マーク金井blog

2014年10月22日ゴルフスイングで必要不可欠な基本(要素)とは!?

昨日は平川カントリー(千葉県)でラウンドしてから、インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエアに向かいました。午前中は久しぶりに雨中でのプレーとなりましたが、午後からは雨も上がって最高のコンディションでプレーを楽しんできました。平川は「グリーンの速さ」に定評がありますが、実際にプレーしてみても転がりは実にスムーズ。ほとんどのグリーンが受けグリーンなこともあって、奥からのパッティングは気持ち良く打つと3メートルぐらいオーバーします。1メートルぐらい手前に付けるつもりで打って、距離がちょうど合いました。

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そしてインターネットラジオでは、ゲスト出演していただいたタイトリストの粟津英文さんと六甲おろしを合唱し、それ以降は阪神タイガース談義。もちろんゴルフ番組なのでタイとの新製品、915シリーズについてもじっくり語っていただきましたし、今、タイトリストが力を入れているTPIプログラムについてもじっくり話を伺うことができました。TPIプログラムはフィジカルコンディショニング、スイングメカニズム、そして栄養学と多岐にわたり、ゴルファーをいろんな側面からサポートしていくプログラムです。本国アメリカでは10年前から、日本でも2年前から指導者向けの講習会が開かれています。

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TPIプログラムにはレッスンに関する講義もありますが、スイングについては型にはめるようなことはしないそうです。1人1人、人間の身体つきは異なりますし、加齢によって身体の可動域が狭くなってしまいます。TPIではゴルファーのフィジカル(身体の構造)に応じて、その人にとってベストな打ち方を見つけ出し、その人にとってベストな打ち方を指導するそうです。ただし、スイングの見た目にはこだわらないですが、スイングの本質についてはこだわりが大いにあります。

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例えば、アダム・スコットとジム・フューリック。2人のスイングはまったく違いますが、共通部分も多々あります。TPIプログラムはその共通部分(スイングの必須事項)に関しては、きっちりレッスンするそうです。

では、アダム・スコットとジム・フューリックにはどんな共通点があるのか?

クラブの軌道、トップの高さ、ダウンの軌道については相違点が結構あったりしますが、身体を動かす順番は共通しています。トップからダウンの切り返しでは下半身が先に動き、それにつられて上半身、腕の動き始めます。この身体の動かす順番については、アダム・スコット、ジム・フューリックともに下半身から切り返しています。なのでスイングの形にはこだわらなくても、ダウンスイングを始める身体の動かし方(動く順番)については、下半身が最初に動き始めることをレクチャーしているそうです。切り返しは下半身から切り返すことで、ダウンスイングでパワーが蓄積されるだけでなく、ショットの方向性も安定してくるからです。

 

そこで今回のエントリーは、見た目は違えどトッププロたちに共通する動きについて説明したいと思います。

 

ひとつめは前述したように切り返しは下半身から動き始めること。他の要素で欠かせないのは‥‥

テークバック前半でフェースを開かない
 前傾角度を崩さないでテークバックする
 肩よりも腰を多く回さない(肩と腰の間に回転差を作る)
 トップでフェースを開かない(トップでオープンフェースになっていない)
 ダウンスイングで手首のコックをほどかない(ダウンでタメをキープする)
 ダウンスイング後半ではシャフトを寝かせすぎない
 ダウンスイング前半で左肩を低く保つ(左肩を浮かせない)
 ダウンスイング後半からインパクトにかけて左手の動きが減速する
 フォローで左ひじをたたむ(フォローで左ひじが引けない)
 インパクトでフェースを大きく開かない(大きく閉じない)
 インパクトゾーンで頭を残す

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ざっと思いつくことを上げましたが、これらはアダム・スコットもジム・フューリックもちゃんと実践しています。と言うかツアープロならばこれらの動き(形)がパーフェクトに出来上がっています。だから、飛んで曲がらないショットが打てるのです。

ゴルフスイングには個性があってもいいですが、絶対外せない基本はあります。絶対外してはいけない基本をちゃんと守るには、正しい動き(形)を理解することに加え、イメージ通りに身体を動かすこと、そして身体(関節)の可動域を広げることも不可欠です。

TPIプログラムでは2000ものプログラムがあり、その中からゴルファー1人1人に役立つプログラムが提供されるそうです。

ゴルフクラブは昔に比べると劇的に進化しましたが、スイングに致命的な欠陥があると、その性能をフルに引き出せません。タイトリストのTPIプログラムは、ゴルファーのスキルアップ、フィジカルアップを狙ったモノですが、この2つたアップしてこそ、進化したクラブの性能をフルに引き出せるのです~。

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