カテゴリー: 超私的な考察
2022年01月12日超私的な考察 なぜテーラーメイドは「ステルス」にカーボンフェースを採用したのか!?
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ついにというか、やっというか今日(1月12日)に、テーラーメイドの新作ドライバーが日本で正式発表がなされます。
同社のオフィシャルサイトのトップにもディザー広告がなされていましたが、SIM2に変わるドライバーのキャッチコピーは、WOOD、METALWOOD、NEXT?
これまでのドライバーと異なる素材を匂わせていましたが、あたらな素材となるのがカーボンです。SIM2に変わる新作ドライバーのモデル名は「ステルス」で、この新しいドライバーはフェースの素材がカーボンになっているのです。
さて、このカーボンフェース。
グローバル(世界市場)では初の採用となりますが、こと国内市場においては初めてではありません。
2013年に登場したグローレリザーブにカーボンフェースが採用され、翌年に発売された2代目グローレもフェースの素材はカーボン。そして、2016年に発売されたロイヤルグローレにもカーボンフェースが採用されています。
グローバル市場では初採用となりますが、こと日本市場においてはカーボンフェースは初ではなく、なんと4作目となるのです。
さて、このカーボンフェース。
歴史を遡れば1980年代には国内メーカーのヤマハ、ミズノ、ヨネックスがカーボンヘッド(カーボンフェース)のドライバーを発売しています。また、2002年にはキャロウェイがC4というカーボンヘッド(カーボンフェース)ドライバーを出しました。
しかしながら、これらのモデルは大ヒットには至ってません。注目は浴びましたがセールスとしては決して芳しいものではなかったと記憶しています。
テーラーメイドにおいても、カーボンフェースを採用したグローレシリーズはヒット商品とはなっていません。金属のチタンフェースに比べると、カーボンフェースは非金属なためにインパクト音が非常に静か。手応えもチタンフェースに比べると弾き感が乏しくソフト。音と手応えがアマチュアゴルファーには支持されなかったのです。
では、なぜヒットしなかった「カーボンフェース」をわざわざテーラーメイドは2022年の主力モデルに採用したのでしょうか?
超私的なことを言わせていただくと、過去に3モデルでカーボンフェースを採用しているから、今回、カーボンフェースで勝負に出たのではないかと思っています。グローレリザーブからカーボンフェースの研究が進み、チタンと同等、もしくはそれ以上のメリットを生み出せることができたから、ステルスにカーボンフェースを採用したのだと思います。
マーク金井も実際に試打してますが、ステルスのカーボンフェースは、過去のグローレシリーズと一線を画します。インパクト音、打感ともソリッド。チタンとまったく同じではありませんが、ボールを捕らえた時の手応えは「すぐにでもコースで使ってみたくなる」ものでした。
ドライバーはチタンの時代が25年以上続いています。チタンがドライバーのスタンダートになっていますが、素材が変わらないままではドラスティックな進化(変化)をさせるのは困難になっています。テーラーメイドはフェースの素材を変えることで、ドラスティックな進化(変化)を狙ったと思われます。
これまでのドライバーの進化を振り返ると、ヘッドやフェースの素材が変わることでイノベーティブなモノが登場しています。そういう意味では、テーラーメイドは過去の実績にとらわれず、新しいモノ作りにチャレンジしたのでしょう。
ステルスが売れるか売れないかは分りませんが、少なくともマーク金井はこのドライバーに一目惚れしました。発売日にはもちろん衝動買い致します。
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2022年01月10日超私的な考察 アプローチで寄せワンが多い人と少ない人の決定的な違いとは!?
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昨日は日の出の30分くらい前にクラブハウスに到着し、日の出ととも赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝9ホールプレー。冬ゴルフのお約束通り、最初の数ホールはフェアウェイ、グリーンとも凍ってる中、2ボギー、1バーディーでホールアウトすることができました。
スタッツはこんな感じです。
△△ーーーーー○ー 36
222111111 12
出だしのボギーは凍ったグリーンにボールが直接キャリーしてしまい、グリーンを大きくオーバーしました。続く11番のパー3はドライバーで打ったショットは手前の花道から転がっていきましたが、こちらもボールが止りきらずグリーンオーバーしてのボギー。
続く12番は3打目が残り90ヤードの距離から7番で転がしてピン手前3mに3オン、バーディパットはカップをかすめてのパーです。そして、13番からは、なんとすべての1パット。17番のバーディーを除くと、5ホールは寄せワンパー。パーオンしたのは2ホールだけなことを考えると、1オーバーのスコアはかなり上出来です。
枯れ芝でグリーンも凍っていることを考えると、7ホール中、5ホールで寄せワンできたい出来すぎな感じもしてますが、寄せワンできなかった2ホールと、寄せワンできた5ホールとでは決定的な違いがあります。
寄せワンできなかった2ホールはボールからグリーンエッジまでの距離が10ヤード以上ありました。
対して寄せワンできた5ホールはボールからグリーンエッジまでの距離は5ヤード以内です
いずれも転がせる場所なので、ロフトの25度のランニングウエッジ「R25」で1m以内に付けることができたのです。
察しのいい人は、もう表題の答えがお分かりになったかと思います。
アプローチが上手い人は寄せワン率が高くなりますが、それ以上に寄せワン率が高い人というのは、「寄せワンしやすい場所」にボールを運んでいるのです。
スコア管理アプリでは寄せワン率の高さを示す指標としてリカバリー率というのがありますが、グリーンを外した時、難易度の低い場所(グリーンのすぐ近くで転がしていける場所)にボールを確実に運んでいれば、おのずとリカバリー率の数値は上がるのです。
寄せワンを増やすためにアプローチの練習を増やすのはもちろんやった方がいいですが、超私的にはセカンドショット(グリーンを狙うショット)の精度を上げ、できるだけアプローチショットの難易度を低くしておくことが、寄せワン率が高くなると思っています。加えて、アプローチショットの難易度が引く場所から寄せワンを狙う人の方が、チップインの回数も増えてきます。
ゴルフは確率のゲームです。
グリーンの外し方が悪い人は、アプローチの難易度が上がって寄せワンの回数を増やすことが難しい。アプローチの練習を頑張ってやっても、それが報われづらくなるのです。対して、グリーンの外し方が良い人は、アプローチの難易度が低い分だけ寄せワンの回数を増やせるのです。
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2022年01月07日超私的な考察 両手を離して素振りすると一体どんなメリットがあるのか!?
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冬ゴルフのセオリー
昨日は、朝イチの新幹線に乗り込み、ガーラ湯沢(新潟県)で早朝スノボ。青空が広がる中、サクッと2時間ほど2022年の初滑りを満喫してきました。スノボを本格的に始めて9シーズン目に入りますが、今年も週一ペースで滑りに行くつもりです。
スノボを終えて、午前11時26分発の新幹線に乗りこんで東京に戻ってみると、そこは雪景色。上越エリアが晴れると都心部は天気が崩れることが多いですが、それにしても昨日の降雪量には驚かされました。傘を持っていなかったのですが、スノボウエアを着込んでいたおかげで、雪まみれにならず神田のスタジオに戻ることができました。
スノーボードは毎回1時間、専属コーチにレッスンを受けています。目下の課題はバックサイド(ヒールサイド)のターンで、ボードのズレをいかに抑えるかをマンツーマンで教わっています。スノボもゴルフも「自分の感覚」は当てになりません。客観的に動きを見てもらい、どこを勘違いしているかを指摘してもらうことが上達につながるからです。
さて、この勘違い。
ゴルフスイングにおいても勘違いしやすいことが多々ありますが、超私的に勘違いしゃすいのがダウンスイングにおけるシャフトの角度です。
ダウンスイングでシャフトを寝かせる、いわゆるシャローイングという動作を意識して練習していますが、スノボのバックサイドのターン同様、自分のイメージと実際の動きにギャップがあります。具体的に言うと、シャフトを寝かせることを意識してダウンスイングすると、インパクトの手前でシャフトの角度が変わり、インパクトでシャフトが縦に動いてしまいます。いわゆるインパクトで手元が浮き、シャフトが地面と垂直に近づいてしまうのです。
説明するまでもなく、インパクトでシャフトの角度が変わってしまうのは正しいシャローイングではありません。ダウンスイング後半でシャフトが垂直方向に動くというのは、クラブを縦に振っていることになり、トウダウン量を増やすことになるからです。
シャローに振るために不可欠なのは、シャフトを寝かせるだけでなく、ダウンスイングからフォローにシャフトの角度を変えないこと。ライ角通りに振り下ろし、ライ角通りに振り抜くことが正しいシャローで、そう振ることがショットの安定につながると思っています。
そこで、昨年12月から積極的に取り組んでいるのがゴルフの竪琴を使った素振り。
ゴルフの竪琴は両手を離して持ち、なおかつ左手と右手の高さが変わります。これにより、両手の位置関係を意識しやすく、どのような位置関係になればシャフトの角度を一定に保てるのかを直感的に学ぶことができます。
ゴルフの竪琴での素振りをiPhoneで自撮りしてチェックしてみると、ダウンスイングからフォローにかけて、左手の上に右手が位置していると、シャフトの角度を一定に保てることが分ります。切り返しでシャフトを寝かせても、右手が上をキープしているとシャフトの角度が垂直方向にズレません。
対して、切り返しでシャフトを寝かせた後、ダウンスイング後半で右手を下にしてしまうとシャフトは垂直方向にズレ、シャフトの角度が変わってしまいます。
超私的には、ダウンスイング後半からフォローにかけては、できるだけクラブを横に振る意識を持ち、そのためには右手は左手の上にあることを意識しています。そうすることで、シャフトの角度はライ角通りの状態をキープできることが分ってきたからです。
スノボもゴルフスイングも円運動です。なおかつ外力(遠心力)が発生し、それをプレーヤーがいかにコントロールするかで表現される動作が決まります。
手前味噌ではありますが、超私的には正しいシャローイングを会得するにはゴルフの竪琴はうってつけの練習器具。この冬は、スノボのバックサイドターンとゴルフのシャローイングを会得すべく、練習を続けていきます。
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2021年12月20日超私的な考察 アゲンスト風に強い低弾道を打つもっとも確実な方法とは!?
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スタートホール緊張しますけど、どう乗り切ればいい?
土曜日、日曜日はマーク塾のメンバーと千葉市民ゴルフ場でラウンドでした。土曜日はスタート直後から風が強く、風速6~8mぐらいが当たり前。1番、4番、6番、9番がアゲンスト風の影響を受け、2番、3番、5番、7番、8番がフォロー風の影響を受けてショットを打つことになりました。
いつものようにクラブは7本、ドライバーは短尺スチール、そしてランニングウエッジのR25と、R25をベースに設計したロフト9度のパターというセッティングです。
さて、この強風下でのプレー。
風の影響をできるだけ受けないショット、すなはちできるだけ低い弾道(かつ低スピン)を打つにはおおまかに2つの方法があります。
・ひとつは打ち方(スイング)で低い弾道を打つという方法
・ひとつはクラブで低い弾道を打つという方法
超私的にお勧めしたいのは後者です。マーク金井はパー3でドライバーを使うことが多いですが、例えば、130ヤードの距離をドライバーで打つと、9番や8番アイアンで打つよりも圧倒的に弾道が低くなります。理由は単純、ドライバーの方がショートアイアンよりもロフトが圧倒的に少ないからです。
これは他のクラブに関しても同じで、例えば100ヤード先のグリーンを狙う場合、PWで低く抑えて打とうとするよりも、7番アイアンを短く持ってハーフスイングした方が、弾道が低くなり、なおかつスピン量も減らせます。PWよりも7番の方が、ロフトが15度ぐらい少ないからです。
加えて、7番アイアンで100ヤードを打とうとすればインパクトでパンチが入りませんし、上から打ち込む感じにもなりにくいです。結果、入射角が鋭角になりづらいのでスピンが増えづらく、なおかつザックリや引っかけのミスも出づらくなります。
風が強く吹くと、無意識の内に身体が風に反応します。特に、アゲンスト風では風に負けまいとインパクトが強くなりやすいですが、インパクトが強くなるほどに、ヘッドの入りが不安定になります、上からヘッドが入りやすくなる分だけ引っかけやダフりのミスが出やすくなります。
ティショットで風の影響(特にアゲンスト風)を減らすコツは、クラブを短く持ち、150ヤードぐらい飛ばす気分でスイングすることです。軽く打とうと考えるよりも、明確に力まない距離を設定した方がインパクトが力みづらくなります。
ちなみに距離が長いホールでアゲンスト風が強い時は、パーの設定をひとつ増やしてください。400ヤードのパー4ならば、400ヤードのパー5にすればいいんです。損して得取れではありませんが、アゲンスト風では風に刃向かわず、とにかくおとなしくプレーすることが一番です。
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2021年12月17日超私的な考察 この50年間でアマチュアゴルファーの腕前が上がらない理由は一体どこにあるのか!?
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個人的に神回だと思ってます(ディレクター)
2021年も残すところ2週間になりました。2週間後には2022年が始まりますが、超私的には齢64歳になります。そして、14歳からゴルフを始めているので、ゴルフ歴が
50年に達します。
昔を振り返るのはあまり好きではないのですが、ゴルフを始めた50年前、最初に手にしたのはミズノのセンターフラッグというモデルのハーフセット。ウッドヘッドは木製でシャフトはスチール。グリップは確か革巻きだったような気がします。アイアンはフラットバックで、パターはキャッシュイン型でした。
コースデビューは淀川河川敷にあったパー3コースの淀川パブリック。同級生とツーサムでプレーしたのを今でも覚えています。そして淀川パブリックを数回プレーした後、これまた淀川河川敷のくずはパブリックでコースデビューを果たしました。
ゴルフを始めるとともにゴルフ雑誌を読み始めましたが、今でも覚えているのがアマチュアゴルファーの最初の目標が100切り。シングルになることがアマチュアの永遠の夢であることもゴルフ雑誌から早々に知ったのです。
ゴルフと共に半世紀過ごしていますが、昔も今も変わっていないのがアマチュアの目標は100切りで、シングルになれるのはほんの一握りです。正確に調べたわけではありませんが、肌感覚としてはアマチュアゴルファーはこの50年間、ほとんど腕前が上がっていません。クラブが劇的に進化しているにも関わらず、ゴルファーはスコアメイクに苦しんでいる人の方が圧倒的に多いのです。
ただし、アマチュアゴルファーの飛距離は伸びています。50年前はドライバーは200ヤード、7番アイアンは120~130ヤードなのがアマチュアの平均的な飛距離。対して、現在はドライバーで220ヤード以上打てる人が増えてますし、150ヤードを7番で打つ人が確実に増えています。
ここから導き出されるのは、一般的なアマチュアゴルファーの多くは、
飛距離アップは必ずしもスコアアップにつながっていない、、、別言すれば、ボールが飛ぶことと、上手くなることは別物とも言えます。
この仮説が当てはまるかどうかは分りませんが、超私的なことを言わせていただくと、3年前から短尺スチールシャフトを装着したドライバーを使うようになってから、平均スコアが良くなっただけでなく、ベストスコアも更新できています。2021年は学生時代でも出せなかった60台のスコアを5回以上出せてますが、いずれも飛びには不利な短尺ドライバーを使用しています。
ゴルフは確率のゲームです。
60歳を過ぎて飛距離は少しづつ落ちてきてますが、それでも飛距離よりも安定性が得られるクラブを使う姿勢は変えないつもりです。その方が、スコアアップにつながるという確信があるからです。
YouTubeで「諦めのゴルフ」という動画を配信してますが、スコアを諦めないために本当に必要なことは、超私的には「飛距離を諦める」ことではないかと思っています。
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