昨日は9ホールの聖地、千葉市民Gで第二回MMT9のアマチュア予選会に出場しました。
世界最小9ホールのトーナメントです~
クラブは7本以内~
MMT9とは9ホールで戦う世界最小プロトーナメントことで、プロ20名、アマチュア20名が出場します。アマチュア予選会には33名が出場し、上位10名が本大会に出場できます。今回は天候にも恵まれたこともあって、予選通過スコアは38のカウントバック。マーク金井は2番でティショットOB打ちながらも、その後、バーディーを4つ取ることができ、なんとか予選をトップ通過できました。
38のカウントバックまでが予選通過~
今回のアマチュア予選会もネット上にスコア速報がアップされてますが、予選を通過した人と、通過出来なかった人のホールバイホールを見ると、あきらかにスコアが異なるホールがありました。それは、パー5の最終9番ホール。
千葉市民の9番は485yでパー5。途中から右にドッグレッグしており、ティショットの落下地点からグリーンまで、右サイドには巨大な池があります。ショートカットすると、実質450yくらい。ティショットが250yくらい飛べば、セカンドの残り距離は200y。ユーティリティで2オンを狙えるロングです。その一方で池を避けて3オン狙いになると、セカンドショットの落とし所が非常に狭く、左に逃げるとつま先下がりのラフ。3打目では池越えになったり、右サイドの池が気になります。ショートアイアンの距離でも池ポチャが気になる危険なホールなのです。その9番の平均スコアを比較してみると
予選通過者の平均スコアは4.8。
2名がバーディーで、8名がパー。ボギー以上は1人もいませんでした。
対して、予選通過出来なかった人の平均スコア(11~20位)は5.9。
2名がボギー、ダボが2名、トリプルが1名。バーディーは1人もいませんでした。
ちなみに予選通過者の平均スコアは36.8
予選通過できなかった人(11~20位)の平均スコアは38.1
その差は1.3ストローク!!!!
9番ホールの差が1.1ストロークですから、ほぼ9番ホールで運命が分かれたのです。試合での最終ホールはプレッシャーかかる、池越えのプレッシャーがかかるとはいえ、パー5のスコアが天国と地獄になっているのです。
そこで今回のエントリーはパー5(ロングホール)のスコアメイクの仕方について超私的に書いてみたいと思います。
まずは基本的なスキル(技術)の違いについて。上級者(いわゆるシングル)プレーヤーほどパー5の平均スコアは良くて、初中級者(ハンデが多い人)ほどパー5の平均スコアが悪いです。なぜそうなるかというとパー5はそれ以外のホールよりもショットを打つ回数が多いからです。
上級者は
そこそこのショットを続けて打てる
100y以内のショートゲームが上手い
初中級者は
そこそこのショットを続けて打てない
100y以内のショートゲームが苦手
この違いがあからさまに出るのがパー5なのです。プロや上級者はパー5でスコアを稼げますが、ハンデが多い人ほどパー5で大叩きします。これがゴルフです。また、上級者であってもトラブルに巻き込まれやすいのがパー5。距離が長いと交通事故(思わぬトラブル)に遭いやすく、そうなるとプロや上級者でも大叩きが出ます。先週のダンロップフェニックスのプレーオフがいい例でしょう。最終日63のビッグスコアを叩きだした岩田寛選手はプレーオフの18番で大叩きしましたが、パー3ならあそこまでトラブルに巻き込まれなかったと思います。
では、どうすればパー5で手堅くパーで上がれるのか?
いくつかポイントがありますが、大事なことはナイスショットを打つことよりも、そこそこのショットを続けること、そしてセカンドショットのクラブ選択と狙い場所です。パー5のセカンドショットというとグリーンに近づけた方が有利と言われてますが、そんなことはありません。グリーンエッジもしくはピンから30y以内ならば有利ですが、それ以上の距離を残すと思わぬアクシデントに遭遇する恐れがあります。
セカンドショットで大事なのは、3打目でミスが出づらい状況にレイアアップ(刻む)ことです。具体的に言うと、
自分の得意な距離、得意なクラブでフルショットできる所にレイアップすること!!
マーク金井の場合、100yと115y、130yが得意な距離です。これらはAW、PW、9Iのフルショットの距離。この距離ならば、池越え、谷越えでもプレッシャーがかかりません。フェアウェイバンカー(アゴが高くない場合)や、ディボット跡でもグリーンオンの自信があります。なので知らないコースでプレーする時や、試合でプレッシャーがかかる時は、この距離が残るようにセカンドを打ちます。なのでセカンドのクラブはPWや9番になることはありません。なのでセカンドでFWを手にすることは滅多にありません。
ちなみにパー5で一番リスクが高いのが40y~60yです。この距離はハーフショットで距離感がつかみづらいですし、案外、ザックリやダフりが出やすい。そしてザックリやダフりが出ると精神的なダメージも大きいです。加えて、ボールがディボット跡やラフに入ると距離感が出しづらく、グリーンオンの確率も下がるのです。グリーンに近づけるとホッとできますが、実は中途半端な距離というのはミスが出やすく、落とし穴も多いのです。これはプロも同じだそうで、2オン狙って失敗して40y~60yを残すと、ボギーを叩くことが多々あるそうです。
パー5はバーディが取れるチャンスもある反面、必然的にショットの回数が多くなるのでボギー以上のスコアも出やすいです。大事なことなので繰り返しますが、ショットの回数が多いホールでスコアメイクするコツは、そこそこのショットを何度も続けられるスキル(技術)を磨くこと。そしてセカンドを上手くレイアップすることなんです。マーク金井は、これをロバート・トレントジョーンズが設計したコースで学びました~。
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