カテゴリー: 諦めのゴルフ
2021年09月10日超私的な提案 100ヤードのパー3を2オン狙いすることの難しさとは!?
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君は諦めることができるか?
火曜日はPGM石岡ゴルフクラブで18ホール、水曜日はゴルフ雑誌「チョイス」の取材で赤羽を7ホール、そして、木曜日は新製品の試打で赤羽を9ホールプレーしてきました。3日続けてのゴルフでしたが、日頃2万歩以上歩いているおかげで疲れ知らず。継続は力なりではありませんが、毎日歩くことで基礎体力がかなりついてきている実感があります。
そして、プレーしていて実感を感じるのがゴルフは「諦め」が肝心だということ。諦めるというと消極的なニュアンスですが、諦めるの同義語は「思い切る」です。思い切ってプレーすることで、打たなくていいミスが減り、そしてなによりもミスしても腹が立たなくなりました。実はこれは非常に大事なことで、腹を立てないことがミスの連鎖を布石、プレーのリズムが悪くなることを防げるのです。
さて、今回も「諦める」についてですが、ゴルファーにとって飛距離、ナイスショットよりも「諦める」のが難しいのが「グリーンを狙う」ことと、「ピンを狙う」ことではないかと思っています。
例えば、200ヤード先のグリーンだったら「グリーンを狙う」「ピンを狙う」ことをあっさりと諦められます。ところが、100ヤードのパー3となるとどうでしょう。
ワンオンの可能性が高いわけですから、「グリーンを狙う」ことを諦めるは容易ではありません。花道から30ヤードのアプローチを打つとなるとどうでしょう。寄せワンを狙えるわけですから「ピンを狙う」のをあっさり諦めづらくなってきます。
狙うことを諦めたら、良いスコアが出せない、スコアが悪くなってしまうのではないかと思ってしまうからです。
グリーンやピンを狙えるのに狙うのをわざと「諦める」
かなりというか相当ストレスが溜まることを強いられますが、誤解を恐れずに言えば100ヤードをわざと2オンで狙うことをぜひとも試していただきたいのです。ただし、諦めてはいけないのはスコアで、100ヤードのパー3で2オン1パットのパーをいかに取るかを考えて戦略を立ててプレーしてください。
「グリーンを狙わない」「ピンを狙わない」、、、その代わりにとことん拘ってほしいのは、セーフティー(次打)が打ちやすい場所を探し、そこをターゲットとして狙いを定めショットしていくのです。
100ヤードのパー3で2オン1パットの確率が上がれば、結果的には150ヤードのパー3、そして200ヤードのパー3でもパーの確率が上がりますし、ボギー以内で上がれる確率がグンと上がり、大叩きをしないプレーができるようになってくるのです。
ゴルフは確率のゲームです。
そして確率を上げる極意は「グリーンを狙う」「ピンを狙う」ことを諦めることにあると言っても過言ではありません。そして、「諦める」ことをずっと続けていくと、プレーのリズムが良くなり、打たなくていいミスを確実に減らせ、それはスコアアップにつながってくるのです。
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2021年09月08日超私的な提案 ナイスショットを「諦める」といったいどんなメリットがあるのか!?
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ゴルフで一番大切!とマーク金井が言い切ること とは何でしょう?
関東エリアが久しぶりに晴れた火曜日、PGM石岡GC(茨城県)にて18ホールプレーしてきました。最初の9ホールはフジクラシャフトのスタッフと、後半の9ホールは石井良介プロを交えてのプレーで、9月16日に発売予定のフジクラ「スピーダーNX」をガッツリと試打。スタートホールから最終ホールまで、パー3でもティショットはドライバー縛りで回ってきました。
フジクラのサイトでもコメントしてますが、スピーダーNXはベンタスの安定性とスピーダーの加速性を上手く両立しており、弾道安定性にこだわりを感じるシャフトです。捕まるのに左へのミスが出ないのでイメージ通りのフェードが打てます。マーク金井の場合、60g台のSRと50g台のSがちょうどいい感じです。
さて、今回のテーマは「諦めのゴルフ」について。9月1日のエントリーでは「飛距離を諦める」、9月3日のエントリーでは「パーオンを諦める」ことについて書きましたが、今回は「ナイスショットを諦める」についてです。
アマチュアゴルファーの中には「ナイスショット」を打つことがスコアアップにつながると思っている人が少なからずいます。別言すれば、「ナイスショット」を「諦める」とスコアが良くならないと思っている人も少なからずいます。
しかしながら結論から先に言うと、「ナイスショットを諦める」ことはデメリットよりもメリットの方が多いのではないかと超私的に思ってます。
ナイスショットを諦めると、、、、
・力まない(ナイスショットが必要ないから)
・良いところを見せようとしなくなる
・閾値を下げることになるのでリラックスしてスイングできる
・ミスしても(打ち損じても)あまり腹が立たない
そして「ナイスショットを諦める」ことと引き換えに得られるのは、アンフォースドエラー(致命的なミス)を減らせることです。
後半の9ホールは石井プロとプレーしましたが、マーク金井が真っ先に考えたことは絶対に張り合わないこと。ドライバーならば50ヤード手前にボールを運ぶことに徹してプレーしました。そのおかげでドライバーはミスらしいミスは皆無で、7ホール中、5ホールはフェアウェイキープし、残りの2ホールでもセカンドがちゃんと打てる場所に運べてます。ちなみに2番のパー5は2オンさせないつもりで打ったらグリーン奥のエッジまで運べてしまい、チッパーでOKバーディーでした。
コースに出たらナイスショットを打ちたくなるのがゴルファーの心情ですが、ナイスショットを諦めない人ほど、「良い球を打ちたい」という欲が出ます。この欲が出るほどに自分で自分にプレッシャーをかけることにつながり、かえってミスが出やすくなる可能性が高くなるのです。
ちなみにマーク金井の場合、男子プロと一緒にプレーする時はドライバーの飛距離は50ヤード以上手前、女子プロと一緒にプレーする時は女子プロよりも少し飛ばない飛距離をイメージしてボールを打ちます。控えめ過ぎると思うかもしれませんが、これぐらい控えめになっていれば、自分で自分にプレッシャーをかけることはかなり軽減できますし、結果的には、安定したショットが打てるようにもなるのです。
「ナイスショットを諦める」というのは逃げのゴルフでもなく、投げやりなゴルフでもありません。100点満点を諦め、確実に60点、70点を取りにいく戦略です。
ゴルフは確率のゲームです。
100点(ナイスショット)を狙って20点や30点(致命的なミス)をしでかすと、ボギーはおろかダボやトリプルを叩くことになるリスクが高まります。スコアメイクの極意とは、ナイスショットの数を増やすことよりも、ナイスショットとミスショットの落差をいかに狭くする(縮める)かなんです。
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