カテゴリー: 超私的な考察
2018年10月23日超私的な考察 ドライバーのヘッドスピードを上げる効率の良い練習法とは!?
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昨日は成田ゴルフ俱楽部(千葉県)にて、スピーダーチャレンジのダブルス部門に出場してきました。天気は快晴、微風。絶好のゴルフ日和。コースコンディションもこれでもかってぐらい整備されており、グリーンは超高速。スティンプメーターで11フィートを超えており、練習グリーンでいつも通りの感じでパットを打ったら3メートルぐらいオーバー。上りのパットはなんとか距離を合わせられますが、下りはお手上げ。下り傾斜だと転がっている最中にボールが加速しました。
アウトからのスタートでしたが、出だしは左の浅いラフからPWで打ったら2メートルにオン。それを1発で沈めてバーディー発進。スタートダッシュとしては申し分ありませんでしたが、2番では10メートルのバーディーパットを3mオーバーからの、3パットボギー(汗)。
これでリズムが狂ってしまい、、、、ここからはバーディパットがことごとくカップに嫌われ、最終ホールも15mのパットを3m弱オーバーからの3パットボギー。マーク金井もパートナーのM野さんもショットは申し分なかったのですが、2番以降はパットに苦しみ、38、37の75ストローク(+3)で終戦。ダブルスは4位まで決勝に進出することができますが、我々は23チーム中、8位タイでした。
今日は競技会でしたが、マーク金井のウオームアップのルーティンはいつも通りです。軽くストレッチした後、アプローチ&バンカー練習を15分ほど行い、その後は15分ほどパッティング練習。それからスタート15分前からは、フレループを使って入念な素振りをします。普段からスタート前にドライビングレンジでボールを打たないので、競技の時もスタート前にフルショットの練習はしません。
そして、このところスタート前に欠かさないのがトライワン スーパーファーストフレックス(ロイヤルコレクション 11月発売予定)という練習器具を使っての素振りです。
これは、ヘッドが付いてないシャフトだけのような器具で、ゴルフにクラブに比べると先端がかなり軽くなってます。総重量も255gと軽いのでビュンビュン振ることができます。ゴルフクラブよりも重いフレループを振った後、この軽いスーパーファーストフレックスを振ることで、スイングスピード(ヘッドスピード)を上げる癖を付け、最後に仕上げとしてプレーで使うドライバーの素振りを行ないます。
フレループについてはご存じのように、オンプレーンに振る感覚を養います。スーパーファーストフレックスについては、クルマに例えるならばアクセル全開でエンジンをレッドゾーン近くまで上げる目的、身体を目一杯使ってクラブをビュンビュン振る感覚を目覚めさせる目的で使っているのです。
ゴルフクラブよりも軽い練習器具を振るメリットはどこにあるのか?
軽いということは身体に負荷がかかりません。負荷が掛からないということはビュンビュン振っても身体を痛める心配がないのです。加えて、ゴルフクラブよりも軽いモノを振ると、、、、
スイングスピード(ヘッドスピード)を上げることにもつながるのです。
ヤードスティックさんでもヘッドスピードを上げる練習器具「UP5」を販売してますが、これもゴルフクラブよりもかなり軽い練習器具。ヤードスティック代表の山代谷さんは、軽いモノの振るメリットについて、このように説明されています。
UP5は慣性モーメントを小さくすることで、負荷を軽減し、瞬発力を養いヘッドスピードをアッ プすることができます。自転車競技のローラー練習のような負荷軽減法(アシステッド法)の一種です(ヤードスティックのHPより引用)
ゴルフクラブよりも重い物を振ると筋力を付けることはできますが、スイングスピードを上げることにはあまりつながりません。意外と思うかもしれませんが、身体にかかる負荷が少ない練習器具を使った方が、速く振りやすく、そして自分のスイングスピード(ヘッドスピード)の限界を引き上げることができるのです。
もちろん、軽い練習器具は身体を使わず手先でも振り回せます。なので、ゴルフクラブよりも軽い練習器具を使う時は、かなり意識的に手先ではなく身体全体を使って振り抜くことを意識することが求められます。
ゴルフは物理です。
スイングスピード(ヘッドスピード)を上げるには、重くて高負荷な練習器具ではなく軽くて負荷が少ない練習器具を使った方が、トレーニング効果が高まるのです~。
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2018年10月21日超私的な考察 女子ゴルファーの18ホールの適正距離は一体何ヤードなのか!?
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昨日はブリック&ウッドクラブ(千葉県)にて、アナライズセミナーを実施してきました。セミナーは朝7時10分から8時40分までんも90分間。その後、9時過ぎにスタートし、18ホールをスループレーしてきました。
セミナーではゴルフの物理がテーマで、出球(打出し方向)をコントロールする方法、そしてカップインの確率が高くなるパッティングについて話をし、それからブリック&ウッドクラブでスコアをまとめるのに不可欠なのはティショットの精度。D・ミュアヘッドが設計したコースはいずれも難易度が高いですが、ここブリックに関しては、とにかくティショットの善し悪しがスコアに直結します。超私的なことを言わせてもらうと、スコアの75%はティショットで決まる感じがするコースです。
セミナーではティショットの重要性を説いたわけですから、実際のラウンドでもティショットでOBを打つわけにはいきません。パー3を除く14ホール、すべてティショットはドライバーで打ち、なんとかティショットはノーミス。3度目の正直というわけではありませんが、3度目にしてOB、池ポチャはゼロ。難関の2番と4番では狙い通りのフェードでフェアウェイキープできましたし、他のホールでもフェアウェイもしくはフェアウェイからわずかに外れたラフに運べました。
ちなみに昨日プレーしたティはブルー。距離は6419ヤード(パー72)。ドライバーの飛距離が255ヤード前後の人間にはちょうどいいぐらいの距離です。前にも少し書きましたが、ゴルファーの適正距離の目安は、
ドライバーの飛距離×25
ドライバーの距離が255ヤードならば×25=6375ヤード
25という係数は実に絶妙です。
ちなみにセミナーでは女性も参加されており、女性はグリーンティー。距離は5968ヤード(パー72)。ブルーよりはティが前にありますが、その差は451ヤード。正直、この距離差というのは非常にアンフェアに感じました。何故かと言うと、パー4やパー5でナイスショットを打っても、パーオンできないホールがいくつもあったからです。
ここからは超私的なヤーデージ論ですが、女性アマチュアのドライバーの平均飛距離は男性アマチュアよりもかなり下回ります。そこそこ飛ぶ人で180ヤードぐらいだと思います。180~200ヤードと想定した場合、ちょうどいい18ホールの距離というのは、、、
- 180ヤード×25=4500ヤード
- 190ヤード×25=4750ヤード
- 200ヤード×25=5000ヤード
これぐらいのヤーデージでプレーすれば、ティショットがちゃんと打てれば、すべてのホールで距離的にパーオンを狙えます。ちなみに5968ヤードが女子ゴルファーにちょうどいい距離になるために、ドライバーで必要な距離というのは、、、、
5968ヤード÷25=238.72ヤード!!!!!!!!!!!!
5968ヤードのティからちゃんとパーオンするために必要なドライバーの距離は少なく見積もっても230ヤードは必要なのです。230ヤードと言えば女子プロの飛距離で、普通の女性アマチュアが到底出せる距離ではありません。
逆に言うと、女性アマチュアが5968ヤードでプレーするというのは、男性アマチュアが7238ヤードぐらいの距離のコースをプレーするのと同じ感じになるのです。
別な角度からでも、女子アマチュアの適正距離を計算することができます。例えば、男性アマチュアのドライバーの飛距離が230ヤードとし、女性アマチュアのドライバーの飛距離が180ヤードとしましょう。この場合、ドライバーの飛距離差は50ヤード。
パー3を除く14ホール×50=700ヤード
加えて、男性アマチュアの7番アイアンの飛距離は140ヤードに対して女性アマチュアの7番の飛距離は110ヤード。アイアンの飛距離差は30ヤードあります。この差を考慮するならば、男性ティよりも700ヤードだけ短くしても同一条件になりません。すべてのホールで、、、、
30×18ホール=540ヤード
すなわち、男性アマチュアと女性アマチュアが同一条件下でプレーするためには、700+540=1240ヤード、男性ティよりも女性ティは1240ヤード短くなっていてこそ同じ条件でプレーできることになるのです。
例えば、ブリック&ウッドクラブならば、
男性アマチュアが6419ヤードでプレーする時ならば、女性アマチュアは5179ヤードぐらいで同じ条件になるのです。
ブリックの場合、白ティは5805ヤードで、赤ティは5081ヤードです。もしも、マーク金井がコース委員や競技委員になっているならば、女性アマチュア向けのティは白ティと赤ティを混在させて5200ヤード前後のティにします。これでちょうど、男女が同じ条件でプレーできますし、これこそが男女の垣根を越え、ゴルフの腕前を公平に競うことができると超私的に思っています。
距離の長いティでプレーすることを望むアマチュアゴルファーが少なからずいますが、
トム・ワトソンは「ゴルフは狙った距離に対して、正確にボールを運ぶゲーム」と言ってます。まったくもってその通りで、ナイスショットを打ってもパーオンできないホールがたくさんある中でプレーするというののでは、技術を競うことが難しくなりますし、パープレーを目指すことが著しく難しくなるのです。
コース設計家の巨匠、ロバート・トレントジョーンズJRは「ゴルフとは屋外で楽しむチェス」と言ってはばかりません。男女に関係なく、自分のドライバーの飛距離に応じたティ、パーオンがちゃんと狙える距離でプレーできる環境を作ることが、今、ゴルフ場に求められているのではないでしょうか~。
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2018年10月18日超私的な考察 パットを1.5mオーバー目に打つためのとっておきの方法とは!?
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おしりセミナー その②です
ぜひご覧ください
野球と比べるとサッカーは点数があまり取れない競技ですが、一昨日の日本対ウルグアイの試合は、点が要所要所で入り、終わってみれば4対3で日本が勝ちました。世界ランキングはウルグアイが5位なのに対して、日本は54位。まさにジャイアントキリングな戦いでした。
結構本気モードに近い堅守ウルグアイ相手に4点奪ったのには驚きましたが、テレビを見ていて感じたのが積極的な攻撃的。これまでの日本代表はどちらというとパス主体な感じがしましたが、一昨日の試合では積極的なドリブルでゴールに迫るシーンが何度もありました。攻撃の起点になった、若手の中島、堂安、南野の3選手は自分で勝負するタイプで、個人技に迫力があり、魅力的でした。
超私的なことを言わせてもらうならば、中島選手はメッシさながら。相手選手をもてあそぶかのようなドリブルは、今までの日本選手にはない魅力を大いに感じました。日本代表は決定力がないと言われ続けてましたが、一昨日の試合では、「決めるところでちゃんと決めてくれる」チームであることを、我々に強く印象づけくれたと思います。
さて、この積極的な攻撃。
前回のブログでも書きましたが、ゴルフにおいてもっとも積極性が求められるショットと言えば、それはボールを遠くに飛ばすドライバーショットではなく、ボールをカップに沈める、、、、
パッティングです!!!!!
日本オープンでツアー初優勝した稲森選手は「チャンスが来たら絶対にショートしない」と強気のパットを心がけたそうですが、まさに強気のパットこそが積極的な攻撃になります。物理的に言うと、どんな距離でもカップを
165~225cmぐらいオーバーしてもボールはカップに沈みます!!!!!
2m25cm以上強く打てば、その強さでボールはカップからはみ出る(飛び出す)そうですが、オーバーの範囲が2m25cm以内に収まっているならば、物理的にはボールはカップインするのです。
ツアープロのパッティングを見てもその通りで、例えば、1mのパットでも1m以上オーバーする感じで打つ選手は多いです。カップインインする時は必ずカップの向こう側の土手でボールが当たっています。
では、どうすれば我々アマチュアも強気のパットを打てるようになるのか?
1mオーバーするつもりで打つだけで、1mオーバーできる人ならば、イメージだけで強気のパットが打てると思います。しかし、多くのゴルファーは「強く打ったら、返しのパットが辛くなる」とか「打ち過ぎると3パットするのでは」というネガティブなマインドも出てきます。結果、強く打つつもりでもインパクトが緩んでしまい、強く打てないというジレンマに陥ります。このジレンマを打破するのに役立つのは、、、、
ピンがカップに立てたままでパッティングを打ち、ピンにガツンと当てることがパッティングの目的にすればいいのです。
現在のルールではグリーン上でパットを打つ時、ピンを抜かないままプレーしてボールがピンに当たるとペナルティが課せられます。しかしながら、2019年のルール改正で、ピンを立てたままプレーし、ピンに当てても罰打は付加されなくなるのです。プレー時間短縮の目的でルールが変ったのですが、ピンを立てたままで、ピンに当てようとすれば、より明確に強気のパットが打てるようになります。
ルール改正まではあと2ヶ月あまり。競技ではなく、プライベートのラウンドではピンを立てたまま(ピンを抜かないまま)プレーをする。ロングパットだけでなく、ショートパットでもピンを立てたままの状態で、カップインではなくピンに当てることがパッティングの目的にするのです。試していただくと分りますが、ピンに当てようとすれば、無意識の内に強気のパットが打てるようになってきます。
ロングパットでもショートパットでもこれぐらいオーバーする距離感が当たり前になってくれば、パットの数を確実に減らせます。パットは心の格闘技。この心の格闘技で勝つことができれば、スコアも確実に良くなってくるのです~。
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2018年10月16日超私的な考察 1パット数を増やすには「どれぐらいカップをオーバー」すればいいのか!?
こちらの動画 昨日から配信しております
おしりセミナーの1回めです
よろしければご視聴ください
2018年の日本オープン(横浜カントリークラブ)は、3日目を終えて単独トップに立った稲森佑貴が選手が最終日もスコアを3つ伸ばし、通算14アンダーでツアー初優勝をメジャー大会で飾りました。初優勝が「日本オープン」というのは、2009年の小田龍一選手以来で、9年ぶり8人目(1973年のツアー制施行後)です。ちなみに、4日間のスコア「270」は大会最少ストロークタイ記録だそうです。
稲森選手と言えば、「ドライバーが曲がらない」選手として定評があり、実際、フェアウェイキープ率は2015年から3年連続トップで、今季も1位に立っています。日本オープンでもそれは証明されており、最終日はフェアウェイキープ率がなんと、、、、、
100%!!!!!!!!!
フェアウェイキープ率が高い選手というのは、昔から「飛ばないけど曲がらない」というイメージがもたれがちですが、日本オープン見る限りでは飛ぶ方ではないけれど、決して飛ばない選手ではない感じがしました。その証拠と言ってはなんですが、距離が長くて難易度が高い13番でバーディーを奪っていますし、続く14番のパー5でも2オンしてバーディを奪っています。スイングを見ても、決して合わせるような打ち方ではなく、体を大きく使ってしっかり振り切っています。
今回、稲森選手が日本オープンのタイトルを手に入れた勝因はいくつか上げられると思いますが、本人がコメントしていたのが「強気のパッティング」。5月の日本プロ選手権では優勝争いに絡みながらパットの失敗が響き、3位。「パットをショートしてしまった。攻めきれなかった」と悔やんでいたそうで、今回の日本オープンでは、「チャンスが来たら絶対にショートしない」と強気のパットを心がけたそうです。安定のショットと強気のパットがかみ合い、ただ1人、4日間60台を出し続けて優勝を手に入れたのです。
さて、この強気のパッティング。
強く打つと傾斜の影響を受けないメリットがありますし、何よりも、弱気なパット(カップに届かない距離感)では、1パットの数を増やすことは絶対にできません。弱気なパットはオーバーし過ぎる心配がなく、強気に打った時よりも3パットしづらいことですが、それと引き換えに1パットになる確率が永遠に上がらないことです。
では、どれぐらいオーバー目の距離感で打つと1パットの数を増やせるのか?
これには諸説色々あります。カップにぎりぎり届けばいいというのもあれば、50センチオーバーするというのがいいというのもあれば、ファーストパットの距離の1割オーバーすればいいというのもあります。そして、先日、パッティングのセミナーを受けた時、
ヨネックスのアドバイザーであり、医学博士の清永明教授によると、、、
カップインのためのカップオーバーボールの到達ゾーンというのは、、、
165~225cm!!!!!
どんな距離のパットであっても2m前後オーバーするぐらい打ってもボールはカップ内に転がっていれば、カップインするそうです。2m25cm以上強く打てば、その強さでボールはカップからはみ出る(飛び出す)そうですが、オーバーの範囲が2m25cm以内に収まっているならば、物理的にボールはカップインするとのことです。
これには正直驚かされましたが、確かに、プロのパッティングを見ていると、パットが上手い選手ほど、ロングパットもショートパットもかなり強気の距離感で打っています。例えば、1mのパットでも1m以上オーバーする感じで打つ選手は多いです、カップインインする時は必ずカップの向こう側の土手でボールが当たっています。
そして、ロングにパットに関して言うと、ツアープロの場合、パットの得意な選手ほどショートのミスが少なく、パットを苦手にしている選手ほどショートのミスが多いそうです。実際にツアープロがロングパットを外した時のデータを取ると、明らかにパットが苦手な選手ほど、ショートする確率と頻度が高いそうです。
ロングパットになればなるほど、1パットで入れたい気持ちと、同時に打ち過ぎてオーバーしたくないという気持ちが生じます。そして、パットが苦手な選手ほど、心のどこかで打ち過ぎてオーバーしたくない気持ちの方が強くなり、それがショートする確率の高さにつながっているのでしょう。
稲森選手は強気のパットで日本オープンを制しましたが、強気の距離感というのはプロだけでなくアマチュアにも必要不可欠です。2mというのはちょっとオーバーな感じがしますが、どんな距離でも1.5mオーバーするくらいの強気の距離感。ロングパットでもショートパットでもこれぐらいオーバーする距離感が当たり前になってくれば、パットの数を確実に減らせるのです。
もちろん、強気の距離感で打つのは「言うは易く行うは難し」。まさにパットというのは心の格闘技なのです~。
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2018年10月09日超私的な考察 パットで大事なのはストロークの方向なのか、それともフェース向きなのか!?
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フットワークセミナーその3を配信開始しました
3連休、皆さんはどんな風にお過ごしになられたでしょうか? マーク金井はというと、週末はいつものようにセミナー三昧。土曜日は神田でセミナー、日曜日は都内の練習場、「アコーディアガーデン東京ベイ」にてトークイベント、昨日月曜日は、午前中は神田のスタジオで「お尻セミナー」を実施。そして、夕方からはセミナー講師ではなく、セミナー受講生として、、、
「パッティングの真実」を明らかにするためにパッティングを科学する
ー論より証拠ー
(ヨネックス・アドバイザー 福岡大学名誉教授 清永明)
に参加してきました。清永先生のセミナーは夕方5時からの開始でしたが、休憩なしで2時間30分ぶっ通し。大学生に戻った時のように、メモを取りまくりながら話を伺ってきました。小ぶりなノートだったこともあり、メモの分量は25ページにも及びました。
この講義の中ではいくつかのゴルフ関連著作物が紹介されましたが、現在手元にあるのが、、、
ゴルフの科学(河村龍馬著)
PUTT LIKE THE PROS(DAVE PELZ with Nick Mastroni)
パッティングの科学(デイブ・ペルツ/ニック・マストローニ著 児玉光男訳)
話の内容は多岐に及びましたが、一番、「なるほど~」と思ったのが、パッティングでボールが打ち出される方向についてです。ショットでもそうですが、パッティングにおいても、打球の方向を決める要素というのは、
フェース向き(正確にはインパクト時のフェース向き)
ヘッドの軌道
そして打点位置です。セミナーでは触れられていませんが、打点位置がブレると、インパクトの衝撃でフェース向きが回転します。フェースのトウ寄りで打てばフェースは開き、フェースのヒール寄りで打てばフェースは閉じます。
フェース向き(打点位置)とヘッド軌道によってボールが打ち出される方向は決まりますが、
ボールが打ち出される方向は、インパクト時のフェース向きでほぼ決まる!!!!
ほぼほぼとわざわざ書いたのには理由があり、打球の方向というのはフェース向きで100%決まるわけではありません。清永先生が実験したことによると、打球の方向はフェース向きが75%、ヘッドの軌道が25%ぐらいの比率だそうです。
アマチュアゴルファーの中にはヘッドを振った方向(ヘッド軌道)にボールが打ち出されると思っている人が少なからずいますが、ヘッド軌道が打球の方向に及ぼす影響というのはわずか25%にしか過ぎないのです。ですので、左に引っかけたり、右に押し出したりというのは、ヘッドの軌道が狂っていることよりも、フェース向き(インパクト時のフェース向き)が狂っていることが多いそうです。ちなみに、フェースの向きが真っ直ぐでも、打点位置がヒール側に偏れば左に外すミスが出ます。フェース向きが真っ直ぐでも、打点位置がトウ側に偏れば右に外すミスが出ます。
ちなみに、ツアープロが1mのパットを入れる確率は90%で、アマチュアが1mのパットを入れる確率は60%だそうです(アマチュアのデータはゴルフ雑誌EVENが計測)。
パットを右に外しと「今のは押し出した」と言い、左に外すと「今のは引っかけた」と言う人が多いと思いますが、押し出すとはインサイド・アウト軌道、引っかけるというのはアウトサイド・イン軌道を表しているような気がします。ですが、実際に、ショートパットを右や左に外している時というのは、その大半はヘッド軌道ではなくフェース向きのエラーです。右に外している時はフェースが開き(もしくは打点位置がトウ寄り)、左に外している時はフェースが閉じて(もしくは打点位置がヒール寄り)いるのです。
ゴルフは物理であり、その物理の最たるのがパッティングです。
1mを90%の確率でカップインさせるために必要なことは、ヘッドの軌道をストレートにすることではなくて、真っ直ぐなラインにおいてはフェース向きスクエア(真っ直ぐ)な状態でボールをヒットすること。そして、芯、もしくは芯に近い部分(スイートエリア)でボールをヒットすること。この2つにこだわって練習すると、1mの距離をカップインさせる確率を90%に近づけられるのです。
ちなみに、ツアープロでも2mになるとカップインの確率は50%とのこと。2回に1回入れば「プロと同じ確率」になるそうです。5mになるとさらにカップインの確率は下がり、ツアープロでも1パットの確率は20%だそうです~。
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