カテゴリー: 超私的な考察
2017年02月02日超私的な考察、日本のゴルフ業界の高齢化はますます拍車が掛かっている!!
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2月に入りました。今日も朝イチの新幹線に乗って早朝スノボに行ってます。このブログがアップされる頃にはガーラ湯沢から帰りの新幹線に乗っているかと思いますが、新幹線のお供と言えばゴルフ雑誌。今日もバッグの中には週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフを入れてます。スノボ大好き人間ですが、新幹線でスノボ雑誌を読むことはありません。
スノボ雑誌を読まない理由は単純。ゴルフに比べるとスノボは媒体が非常に少ないですし、ましては毎週発売されるスノボ雑誌なんてないからです。ゴルフに比べるとスノボをやっている人の方が少ないから雑誌販売が成立しづらいものあると思いますが、それ以上に、スノーボーダーは雑誌で知識や情報を得ることよりも、スマホで知識や情報を得ている人が多いような気がします。
さて、スノボに行く新幹線の車内、そしてゲレンデでスキー、スノボを楽しんでいる人は、若者が圧倒的に多いです。16~30歳代が多く、反面、50歳以上はグッと少なくなります。50歳以上でスノボをやっているのはスノボ人口の5%もいないでしょう。対してゴルフはというと50歳以上は当たり前で、60歳以上もかなり多いです。オリンピックがらみで話題に上がっている霞ヶ関カンツリー倶楽部のメンバーの平均年齢は69歳。霞ヶ関は超名門ですから、メンバーの入れ替えもそう多くありません。2020年の東京オリンピックが開催される時になれば、メンバーの平均年齢は軽く70歳を越えてくるでしょう。現状では、ゴルフは高齢化に拍車がかかっています。
霞ヶ関ほどではありませんが、他のゴルフ場も来場者の平均年齢は上がることはあっても下がらないと思います。なので、ゴルフをやらない人にとっては「ゴルフがどこでやろうと関係ない」というのが正直な所だと思います。オリンピックでは馬術とかヨットとかお金がかかる競技がありますが、ゴルファーにとっては、それらの競技がどこでやるかについてまったく興味がないはずです。ゴルフに興味がない人(特に若者)にとっては、ゴルフもヨットも馬術も同じ土俵だと思います。
スノボをやることで、ゴルフは「高齢者のスポーツ」であることを思い知らされますが、
この状態はしばらく続くと思います。ゴルフ場、そしてゴルフクラブメーカーとも新規参入者よりも、既存のゴルファーを強く意識したビジネス展開をしているからです。例えば、ゴルフクラブならば価格設定と、シャフトの設定がまさにそう。米国と違って日本では、付加価値を付けることで高価格帯のゴルフクラブが主力商品に鳴っています。シャフトについては、高齢化に対応すべく、モデルチェンジごとに軽くなり、そして軟らかくなっています。
前回のブログでも書きましたが、例えば、テーラーメイドのM2ドライバー。米国向けの純正シャフトと、日本仕様の純正シャフトとでは硬さの設定が全然違います。米国向けは昔も今も同じ硬さのままですが、日本仕様は20年前に比べると劇的に軟らかくなっています。メーカー側はアナウンスしてませんが、日本市場で売られているゴルフクラブは、20年前に比べると50歳以上の高齢者向けにセッティングされています。そして、かつてはシニア向けと呼ばれているジャンルのクラブがありましたが、今はシニア向けをアピールしているクラブは減っています。今の50歳以上の高齢者は、シニア向けという言葉をを好みません。メーカー側もそれが分っているから「シニア向け」と謳わないようにしているのでしょう。
ゴルフ場もしかり。シニア層は利用税が掛からないとか、シニア割引をしている所があります。大して、若者向けや初心者向けの割引をしているゴルフ場というは、あまり聞いたことがありません。既存顧客に対してのサービスを充実した方が、新規顧客を集客するよりも効率が良いからだと思います。スキー場には初心者コースがありますが、今のところゴルフ場で「初心者向け」を強く謳っているゴルフ場はほとんど無いのが現状です。
ゴルフもビジネスです。マネタイズしづらい所に注力するよりもマネタイズできる所に注力するのは当たり前なことです。しかしながら、ゴルフが生涯スポーツと言っても70歳を越えてくるとプレー機会がガクッと減るというデータもあります。それを考えると、ゴルフ業界はあと数年で、今までゴルフ業界を支えていたアマチュアゴルファーがゴルフから卒業します。このままでは2020年の東京オリンピックぐらいを境に、アマチュアのゴルフ人口は現在の3分の2以下に減るのは間違いありません。
新規ゴルファーを増やすために、ゴルフ業界がなすべきことは至ってシンプルです。
新規参入しやすい環境を整えることで、具体的にはスキー、スノボ業界と同じようにレンタルの充実、若者向けゴルフクラブを作ること、そして初心者向けのゴルフ場を増やしていくことです。
微力ですが、アナライズが提供しているクラブは高齢者向けではなく、初心者、新規ユーザーにも使いやすいモノばかりです。練習器具に関しても、悩み多き人向けだけでなく、初心者でもゴルフが楽しくなる(上手くなれる)モノばかりです。今年は新たに「初心者デビュー用のセット」も発売を予定しています。このデビューセットは初心者に買っていただくだけでなく、ゴルフが好きなベテランゴルファーには「新規参入者へのプレゼント用」として買っていただけるようにも考えています。ゴルフをやらない人にとっては、ゴルフ人口が減ってもなんら関係ありません。しかしながらゴルフが大好きな人間にとっては、お節介なようですがゴルフに興味ない人に「ゴルフの魅力を伝える役目」があると思っています~。
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2月17日(金)19時から オンプレーンセミナーもありますのでよろしくお願いします
2017年01月29日超私的な考察 何故、今どきのドライバーは調整機能が盛りだくさんなのか!?
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今日はアナライズセミナーデー。前半はインパクトゾーンでのヘッド軌道ついての「オンプレーンセミナー」、30分の休憩を挟んだ後半はスイングの仕組みについての「ゴルフの竪琴セミナー」を実施します。おかげさまでどちらも満員御礼。どちらもマーク金井が身振り手振りでスイングのタネと仕掛けについてレクチャーします。
マーク金井はスノボモード真っ只中で、今シーズンも週2回ペースでガーラ湯沢で滑っています。行く回数が増えれば道具も増え、ボード(板)、ブーツは3セット、ウエアも2セットをローテーション。ちなみにスノボの場合、雪質、ゲレンデコンディション、どんな滑りをするかによってボード(板)を取り換えています。ボード(板)の場合、板によって操作性が異なり、大きなターンを描くのに適したボード、小さく鋭いターンを描くのに適したボード、パウダー(新雪)に適したボードがあります(他にもトリック用とかもあります)。どんな状況にでも適していることをアピールしているボードもあったりしますが、こういうボードはオールマイティな反面、性能がどっちつかずの場合も少なからずあります。
では、ゴルフクラブはどんな風にジャンル分けされているのか?
昔は初心者用、中級者用、上級者用(プロモデル)という風に、技術的なヒエラルキー
で分かれてました。初心者用はやさしく、上級者用は難しいという風に分かれてましたが、実際は値段でジャンル分けされていたような感じがします。と言うのも、昔(40年以上前)はクラブ作りのバリエーションがそれほど無かったからです。例えば、ドライバー。初心者用も上級者用もヘッドは木製。そしてサイズもほとんど同じ。シャフトもカーボンとかはなくて、スチールシャフトのみだったからです。違いをあえて上げれば、初心者用になるほどフェースの向きがフック、フェースの厚みが薄い、ロフトが多め、シャフトが軟らかいぐらいでした。
対して、今どきのゴルフクラブ(ドライバー)の場合、初心者、中級者用、上級者(プロモデル)というジャンル分けはほとんどなされてません。今は、アベレージ向け(練習をあまりしないアマチュア向け)とアスリート向け(練習熱心なアマチュア、競技志向のアマチュア、プロ向け)という風にジャンル分けされています。どのメーカーも、この2つのジャンルで新製品を次々と発表してます。そして不思議なことに、初心者向けの新製品を大々的にアピールしているメーカーはほとんどありません。アマチュアゴルファーの高齢化が影響しているのでしょう。若者向けの初心者向けのニューモデルはすっかり影を潜めています。
その代わりにやたらと目立つのが、調整機能が豊富なハイテクドライバーです。
2017年モデルでざっと上げると、、
テーラーメイド M1&M2
キャロウェイ グレートビックバーサ エピック
タイトリスト 917シリーズ
ミズノ JPX900
これらのモデルはモデルチェンジによって調整機能が増していますし、メーカー側も調整機能が増したことを強くアピールしています。もちろん、調整機能を付加しないクラブメーカーもあって、例えば、大ヒットしているダンロップのゼクシオ、フォーティーンなどは調整機能が一切ついてません。
さて、この調整機能。
調整機能が豊富な方が何となくお得感があります。調整機能が増えるほど「プラスα」な感じがします。セールスポイントが増えます。調整機能を求めていないゴルファーに対して過剰装備なクラブになりますが、「モデルチェンジしたことをアピール」しやすくなるのは事実です。クラブとしての進化もさることながら、変わったことをアピールしている感も否めません。
ここからは超私的な分析ですが、ここ数年、機能満載なドライバーを見ていると、ゴルフ業界は「新規ユーザー」を取り込むことよりも、「既存ユーザーの買い換え」を強く見込んでいるような気がします。それも、道具にあまりこだわらない人よりも、道具を頻繁に買い換える人を購入見込み客としている感じがします。スノボに嵌まって分ったのですが、スキー、スノボ業界に比べると、ゴルフ業界は既存の富裕層を強く意識したマーケティング、既存の富裕層を強く意識したクラブ作りがなされているような気がします。
スノボのボード(板)も10万円前後の高額商品はありますが、5万円前後の商品、5万円以下の商品も豊富です。スノボを楽しむ人は富裕層ばかりではないからだと思いますが、
若者向けの商品、新規参入者向けがちゃんと充実しています。
ゴルフ業界は高齢化が進んでいますが、それが顕著に表れているのが、今どきのゴルフクラブだと思います。ゴルフショップに行っても、「初心者」や「若者」向けのゴルフクラブは目立ちづらく、反面、高額ゴルフクラブが目立つ場所に並んでいます。もちろん商売ですから致し方ないとは思いますが、この状態では、若者がゴルフショップに行った時に、「ここは自分達にはハードルが高い場所」「入りづらいお店」」となってしまいます。
ゴルフ業界の人は、一度、スノボショップに行ってみて下さい。ゴルフショップとどこがどう違うか自分の目で確かめることも、新規ゴルファーを取り込むヒントが見つかるような気がします~。
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2017年01月25日超私的な考察、ゴルフ上達に必要なのはインフルエンザ検査薬なのかも!?
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15年ぶりぐらいにインフルエンザA型にかかってしまい、昨日まで自宅療養してました。
発症したのは先週金曜日の午後。ガーラ湯沢でスノボをやった帰りの新幹線でウトウトしてたら、全身筋肉痛に襲われました。「睡眠不足で疲れたが出たのか」なんて高をくくってましたが、筋肉痛はひどくなるばかり。大リーグ要請ギプスを装着したぐらい体の自由がききません。
東京に戻って整体治療を受けても、筋肉痛がおさまりません。夜8時ぐらいには寒気と悪寒、頭痛もしてきたので、「こりゃ風邪かも」と思って、取り急ぎ市販の風邪薬を飲みました。しかし、症状はいっこうに緩和されません。筋肉痛は増すばかり。翌朝、熱を測ってみたら38度越え。「こりゃ、今はやりのインフルかも」と思ったので、土曜の朝イチで自宅そばの病院へ。インフルエンザ検査をしてもらったら、、、、
A型陽性反応
が出ました。本人はスノボによる筋肉痛だと思っていましたが、実際は発熱による関節痛でした(笑)。インフルエンザの特効薬、そして風邪の諸症状の薬をきちんと飲んだおかけで、土曜日の夕方には熱が一気に下がりました。日曜日の朝にはほぼ平熱になりましたし、熱の下がりとともに筋肉痛(実は関節痛)も収まりました。普段ならば、「熱も下がったから仕事に戻ろう」となりますが、今回ばかりはそうは問屋が卸してくれません。インフルエンザの場合、社会復帰には明確なルールがあり、平熱に下がってから2日間は外出禁止(自宅療養)です。熱が下がってもウイルスが体内に残っているそうです。
今回、インフルエンザになって学んだことがいくつかありました。ざっと上げると、
- スポーツをした後は筋肉痛と関節痛を勘違いする
- 新幹線の車内など人が多い場所ではマスクをした方がいい
- 風邪とインフルエンザは勘違いしやすい
- 検査薬があると病状を正しくジャッジできる
- 病状が正確に分かると、効果が高い薬を投与でき完治が早い
- 病状にそぐわない薬を飲むと、病状が改善されない(悪化の恐れもある)
この中で一番強く感じたのは「風邪とインフルエンザは勘違いしやすい」ことと、「病状そぐわない薬を飲むと、病状が改善されない」です。当たり前と言ってしまえばそれまでなんですが、今回の場合、病院に行くのが遅れたらこんなに早く完治しなかったと思います。加えて、体へのダメージも強く残り、体力回復にも時間がかかったと思います。検査を行ったタイミングが良かったので、発熱期間も短く、最短で社会復帰できました。自分で言うのも何ですが本当にラッキーでした。自分の思い込みで風邪薬を飲み続けていたら(インフルエンザ検査しなかったら)、今頃はまだ熱にうなされていたかもしれません。
インフルエンザにかかったことで検査の重要性を感じましたが、実は、ゴルフにも同じことが言えると思います。多くのアマチュアゴルファーはミスショットに悩み、スイングに悩み、スコアメイクに悩んでいます。インフルエンザのように命にかかわるような病気ではありませんが、ゴルフスイングになんらしかの病気(問題点)を抱えています。本人は、その病気(問題点)を解消すべく、練習場でボールを打ったり、ゴルフ雑誌やレッスン書を読んでいますが、スイングの病気(問題点)を上手く解消できている人はそう多くないと思います。
スイングの病気(問題点)を解消できない理由はいくつかあると思いますが、超私的に言わせてもらうと、ゴルフの場合は病気(問題点)の検査薬が欠如していると思います。
スイングの検査薬が欠如しているがために、飲む薬を間違えてしまっているように思うのです。
では、スイングの検査薬を作るのは可能なのか?
インフルエンザ検査ほど簡単ではありませんが、ゴルフの場合もスイング検査することは可能のです。アナライズのセミナーでも実施してますが、例えば、「水平振り」のボール打ちは、スイングの問題点が浮き彫りになります。例えば、「ひざ立ち打ち」もスイング検査薬になってくれます。
ゴルフスイングに病気(問題点)を抱えていても、特に生活に困ることはありませんし、体調不良にもなりません。ミスショットが出やすいことと、いいスコアが出づらいことぐらいです。しかし、一生懸命練習しているのに、ミスショットが出やすい、いいスコアが出づらいことが続くと「ゴルフは難しすぎる」「ゴルフが楽しくない」と精神衛生上良くないです。そして何より、ゴルフの魅力が半減します。
ゴルフは簡単ではありませんが、スイングに病気(問題点)を抱えている人は、必要以上にゴルフを難しくしています。次回からは、スイングの病気(問題点)の検査ができるドリルを紹介していきます~。
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2017年01月16日超私的な考察 プロとアマチュアのドライバーの飛距離差はどれぐらいなのか?
米ツアーはすでに2017年シーズンが開幕しており、今週はソニーオープン。日本勢では、谷原秀人選手、小平智選手、そして松山英樹選手が予選を通過。このブログがアップされる頃には、サンデーバックナインの真っ只中です。3日目を終え単独トップ(2位に7打差)に立ったジャスティン・トーマスが2週連続優勝を成し遂げそうですが、ショット好調のザック・ジョンソンやジョーダン・スピースがビッグスコアで追い上げてきそうな感じもしています。
昨日、そして今日とソニーオープンをテレビ観戦していますが、驚かされるのがドライバーの飛距離。300ヤードは当たり前で、350ヤード近く飛ばしてくる選手も少なくありません。1983年に青木功選手が優勝した頃と比べると、ドライバーの飛距離は50ヤード以上伸びている感じがします。
対して、アマチュアのドライバーの飛距離はどうでしょう。
男性アマチュアのドライバーでの平均ヘッドスピードは40m/s前後。40m/s前後の人の場合、ドライバーの飛距離は220~230ヤードぐらいでしょう。1983年くらいでの正確な飛距離和分りませんが、パーシモン時代だとドライバーの飛距離は200~220ヤードぐらいだったような気がします。ツアープロと同じくクラブとボールの進化によって、ドライバーの飛距離は20ヤード前後伸びているかと思います。
- ボールとクラブの進化でツアープロは50ヤードの飛距離アップ
- ボールとクラブの進化でアマチュアは20ヤード前後の飛距離アップ
ツアープロもアマチュアも進化した道具を使っているにも関わらず、アマチュアは道具の恩恵を受ける度合いが少ないです。今、ツアープロと男性アマチュアのドライバーの飛距離差はとてつもなく広がっており、50~100ヤードぐらいあると思います。
では、なぜアマチュアはツアープロほど道具の恩恵を受けられないのか?
スノボをやって思い知ったのですが、スノボの板もゴルフクラブも、性能を引き出すにはプレーヤーのスキル(技術)が求められます。自動車ならばアクセルを踏むことさえできればスピードを出せますが、スノボもゴルフもそうは問屋が卸してくれません。板の上に乗っただけで勝手にターンできるスノボの板はありませんし、クラブを手にしただけで勝手にボールが飛んでしまうクラブもありません。スノボの板もゴルフクラブも、道具を使うスキル(技術)があってこそ、道具の性能を引出せるのです。
言い換えると、スノボもゴルフも道具が進化すればするほど、プロや上級者にはメリットが大きく、初心者や中級者にはメリットが少なくなってしまうのです。なので、ツアープロが今どきのやさしいドライバーを使ってしまうと、アマチュアとツアープロの飛距離格差がますます広がるのです。
ゴルフメーカーは「やさしく飛ばせるドライバー」を頑張って作っていますが、頑張って作れば作るほど、アマチュアよりもツアープロが得をする。これが今のゴルフクラブの現状です。アマチュアのお助けクラブを作れば作るほど、恩恵を受けるのはアマチュアよりもツアープロなんです。
では、どうすればアマチュアも道具の進化の恩恵を最大限受け取れるのか?
ツアープロと同じく、クラブの性能を引出せる理に叶ったスイングを身につけることです。体力や筋力増強も大事ですが、それよりも大事なことは、ゴルフクラブの性能を引出せるスイングを身につけること。今どきのゴルフクラブは残酷でスイングが悪い人にはメリットが少なく、スイングが良い人にはメリットが大きいのです。
アナライズではゴルフの竪琴をはじめ、様々な練習器具をラインアップしています。マーク金井は自分が実験台になって、スイングが良くなる練習器具を、時には自分で設計開発、時には市販の練習器具の効果を検証しています。
今年は昨年よりもセミナーの回数を増やします。神田だけでなく、全国各地で開催します。練習も大事ですが、その前にスイングの「タネと仕掛け」、スイングの「しくみ」を正しく理解することが大事です~。
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- 1月21日 11時インパクトセミナー 13時シャフトセミナー
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2017年01月15日超私的な考察 自分のゴルフの腕前を簡単かつ正確にチェックする方法とは!?
気がついたら1月も半分が過ぎようとしています。強い寒波が日本列島を多い、各地で大雪が降っていますが、そんな中、昨日は神田のスタジオでセミナー開催しました。前半は「オンプレーンセミナー」、30分の休憩を挟んで後半は「ゴルフの竪琴セミナー」を実施。「オンプレーンセミナー」では、オンプレーンに振るためのタネと仕掛けをじっくりと解説し、そしてオンプレーンに振るためのコツを実際に体験してもらいます。
ゴルフの竪琴セミナーでは、ゴルフの竪琴の正しい使い方に始まり、ゴルフの竪琴でのスイングと、実際のスイングのギャップを埋める方法について、かなり時間をかけて説明し、そして、クラブの軌道を正しくコントロールするためのコツを実際に体験してもらいます。どちらも体験にこだわるのは、知らない動き(動作)を知るのには、実際に身体で感じることが一番の近道であり、一番確実な方法だからです。
これはスノボで分ったのですが、頭で分ったことを身体で実践するのは容易ではありません。対して、身をもって経験したこととを言語することの方がやりやすいのです。
そしてアナライズセミナーでは、スイングに対する答えをレクチャー&体験をしてもらうのと同じぐらい、受講生に「問い」を投げかけます。例えば、オンプレーンセミナーでは、なぜゴルフは難しいのかに始まり、パットとショットの違いについても質問します。当然のことながら、セミナー受講者の半数以上(実際には8割以上)は、この問いに対して答えが出てきません。
ところが、身振り手振りでパットとショットをやってもらうと、ほとんどの受講者はパットとショットの違いを正しく指し示してくれます。身体は違いを分っているのに、頭はその違いを分っていないのです。
そして頭が「パットとショットの違い」をちゃんと分っていないと、練習をしても同じ過ちを繰り返しやすく、かつ練習のクオリティ(質)が高くない状態でひたすら真面目に、ひたすら一生懸命練習する状態に陥りやすくなります。
では、「パットとショットの違い」は一体どこにあるのか?
その答えを説明する前に、受講者には胸の高さにあるボールを打ってもらいます。昨日のfacebookにもアップしましたが、水平振りでボールを打ってもらいます。水平振りをしてもらうと、ゴルファーがスイングのことをどれぐらい理解しているか分りますし、ゴルファーの本当の腕前(真の実力)を見極められるからです。もちろん、ショットとパットの違いについても分っているかどうかを確認できます。
facebookではボールのかなり下側、ボールよりも10センチぐらい下側をヘッドが通過しています。ボールではなくボール下側のパイロンを打っている動画をアップしました。
数多くのゴルファーが観ていますが、反応は大きく2つに分かれます。
珍プレー的に失敗が面白い動画として観る人と、
これは難しいと観る人。
どちらの見方も正しいですが、ゴルフが上手い人ほど(スイングを正しく理解している人ほど)、この水平振りは難しいと答えます。対して、この動画が珍プレー的に見えてしまう人ほど、ゴルフスイングのタネと仕掛け、ゴルフスイングの仕組みを理解していない可能性が高いのです。
水平振りの状態でボールを打てる場所はなかなかありませんが、素振りであれば練習場でも可能ですし、クラブが振れるスペースがあるならば、部屋の中でも可能です。まずは、騙されたと思って水平振りしてみて下さい。そして、スマホやデジカメで水平振りを自撮りしてみて下さい。
自撮りした動画を見ていただくと分かります。水平振りをすると、いかに構えた位置にヘッドが戻りにくいのかが。そして、多くのアマチュアゴルファーは水平振りをすると、インパクトゾーンで自分のイメージよりもヘッドが下がることが確認できるはずです。
実際のプレーで水平振りをするシチュエーションはまずありません。しかしながら、水平振りをすると、そのゴルファーの本当の実力(スイングに対する理解度)を窺い知ることができるのです~。
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