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カテゴリー: 超私的な考察

2023年02月20日超私的な考察  コスパが良い「パー」とコスパが悪い「パー」はどこがどう違うのか!?

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土曜日は千葉市民で担ぎセルフで9ホール、続く日曜日は同じく千葉市民で担ぎセルフで18ホールプレーしてきました。どちらもマーク塾の塾生との月例定期ラウンドで、
クラブは7本縛りです。

 

 

 

ちなみに、両日ともシャフトの試打を行い、土曜日はアルディのローグ三菱ケミカルのディアマWSを試打。日曜日は三菱ケミカルのテンセイ1Kハイブリッド用シャフトを試打してきました。

 

 

 

 

シャフト試しながらのラウンドですが、土曜日、日曜日ともノーボギーでホールアウト。

 

 

 

 

日曜日は風速10メートルを超えようかという強風下でしたが、キャロウェイのC4ドライバー(2002年発売)で風に強い弾道が打てたおかげで、ボギーになりそうなピンチはありませんでした。3~4mのバーティチャンスは4ホールほどあって、17ホール目にして下りのフックライン(4m)がスコンとカップの真ん中に収り、バーディをひとつ取れました。

 

 

 

 

千葉市民ゴルフ場は距離も短く、OBや池でプレッシャーがかかるホールもほとんどありません。ショットの難易度が求められるのは最終9番ホールぐらいです。ティショットをフェアウェイに運び、ピン位置に関係なくグリーン真ん中に乗せておけば、パターでよほど変なことをしなければ楽にパーで上がってこれます。

 

 

 

 逆に言えば、千葉市民で楽にパーが取れない時というのは、ゴルファーは言い訳ができません。

 

 

 

 

障害物が気にならない状況下で、ドライバーを180~200ヤード先のフェアウェイに打ててない、100~150ヤードのショットでグリーン中央、もしくはグリーンエッジ付近に打ててないことが露呈します。別言すれば、難易度が低いショットがちゃんと打ててないことが分かってしまうのです。

 

 

 

そして、もうひとつ分かることがあります。

 

 

 

 

 それは同じパーを取るにしても楽にパーを取っているのか、かなり苦労してパーを取っているのかが分かるのです。

 

 

 

 

 超私的なことを言わせてもらうと、楽にパーが取れるというのはコスパが良いパー。
 対して、かなり苦労しながらパーを取っているのはコスパが悪いパーです。

 

 

 

 

例えば、ティショットをラフに曲げて、そこからリカバリーショットを打ってパーを取るとか、グリーンの端っこに乗せて15メートル以上のロングパットを2パットしてパーを取るとか、バンカーからボギーオンさせてパーを取るとかというのは、コスパが悪いです。

 

 

 

 何故かと言うと、これらのパーというは打たなくてもいいはずの難易度が高いショットを打っているからです。

 

 

 

 

加えて、コスパの悪いパーの典型例は2m以内にバーディチャンスを付けたにも掛からずバーディー逃しのパーの時です。説明するまでもありませんが、バーディチャンスに付けたパットを外すというのは、バーディチャンスにつけたショットが報われないからです。ナイスショットがスコアにつながらないというのも、超私的にはコスパが悪いパーではないかと思っています。

 

 

 

 

対してコスパが良いパーというのは、、、

 

 

 

 ナイスショットはないけど楽にパーが取れている。

 

 

 

・パーパットはお先の距離ぐらい。
・グリーン周りの花道からのボギーオンで寄せワンパー。
・4~10メートル以内の距離にパーオンして2パットのパー。

 

 

 

 

目を見張るようなナイスショットを打たなくてもパーで上がれている。グリーン上でストレスがかからないパットを打ってパーで上がれているというのが、超私的には個スパが良いパーではないかと思っています。

 

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

 

 

同じパーでもコスパの良いパーを取っているとゲームの流れが良くなります。対して、コスパの悪いパーを取るとストレスが溜まりやすくなる分だけ、ゲームの流れを良くすることが難しくなります。

 

 

 

 

コスパの良いパーもコスパの悪いパーも同じパーですが、安定したプレーをするのに有利なのは前者です。

 

 

 

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2023年02月13日超私的な考察  ヤングタイマーなドライバーは一体いつまで使えるのか!?

今でも充分現役で使えます。その理由は?


温故知新ではありませんが、この所、ヤングタイマーなドライバーを使ってプレーする機会が増えました。先週のラウンドではキャロウェイのビッグバーサC4(2002年)、FTツアー(2010年)、ピンのG10(2007年)そしてフォーティーンのCT112(2012年)の4モデルを赤羽ゴルフ倶楽部に持ち込んで使いました。

 

 

 

 

いずれのモデルも10~20年前に発売されたドライバーですが、使用するのにまったく問題はありませんでした。あと10年ぐらいは使えそうです。

 

 

 

最新モデルに比べるとパフォーマンスは少し劣りますが、まったく飛ばないなんてこともありません。

 

 

 

 

そして、ヤングタイマーなドライバーに共通するのはヘッドの構造がシンプルなことです。FTツアーこそカーボンコンポジットの2ピース構造ですが、それ以外の3モデルはフルチタン。ソールにバッジの類いはついてませんし、重量調整用のネジもついてません。破損や剥離の可能性があるパーツが付いてないので、長く使っても壊れづらくなっています。

 

 

 

対して、今どきのドライバーはヤングタイマーなドライバーと比較すると構造が複雑になっています。製造技術が進化し、そして設計の自由度が増したからだと思いますが、ヘッドの部品点数が多くなっています。ヤングタイマーなドライバーに比べると、クラウンやソール部分は素材がかなり肉薄です。構造的には、ヤングタイマーなドライバーよりも耐用年数が長くなりづらいのではないかと超私的に思っています。

 

 

 

 

超私的には今どきのゴルフクラブ、特にドライバーはF1とかレーシングカーの作りと似てきたと感じています。飛びのパフォーマンスを上げるためには必要なことだと思いますが、それのトレードオフとして耐久性のパフォーマンスを上げづらいモノ作りがなされているような気がします。

 

 

 

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2023年02月10日超私的な考察  ゴルフクラブの売れ行きに大きな影響を与えるのは○○○○です!?

どまっすぐ!というべきところを、”ど真ん中”と間違えて連呼しておりますが

間違いなく曲がらないシャフトみたいです!

 


日曜日に続き、昨日の赤羽薄暮もドライバーを2本持ち込んでプレーしました。1本は短尺スチールシャフトを装着したキャロウェイのFTツアー。もう1本はキャロウェイのビッグバーサC4です。FTツアーはボディがカーボンでフェースがチタン。発売されたばかりのパラダイムと同じ構造のドライバー。

 

 

対する、C4はフェースもボディもカーボン素材。テーラーメイドのステルスシリーズよりも20年も前に発売されたヤングタイマーなドライバーです。

 

 

 

 

C4は専用のスリーブが必要なので、今となってはリシャフトできません。純正シャフトのままでの試打となりますが、改めて、使ってみて感じたのが

 

 

 

 

インパクト音とボール初速には何の因果関係もないことです。

 

 

 

 

 

昨日のラウンドでもそれが証明され、C4でもちゃんと打てばちゃんと飛びました。と言うよりは総重量が軽いこともあってヘッドスピードは上がりますし、何よりも低スピン弾道が打てるのでアゲンスト風でも飛距離が落ちません。

 

 

 

20年以上前のドライバーですが、今でも十分な飛距離性能を誇っています。あえて違いを上げるならばチタンドライバーとはまったく異質なインパクト音とフェースの弾き感です。チタンに比べると音が静かで(音が鈍い)、チタンに比べると弾き感が乏しい(物足りない)。

 

 

 

C4(カーボンヘッド)はチタンに比べると、音と手応えが劣っていると勝手に認識してしまうゴルファーが圧倒的に多く、それが不人気につながったのでしょう。

 

 

 

 

 

大部分のゴルファーは音や弾き感と飛距離には関連性があると勝手に認識しているのです。別言すると、ごくごく一部のゴルファーを除けば、ロジカルに飛距離性能を判断しているのではなくて、ヒューリスティックに飛距離性能を判断しているのです。ヒューリスティックを乱暴に訳せば、ロジカルな根拠が不確定な先入観や「思い込み」です。

 

 

 

C4はヒューリスティックな面でゴルファーからネガティブなイメージを持たれ、それが不人気につながったと分析するのが正しいのではないかと超私的に思っています。

 

 

 

 

逆に言えば、売れるクラブを作る極意はリアルな飛距離性能の高さはもちろんのこと、それ以上に大事なことはヒューリスティックに「飛ぶ」と感じさせるドライバーを作ることです。

 

 

 

 

誤解恐れずに言えば、大ヒットしたゼクシオは本来の性能の高さはもとより、ヒューリスティックな部分(澄んだインパクト音、弾き感の良さ)でもアドバンテージがあったから、20年もの間、売れ続けているのとも言えます。

 

 

 

 

ゴルファーに限らず、人間はあらゆる場面でヒューリスティックな処理をしがちです。それを考えると、売れるドライバーを作る上で求められるのは、リアルな飛距離性能以上に、ヒューリスティックを意識したモノ作りが必要不可欠ではないかと超私的に思っています。

 

 

 

 

C4を世に送り出したキャロウェイが20年経過してもカーボンフェース(カーボンウッド)のドライバーを作らない(市場投入しない)のは、昔も今もヒューリスティック的に不利だと判断しているのでしょう。

 

 

 

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2023年02月03日超私的な考察  なぜ今どきのドライバーはカーボン素材を多用するのか!?

 

素人のゴルフのある意味極意かもしれません↓


お正月休みが明けたかと思ったら、もうすでに2月に入っています。この時期は寒さがもっとも厳しく、ゴルフをするのには防寒対策が欠かせません。今年は、ウールの靴下、ウールのタイツ、ウールのシャフトを新たなアイテムとして投入してますが、これが大当たり。ウールは油分を含んでいるからでしょう。かかとのひび割れに悩まされることがなくなました。そして汗をかいた時にも乾きやすく、汗冷えしなくなりました。

 

 

 

 

今さらながらウール(メリノウール)繊維のありがたみを感じておりますが、唯一気になるのは毛玉ができやすいこと。ウール繊維は選択を重ねるごとに毛玉が増えてくるのを避けられません。繊維の特性だから致し方ないとはいえ、この点だけは少しモヤモヤしています。

 

 

 

 

防寒用のアンダーウエアでは化学繊維と天然繊維とを選ぶことができます。どちらにもメリット、デメリットがあるから併売されているのだと思いますが、ゴルフのドライバーに関しても2つの素材がしのぎを削っています。

 

 

 

 

今どきのドライバーヘッドに使われる素材は、、、

 

 

 

 

 ・ひとつは金属素材のチタン
 ・もうひとつは炭素繊維のカーボンです

 

 

 

 

 

 近年はチタンとカーボンを組み合わせたドライバーヘッドが多いですが、フルチタンもあります。対してフルカーボンのドライバーはかつてはありましたが、今はありません。

 

 

 

 

テーラーメイドのステルス2にしてもキャロウェイのパラダイムにしてもカーボンとチタンの両方の素材を使っています。ちなみに、ステルス2は前作よりもカーボンの専有面積を増やし、パラダイムは極薄カーボンを筒状にしてヘッドの中央部分に採用しています。

 

 

 

 

 

カーボンは比重が軽く設計の自由度が上がるとメーカー側はアピールしています。たしかに、金属のチタンに比べるとカーボンの方がはるかに比重が軽く、カーボンの専有面積を増やした方が余剰重量を生み出せ、設計の自由度を上げられます。

 

 

 

 

ただし、カーボンとチタンを組み合わせてヘッドを作れば、それだけで慣性モーメントが大きくなるとは限りません。物体(ヘッド)の外周に重量を多く配することで慣性モーメントの数値は大きくなりますが、カーボン素材を採用せずとも数値を大きくすることは可能だからです。

 

 

 

 

実際、かつてのナイキのドライバーはフルチタンのヘッドでルール上限の慣性モーメントを達成しています。

 

 

 

 

では、なぜヘッド素材にカーボンを多用するドライバーが増えているのか?

 

 

 

 

超私的に設計の自由度に加え、新しさをアピールできるからではないかと思っています。別言すれば、フルチタンだと目新しさを出すのが困難になってきたのでしょう。フルチタンドライバーが市場を席巻したのが1993年前後。すでに30年以上経過しているわけですから、、、、、

 

 

 

 

ゴルフクラブに限りませんが、新製品には目新しさが欠かせません。カーボン素材というのは素材そのものにもメリットがありますが、加えて、チタンよりも目新しさをアピールしやすいという点も見逃せないのです。

 

 

 

 

2023年の新作ドライバーは足並みを揃えるかのように、チタンとカーボンを組み合わせたヘッドになっています。もちろん各社とも、それぞれ独自性を出したモノ作りがなされてますが、慣性モーメントの数値や重心特性を計測してみると、見た目ほど大きな差はありません。ヘッドの性能に関しては、30年前よりも現在の方が同質化しつつあるのです。

 

 

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2023年01月27日超私的な考察  ゴルフはYouTubeを観ただけで本当に上手くなれるのか!?

打ってないのにここまで喋る?


大寒波が日本列島を覆っている最中、昨日(1月26)も朝イチの新幹線に乗り込んで早朝スノボに勤しんで来ました。快晴の中、2時間ほど滑ってきましたが、プライベートレッスンのおかげで課題のバックサイドがかなり改善。おかげで滑りが良くなっただけでなく、無駄な力が抜けた分だけ身体への負担も減りました。

 

 

この3年ほどずっとバックサイドが上手く滑ることが出来ませんでしたが、3年間ずっと教わったきたことの成果が出ました。出来てしまえばなんてことはない動きですが、出来ない時はターンの度にモヤモヤしてたのです。

 

 

 

 

行き帰りの新幹線ではスノボのYouTubeを観たり、ゴルフのYouTubeを観たりしてますが、改めて感じたのがYouTubeにはいろんなコンテンツがこれでもかってぐらいアップされていることです。スノボにしても、ゴルフにしても、検索すれば数多くのレッスン動画を観ることができます。

 

 

 

 

さて、このYouTubeでのレッスン動画。

 

 

 

 

スマホがあればどこでも手軽に観ることができます。非常に便利なツールなのでマーク金井も度々チェックしていますが、スノボをやっていて改めて感じたのが、分ることと出来ることの違いです。

 

 

 

 

YouTube動画を観れば、動きのメカニズムを非常に分かりやすく解説してくれてます(分かりづらいのもあったりしますが)。分かりやすさという意味では、ゴルフ雑誌のレッスン記事やレッスン書よりも上回っていると思いますが、この分かりやすさというのがちょっと曲者です。

 

 

 

 

 分りやすいと感じてしまうほどに、「分かる=出来る」と勘違いしやすくなります。

 

 

 

 

 

そして、この勘違いが生じてしまうと、、、、やりたい動きと実際の動きにズレが大きく生じてしまいやすいからです。

 

 

 

 

 スノボやゴルフに限りませんが、分かることと出来ることというのはこれでもかってぐらい大きな隔たりがあります。

 

 

 

 

加えて、分かってから出来るようになるまでというのは、「知らない→分かる」の段階をクリアするよりも「分かる→出来る」の段階をクリアする方がはるかにハードルが高いからです。

 

 

 

 

マーク金井の場合で言うと、スノボのバックスサイドの滑り方については、分かるから出来るようになるまで丸3年以上掛かりました。ゴルフのスイングに関しても、分かるから出来るようになるまでは、数日というのはまず難しいでしょう。

 

 

 

 

個人差があるとは思いますが、自分のスイングを再構築するのは少なくも数年はかかってもおかしくないと思っています。

 

 

 

 

 

YouTube動画をいくつも観ると、分かる数を増やすことはできますが、出来る数を増やすにはYouTubeを観ている時間の100倍以上は必要ではないかと超私的に思っています。加えて、分かるから出来るになるためには指導者により適切なアドバイスも必要でしょう。

 

 

 

YouTubeが普及したことでスイングのメカニズムを手軽に学べるようになりました。スイングのことが分かるアマチュアゴルファーは確実に増えているのは間違いないと思いますが、分かるだけでは正しい技術は身に付きません。技術(合理的な動き)を身に付けるためには、「分かる→出来る」というハードルを乗り越えるための正しい地味な反復練習と時間が必要不可欠なのです。

 

 

 

 

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