ダンロップフェニックスの取材で宮崎にいます。
トッププロのクラブ、弾道をチェックするのが目的ですが、やっぱりお目当てはタイガー・ウッズ。恥ずかしながら生でタイガーを見たことは一度もありません。
で、実際にタイガーを見た印象はというと‥‥
460CCドライバーで放たれたボールはストレートに飛び出し、落ち際にわずかに右に流れるスライトリーフェード(スライトリーとはほんのちょっという意味っす)。重心距離が長いドライバーの特性を上手く生かし、インパクト付近でヘッドを急激に返そうとしてません。
叩けば楽に300ヤード以上のキャリーですが、距離よりも驚いたのが球の高さ。「上がり過ぎじゃないの?」「えっ、テンプラ?」というぐらい高かった~。数値的には打ち出し角が15度ぐらいで、スピン量は2500回転前後。放物線のような弾道でもなく、吹き上がる一歩手前という感じ。弾道の最高到達点は40ヤードを超えているかも? アゲンストが吹いたら20ヤードぐらいロスしそうな弾道です。ロングヒッターで、なおかつ高い球を打つのが上手い伊沢利光プロと比較しても、ドライバーの高さはビル2階分以上あるように感じました。
アイアンも高めの弾道ですが、ラウンド後の練習ではさかんにドロー(フック)を打ってましたねぇ。こちらも弾道は高いですが(昔のジャンボのように)吹き上がって三段ロケットのような迫力満点の球ではありません。スピン量は多すぎず少なすぎずで、何番持っても落下した場所に落ちて止まる(止める)。バックスピンで戻りすぎない球を打っているように見えました。
野球しかり、サッカーしかり。スポーツは実際に観戦するとしないとでは迫力が全然違うと言われてますが、ゴルフだってそうです。ミズノの宣伝コピーじゃないけど、やっぱり「生」はいいすねぇ。
んじゃ。