マーク金井blog

カテゴリー: 超私的な考察

2022年01月28日超私的な考察  クラブ3本でだけプレーすると本当にスコアが良くなるのか!?

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マニアなファンが多い?!諦めシリーズです


Facebookには毎日3~4回投稿しているマーク金井ですが、その多くが食事ネタ。もちろんゴルフに関するネタもアップしていますが、例えば、ゴルフダイジェスト社が発信している「みんなのゴルフダイジェスト」には到底叶いません。

 

 

その「みんなのゴルフダイジェスト」で昨日、目に止まったのが、、、、

 

 

 

「3Wが当たらない」「抜きなさい、バッグが軽くなる」
D・カンの優勝はブッチとアニカのおかげ(川野美佳)

 


詳しくは記事をいただきたいですが、カンは苦手にしている3Wを抜いたことで米女子ツアー、通算7勝目を手に入れました。まさに引き算のセッティングで勝利をたぐり寄せたのです。

 

 

 

 

さて、この引き算のセッティング。YouTubeの「マーク金井のオルタナ」ゴルフでもいくつかの提案をしていますが、水曜日は究極の引き算とも言えるセッティングでプレーしてきました。

 

 

 

 

 

千葉市民ゴルフ場にてスタート前にピンの新作アイアンi525の撮影を行ったのですが、撮影時に使った7番アイアンとドライバーとパターの3本だけでプレーしてきました。

 

 

 

 

今まで最高に少ないのはドライバーとパターの2本プレーでしたが、その次に少ない本数です。距離の打ち分けはこんな感じです。

 

 

 

 

・ドライバーの守備範囲  150~250ヤード
・7番アイアンの守備範囲  5~160ヤード
・パターの守備範囲  グリーン上からグリーンエッジ(花道)

 

 

 

千葉市民は癒やし系コースでなおかつ距離も短めです。もちろん青ティからではなく白ティでのプレーです。4番と9番のパー5では赤ティを使っています。

 

 

 

スタッツはこんな感じでした

 

 

 

△ーーー○ーーー◎  34
212211211  13

 

 

 

 

14本でプレーしたのと同じかそれ以上に良い内容のプレーができましたが、これには理由があります。ショット距離感が良く、パットも決まったというのもありますが、それ以上に良かったのがコースマネジメントです。

 

 

 

 

ティショット以外で使えるクラブは7番アイアンとパターだけなわけですから、7番アイアンが使いやすい場所を狙ってティショットを打ち、セカンド(パー3のティショット)では、「徹頭徹尾」、転がして寄せられる場所を狙って打ちました。

 

 

 

具体的に言うと、バンカーやラフ、そしてエッジからピンまでの距離が近いエリア、グリーン奥を徹底的に避けてプレーしたのです。なにしろ、ボールを上げて止められるクラブがまったくないわけですから、、、、、

 

 

 

狙った所に打てたからいいスコアが出てくれた訳ですが、3本プレーで改めて感じたことがあります。それは、、、、

 

 

 

無意識の内に安全なゾーン(エリア)に意識が向かい、安全なゾーンに打つということに「全集中」できました。

 

 

 

 

例えば、その典型となったのが8番ホール8番は151ヤードのパー3で、グリーンの右手前と左サイドにバンカーがあります。水曜日のピン位置はバンカー越えとなる、グリーン右端でした。

 

 

 

 

ピンを狙えばバンカー越えとなり、グリーン真ん中の花道を狙うとセーフティーな反面、ナイスショットをしても10メートル以上のパットが残ります。このためナイスショットしてワンオンしてもロングパットのリスクがあるという状況です。

 

 

こういう場合、グリーン中央を狙った方が安全なのは分っていても、心のどこかには「3パットしそうな所には打ちたくない」というがあります。別言すれば、安全策に徹しきれないで打つことがままあり、中途半端なスイングをして右に吹かしたりすることが少なからずあるのです。

 

 

 

対して、クラブが3本しかない、加えてティショットはボールがまったく止まらないドライバーで打つとなると、、、、どうでしょう。バンカー越えのピンを狙いたいなんて気持ちはまったくおこりません。グリーン中央の花道を狙うことに「全集中」できるのです。

 

 

 

ここまで説明すればもうお分かりでしょう。

 

 

 

そうです、スコアメイクに必要なのは安全なエリアを探して狙うことが基本ですが、それを実践できるかどうかというのは、

 

 

 

 安全なエリアに打つと「全集中」できるかにかかっているのです!!!!

 

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

 

 

確率が高くなる場所にボールを運ぶことがコースマネジメントの基本ですが、心の片隅にでも「ピンを狙いたい」という気持ちがあると、スイングにしなくていい動作が生まれ、それがミスを誘発することになるのです。

 

 

 

 

クラブ3本でプレーするというのは、かなりイレギュラーなことです。しかしながら、イレギュラーな状態でプレーすることが、実は、スコアメイクに役立つコースマネジメントを実践でき、それがスコアアップにつながるのではないかと超私的に思っています。

 

 

 

 

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2022年01月26日超私的な考察  TENSEIプロオレンジ1K&ピン i525アイアンの試打インプレ

マーク金井のYou Tube動画 ステルスの3モデルの選び方です


月曜日は恒例の早朝スノボ。朝イチの新幹線に乗ってガーラ湯沢に向かい、サクッと2時間ほど滑ってきました。ここ3年ほど苦手にしていたバックサイドのターンですが、宮崎コーチのおかげで、ようやくコツがつかめました。この感じを体に覚えさせたいので、今週は金曜日も滑りに行くつもりです。

 

 

 

この時期、頭の中はスノボが占める割合が増えてますが、もちろんゴルフもおろそかにはしてません。月曜日は三菱ケミカルの新製品、TENSEIプロオレンジ1Kをがっつりと試打し、火曜日はピンの新作アイアン、i525アイアンをがっつり試打してきました。どちらも屋外の練習場、2日続けて練習場でボールを打ったのは20年ぶりぐらいではないかと思います。

 

 

 

まずTENSEIプロオレンジ1Kですが、試打ヘッドに選んだのはテーラーメイドのステルスHDの10.5度。このモデルがステルスシリーズの中でもっともヘッド挙動がニュートラルだからです。50g台から80g台まで全重量帯、すべてのフレックスを打ちましたが、このシャフトの特徴を一言で表すならば、

 

 

 

 

弾きを極めたシャフトです。

 

 

 

 

切り返しでは手元がしなり、手元がしなった後はシャフト全体がシャープにしなり戻り、インパクトで鋭い加速感を味わえます。トルクが少ないので挙動はやや敏感な所がありますので、ある程度スイングの精度が求められます。手元にしなり感がありますが、操作性、追従性が高いシャフトです。打点位置をコントロールできる人、ヘッドの入れ方をコントロールできる人には、非常に満足度が高い仕上がりではないかと思います。

 

 

 

ちなみにステルスHDとの相性ですが、これは非常にgood。1発目からイメージ通りの弾道が打てました。カラーリングもステルスのつや消しの黒とのマッチングもいい感じ。ステルスが出ることを予想したかのような仕上がりは、さすがの三菱ケミカルです。

 

 

 

 

続いてピンの新作、i525アイアン

 

 

 

 

こちらはi500からの3年ぶりのモデルチェンジです。i500のキャッチフレーズは「ブレードなのに、飛び系」。ヘッドはパッとみた感じマッスルバック風ですが、実際は中空構造。中空により慣性モーメントを増やし、重心を深くすることでやさしさを実現したアイアンです。

 

 

 

i525もこの流れを汲んでおり、見た目はマッスルバック風の中空構造。モデルチェンジによってソール幅が少し広くなり、そして重心距離が少し伸びているそうです。見た目も、わずかですがヘッドが少しだけ大きく感じます。

 

 

 

 

モデルチェンジによって変わったのは番手毎のグース度。ロングアイアンはグースの度合いを強め、ショートアイアンになるほどにグースの度合いを弱めてます。これにより、全番手捕まり具合が同じになるとこと。実際に打ってみてもショートアイアンは捕まり過ぎず、イメージ通りの弾道が打てました。

 

 

このi525アイアンの特徴を一言で表すならば、、、、

 

 

 

 

前後のミスが出づらい飛び系アイアン

 

 

 

 

飛び系アイアンはその構造上、ナイスショットした時でも飛距離が前後に10ヤード以上変わってしまうことが珍しくないのですが、i525にはそれがありませんでした。7番アイアンを10発以上打ちましたが、自分のイメージした距離(打った時の手応え)とトラックマンが計測した距離の誤差がわずか1~2ヤード。これならコースに出た時も、前後のミスが出づらく、距離感が非常に安定するのは間違いないでしょう。

 

 

 

キャッチコピーとしては「前後のミスが出づらい」というのは弱いかも知れませんが、実際にコースに出た時は、一発の飛びよりも距離感が安定している方がスコアをまとめることができます。i525のロフトは7番で29度。飛び系アイアンにしてはやや控えめな設定ですが、控えめなところにピンらしさを感じました。

 

 

 

久々に2日続けて屋外の練習場でボールを打ちましたが、広々とした空間にボールが飛んでいくのを見ていると、、、、広々とした練習場に通いたくなる人の気持ちが少しですが分ったような気になりました。やっぱりナイスショットは○○です。

 

 

 

 

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2022年01月24日超私的な考察  テーラーメイドの「ステルス」、3モデルは何が違うのか!?

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YouTube動画「マーク金井のオルタナゴルフ」にて、テーラーメイドの新作ドライバー、「ステルス」について超私的に性能を解説しました。「ステルス」は見れば見るほどに、SIM2からの進化形であることが分かります。逆に言えば、SIM2ステルスを出すために設計されたドライバーであるとも言えます。

 

 

 

 

マーク金井はステルスを2本、すでにオーダーしています。1本はステルスプラス、もう1本はステルスHD。テーラーメイドのDタイプに関しては、現在もM6D、SIMマックスD、そしてSIM2マックスDの3本を所有しているので、ステルスHDが加わると4本目となります。

 

 

 

ステルスの一番の特徴はカーボンフェースです。テーラーメイドが満を持してグローバルで出してきたわけですから、わざわか飛ばないドライバーを出してくるはずはありません。カーボンフェースにはチタンフェースではなし得ない優位性があるから、わざわざどこもやっていないカーボンフェースを採用していると考えるのが妥当でしょう。

 

 

 

ただし、反発性能に関してはステルスは3世代前からずっと同じでしょう。

 

 

 

 

テーラーメイドはすでに3世代前のM5から、フェースの反発はルール上限ギリギリに達していると謳っているからです。もしもSIM2よりもステルスのカーボンフェースの方がフェースの反発が高いなんてことになれば、ステルスはルール上限を超えているのか、もしくはステルス以前のチタンフェース(M5、SIM、SIM2)は、ルール上限に達していないフェースだったということになるからです。

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、今回はステルスの3つのモデル、ステルスプラス、ステルス、ステルスHDの選び方についてです。

 

 

 

 

SIM2同様、ステルスも3つのモデルをラインアップしています。対応するのは、こんな感じでしょう。

 

 

 

 

SIM2ステルスプラス
SIM2マックスステルス
SIM2マックスDステルスHD

 

 

 

 

なにをもって普通かは人それぞれだと思いますが、超私的にステルスシリーズで一番普通な性能(ニュートラル)に感じたモデルは、、

 

 

 

 

ステルスHDです!!!!

 

 

 

そして、見た目(形状)的に一番尖った性能なのがステルスプラスステルスプラスに関しては完全にハードヒッターを意識したモデルで、実際、テーラーメイド契約の男子ツアー選手の多くは、ステルスプラスをチョイスしています。ちなみにマーク金井がステルスプラスを購入したのは調整機能が豊富だからではありません。現在使用している初代M1と同じく、赤羽ゴルフ倶楽部で使い勝手が良いと思ったからオーダーしました。

 

 

 

 

そして、誤解を恐れずに言うと、ステルスとステルスHDの違いは大きくありません。この2モデルを打ち分けていただくと分りますが、SIM2マックスとSIM2マックスDほどの差をつけていないように感じました。

 

 

 

ステルスの選び方についてもYouTube「マーク金井のオルタナゴルフ」にて、アップしています。こちらもご覧いただけますと嬉しいです。

 

 

 

 

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2022年01月21日超私的な考察  テーラーメイドの「ステルス」はなぜフェースをカーボンにしたのか!?

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水曜日はガーラ湯沢で早朝スノボ、木曜日は午後から赤羽ゴルフ倶楽部にて薄暮9ホールプレーをしてきました。どちらもプレー時間は2時間前後なので、通常業務もサクサクこなせます。プレー時間を短縮すると疲れも残りませんし、何よりも1日を有効に過ごすことができます。

 

 

 

 

 

さて、昨日は赤羽に行く前に神田のスタジオにてYouTube「マーク金井のオルタナゴルフ」を4本収録。YouTube動画はライブ配信ではなく収録ですが、マーク金井は取り直しを絶対にやりません。もちろんリハーサルも台本もなしで、いつも出たとこ勝負のアドリブのみ。アドリブの方が思ったことを言葉にしやすいからです。

 

 

 

 

昨日の収録では、今、なにかと注目を浴びているテーラーメイドの「ステルス」の徹底分析と、「ステルス」の3モデルの特徴、選び方について話をしました。このブログがアップされる頃には、1本目の動画がYouTubeにアップされているかと思うので、ご覧いただけると嬉しいです。

 

 

 

 

さて、この「ステルス」

 

 

 

一番の特徴はカーボンフェースです。

 

 

 

 

テーラーメイドが満を持してグローバルで出してきたわけですから、これまでのSIM、SIM2よりもパフォーマンスが劣るなんてことはないと思います。

 

 

 

 

しかしながら、こと反発性能については、SIMやSIM2よりも勝っていることはありません。なぜなら、テーラーメイドはSIMやSIM2でルール限界まで反発性能を引き上げたと声高に謳ったいたわけですから、もしも、ステルスSIMやSIM2よりも反発性能が高かったとすれば、、、、、ステルスはルール適合ではないということになってしまうからです。

 

 

 

では、ステルスの魅力はどこにあるのでしょうか?

 

 

ステルスに搭載されるカーボンフェースは従来のチタンフェースのほぼ半分の重量になっていますが、厚みはチタンの2倍以上。4ミリ以上の厚みがあります。チタンフェースよりもカーボンフェースの方がフェースが厚く、それが打感に影響します。

 

 

具体的に言うと、チタンフェースよりもカーボンフェースの方が球離れが遅く感じ、距離調節や、球筋を打ち分けやすくなります。

 

 

 

 

加えて、カーボンフェースでフェース重量を軽くしたことで、ステルスSIM2よりも明らかに慣性モーメントが大きくなる設計、そしてSIM2よりも重心を低くなるような設計がなされてました。誤解を恐れずに言うと、フェース以外の部分(ボディ)に関しては、SIM2よりもステルスの方が金属部分の占有率が増えた設計がなされています。

 

 

 

 

 

おーっと、これ以上書いてしまうと、、、、

 

 

 

 

 

YouTubeのネタバレになってしまいます。この続きはYouTubeをご覧いただけると、「ステルス」の全容を知ることができます。「ステルス」「SIM2」の違いに興味があるのでしたら、ぜひご覧いただけますと幸いです。

 

 

ちなみに、カーボンフェースが今後主流になるかどうかはユーザーの反応次第だと思います。超私的には、シャフトはスチールとカーボンの両方があるのと同じく、将来的にはドライバーのフェースも金属(チタン)とカーボンの両方が成り立つような感じがしてます。

 

 

 

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2022年01月14日超私的な考察  テーラーメイドの「ステルス」はどんなゴルファーと相性が良いのか!?

マーク金井の新しいYou Tube動画公開されました

 


一昨日の水曜日はテーラーメイドの新作ドライバー「ステルス」、キャロウェイの新作ドライバー「ローグST」が日本で正式発表がなされました。どちらも記者発表と同時に、プレスリリースが配布されマーク金井の手元にも届いています。

 

 

 

 

両モデルともすでに神田のスタジオで試打させてもらってますが、モデルチェンジでのインパクトが強かったはテーラーメイドの方です。クラブの名前をSIMからガラっと変え、なおかつ同業他社に先駆けてカーボンフェースを採用。ヘッドのカラーリング、ロゴもドラスティックに変えてきたからです。いつにも増して、最新は最善というのを視覚的に分かりやすくしているのには恐れ入りました。

 

 

 

 

さて、このステルス

 

 

 

 

テーラーメイドのフラッグシップモデルで、ヘッドは3種類ラインアップされています。ゴルファーのニーズに合わせて選択できるのは非常にありがたいのですが、プレスリリースを見ていて少し気になったことがあります。

 

 

 

 

フェース素材にカーボンを採用したことを大々的にアピールし、飛びの進化についてはかなり詳しい説明がなされていますが、反面、対象ユーザーについてはどこにもアナウンスがなされていません。

 

 

 

 

・どんなゴルファーを意識して設計がなされているのか?
・どんなゴルファーに使ってもらいたいのか?
・どれぐらいの腕前のゴルファーが対象ユーザーなのか?

 

 

 

 

これはテーラーメイドに限らず、他のクラブメーカーもおおっぴらには対象ユーザーを明言することを控えています。かつては初心者向け、中級者向け、上級者向けというジャンル分けがなされてましたが、今はありません。少し前には、アベレージゴルファー向け、アスリート向けというジャンル分けもありましたが、最近はこのてのジャンル分けもありません。

 

 

 

 

なので、今回は超私的にステルスの対象ユーザーはどんな人達なのかを言い当ててみたいと思います。

 

 

 

 

 

対象ユーザーを絞るのに役立つのは、、、、

 

 

 

 

・価格
・ヘッドのスペック(リアルロフト)
・クラブ重量
・シャフトの重さと硬さ

 

 

 

 

この4つを調べると、おおよそ対象ユーザー像が浮かび上がってきます。

 

 

 

ステルスの場合、純正シャフト装着で税込み8万6900円。ステルスプラスになると純正シャフト装着で9万200円。この価格帯はハイエンドに近いので、これから始める人向けではないことが分ります。クラブにそれなりのお金をかけられる中上級者向けであると推察できます。

 

 

 

 

次に、ヘッドのスペックですが、リアルロフトはそれほど多くありませんでした。アドレスすると、表示ロフトとリアルロフトの差は少なめなことを考えると、これまた初心者向きではないことが分ります。ツアープロも使っていることを考えれば、明らかに上級者向け。ただし、シャフトにRフレックスの設定があること、12度のロフトもラインアップしていることを考えると、中級者やヘッドスピードが遅めの人も取り込みたいという意図が窺えます。

 

 

 

ちなみにステルスプラスにはロフト8度もラインアップ。8度は米国仕様のみの発売ですが、このロフトを設定しているということは、ステルスよりもステルスプラスの方がよりハードヒッター向け(プロ向け)であることが分ります。

 

 

 

捕まりに関してはステルスはニュートラルで、ステルスプラスはやや捕まりすぎを抑えた感じ。加えて、ステルスプラスは3モデルの中でもっとも低スピン弾道が打ちやすく仕上がってました。ロフト設定と同様、ステルスプラスは3モデルの中でもっともハードヒッター向けに設計されています。

 

 

 

 

3モデルの中でもっとも捕まりが良いのがステルスHDとなりますが、スライサーがドローを打てるほどではありません。あくまで3モデルの中では捕まりがもっとも良いという位置付けです。超私的には、ステルスHDがドローバイアスというよりは、イメージ通りの弾道が打ちやすく感じました。

 

 

 

総重量に関しては、ステルスは程よい重さです。純正シャフト装着の場合、

 

 

 

・Rが約297g
・SRが約300g
・Sが約302g(長さはいずれも45.75インチ)

 

 

 

国内メーカーのドライバーは50歳以上や団塊世代を意識しているために290g以下のモデルが目立ちますが、ステルスの場合は約300g。日本のゴルファーのボリュームゾーンであるシニアゴルファーを意識するのではなく、30~40歳代のゴルファーにも使いやすいセッティングとなっています。

 

 

 

 

これらを超私的にまとめると、ステルスの対象ユーザーは、、、

 

 

 

 

・コスパよりも高機能、高付加価値を求めるゴルファー
・クラブにこだわり、新しい機能を求めるゴルファー
・初心者ではなく、中上級者向け
・クラブをしょっちゅう買い換える人向け
・年齢的には30~60歳ぐらいまでの幅広い層をターゲット

 

 

 

 

対象ユーザーになりづらいのは、、、

 

 

 

・コスパを求めるゴルファー
・非力なシニアゴルファー
・スライスをクラブで軽減したい人

 

 

 

 

ここ20年ぐらい、ドライバーの販売実績を支えているのは、道具にこだわりがあるゴルファー、そしてゴルフクラブを買い換える頻度が高いゴルファーです。それを鑑みれば、今回のテーラーメイドのステルスはプロダクトアウトでありながらも、マーケットインなプロダクトではないかと思います。

 

 

 

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