を打ってました。片山選手はキャディバッグを2つ持ち込んでますが、ひとつは練習器具用でした。

左のスイングもビューティフル~

左のスイングもビューティフル~

 

そしてインターネット生中継の合間に、1番、10番ホールのティグラウンドと18番グリーンで定点観測。男子選手のドライバーショット、そして高速グリーンでのパッティングを間近で見てきました。最終日は小雨が時々降りましたがグリーンは最高のコンディション、スティンプメーターで11フィート以上出てたこともあり、下りのラインや横からのラインはデリケートな距離感、そしてタッチが求められました。そんな中、マーク金井が注目したのが片山選手のパッティング。

片山選手は独特なグリップが注目されてますが、パッティングに入るルーティーンもオリジナリティに溢れています。まず、他の選手と違うのが素振りをしないこと。構えたら素振りしないで、いきなりボールを打ちます。そして、素振りしないかわりにやるのが‥‥

ボールの後方に立ち、ボウリングするかのような感じで右手で下手投げの腕振りを2度ほどします。実際にボールは転がしませんが、下手投げでグリーン上にボールを転がすような仕草をしています。

では、なぜ片山選手はパットを打つ直前にエア下手投げをするのか?

手でボールを転がすことで、グリーン上でボールが転がるスピード、そしてボールがどんな感じで傾斜の影響を受けて転がっているのかをシミュレーションしているのでしょう。パターでボールを打つよりも、手で投げて転がした方が、ボールの転がり具合がイメージしやすいのだと思います。そして、ボールが転がる具合がイメージできたら、アドレスし、イメージしたスピードでボールを打ち出すこと、そして、イメージしたラインにボールを打ち出すことを心がけてパッティングしているのでしょう。恐らく片山選手のことですから、練習グリーンでは実際に下手投げでボールを転がす練習をしているかと思います。

この片山選手のパッティングルーティーンはアマチュアにも大いに参考になると思います。特にパッティングの距離感が合いづらい人にはお勧め。ボールが転がすスピードを最初にイメージし、パターで打つ時はそのイメージしたスピードでボールを転がすように心がけて下さい。パッティング、特に高速グリーンではボールが転がるスピードをイメージした方がストロークに余計な細工が入りづらいし、ストロークが安定します。例えば、下りの速いラインならば、ボールはゆっくりノロノロと転がります。パターで打つ時もゆっくりノロノロ転がすように心がければ、パターをゆっくり動かせ、距離を合わせやすくなるのです。

パッティングの距離感というと、パターの振り幅を意識する人が少なくありませんが、振り幅が一定でも、パターを動かすスピードが変わってくるとボールが転がる距離が変わってきます。またインパクトゾーンで緩んだり、パンチが入ってしまうと、同じ振り幅でもボールが転がる距離が変わります。対して、ボールが転がるスピードをイメージし、それに合わせてパターを動かすスピードを意識すると、ボールが転がる距離にズレが生じにくくなるのです。

ショットに比べると、パットはフィーリングの要素が大きいですが、フィーリングを磨くにはパターの動かし方よりも、これから打つパットがどんな風に転がれば距離が合ってくるのか、どんな所にボールを打ち出せばラインが合ってカップインするのかをイメージ(予想)するのか大事です。入るか入らないは運の要素も大きいですが、ボールの転がりを正しくイメージ(予想)できるようになると、距離感、そして方向性も確実に良くなってくるでしょう~。

(▼▼)b

アナライズもおかげ様で10周年!記念セール第一弾

大変お安くなっております

bnr_store_mulligan

大好評だったアナライズのオリジナルシューズも再入荷!

sh00002-300x300 (1)

 

ゴルフの竪琴 好評再発中。

ゴルフの竪琴 

S__9314310

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね

store_blog_header

 


カテゴリー トーナメントから, パター、パター練習法

コメントは受け付けていません。