カテゴリー: 超私的な考察
2017年02月10日超私的な考察、 2020年東京オリンピックを見据えて考えるゴルフ業界が抱える難点とは!?
2月に入っても寒い日が続きますが、確実に春の訪れが近づいています。マーク金井は朝イチの新幹線で毎週スノボに行ってますが、今週あたりから6時で空が明るくなっています。そして、日の出の時間が早くなれば、日の入りの時間も遅くなり、最近では夕方5時ぐらいでも明るいです。1日1日の変化は少ないですが、1ヶ月単位で考えると、日照時間は目に見えて変化しています。
さて、変化と言えば、ここにきて東京オリンピックのゴルフの会場が、にわかに変化するかもしれない空気が漂ってきました。JGA(日本ゴルフ協会)によれば、霞ヶ関CCは「正規の手続きを行い、正式にIGF(国際ゴルフ連盟)及びIOC(国際オリンピック委員会)に承認された」とアナウンスしています。にも関わらず、ここに来て、
IOCは、1月に組織委員会に対し、いかなる種類の差別も認めないオリンピック憲章に照らして、会場である霞ヶ関CCに正式に女性正会員への開放する旨を要請してきているのです。
後出しジャンケンみたいな様相を呈していますが、すでに一部メディアでは、代替えゴルフ場として、横浜CCの名前も挙がっています。ちなみに横浜CCは、最終候補地としてリストアップされているゴルフ場です。パブリックの若洲GLを推す声も上がっていますが、ウルトラCで「9ホールでの開催」とかでなければ現実的には難しいと思います。若洲は何度もプレーしていますが、十分な練習場スペースがありませんし、大会運営本部やメディアセンターを設置する場所がないからです。マーク金井は世界的なアマチュア競技、2014年の世界アマチュア選手権(軽井沢72)、そして2016年のアジアパシフィックアマチュア選手権(韓国)を現地取材していますが、これらの大会を運営するには、かなりのスペースが必要です。世界アマと同規模のオリンピックを開催するには、最低でも27ホール規模、できれば36ホール規模のゴルフ場が必要になります。
また、ゴルフ界では閉鎖的なメンバーシップコースがオリンピックコースになることに対して議論がなされています。パブリックコースに比べるとメンバーシップコースは、プレーできる人が限られているからです。確かにその通りで、パブリックコースの方が、誰でも気軽にプレーできるメリットがあります。
しかしながら、超私的に言わせていただくと「誰でも」の誰とは誰のことをさすのでしょうか? ゴルフをやったことがない人でしょうか? それともゴルフ経験者のことを指すのでしょうか?
現在、ゴルフ人口は約700万人と言われてます。これはスキー、スノボ人口と同じぐらいですし、オートキャンプの人口とも同じぐらいです。ゴルファーにとっては「ゴルフはメジャーな競技」「ゴルフは大衆のスポーツ」という自負(自覚)を持っている人が多いですが、客観的に見れば、メジャーとは言い切れないと思います。国内プロツアーのテレビの視聴率は、競馬や大相撲ほど高くありません。もちろん野球やサッカーに比べても分が悪いです。
誤解を恐れずに言えば、ゴルフをやっていない人、ゴルフに興味がない人にとっては、オリンピックでゴルフ競技が開催されていても、それをわざわざ観る人はそれほど多くは期待できません。他の競技と比べると、ゴルフは競技時間が長すぎますし、試合展開もスローです。
また、オリンピックのゴルフ競技に興味がない人にとっては、どこでやるかなんて興味がないと思います。唯一、気になることと言えば、「できるだけお金をかけないでやって欲しい」というのが本音でしょう。加えて、ゴルフに興味を持っている人が少なければ、パブリックコースでオリンピックが実施されても、ゴルファーが急激に増えることは見込めないと思います。
さらに加えると、現在のゴルフ人口の年齢構成費は完全に逆ピラミッド。現在、霞ヶ関のメンバーの平均年齢は69歳。2020年のオリンピック開催時になれば、メンバーの平均年齢は70歳を越えることが大いに予想されます。ゴルフは生涯スポーツと言われてますが、さすがに70歳を越えてくるとゴルフからリタイアする人はかなり増えてきます。あくまで超私的な予想ですが、若年層を上手く取り込むことができないならば、ゴルフ人口は500万人を大きく下回る可能性があるのです。
かつて、落語の立川談志家元は「 このまま行くと落語が能や狂言と同じ道を辿るのは確かなようである」と名言を残しています。それを打破するために落語界はいろんな試みにトライし、今は、チケットが取れない落語家が多数輩出されています。
ゴルフもしかりです。リオデジャネイロオリンピックではゴルフ競技が開催されましたが、ゴルファーが増えたという声は届いてません。日本でも、このまま何も手を打たなければ、ゴルフ競技はリオデジャネイロオリンピックと同じ道を辿るでしょう。
では、ゴルフ人口減少を止めるには何をすればいいのか? オリンピックでゴルフ競技を注目させるにはなにをすればいいのか?
超私的に言わせてもらうならば、メディアでの積極的なプロパガンダ(宣伝)が必要です。マーク金井は1958年(昭和33年)生まれで、最初に観たのは1964年の東京オリンピック。そして、1968年のメキシコオリンピック、1972年のミュンヘンオリンピックを観ていますが、子供の頃、一番印象に残ったのはミュンヘンオリンピックの男子バレーボール競技。金メダルを取ったこともありますが、それ以上に印象に残ったのは、テレビで
ミュンヘンへの道
というドキュメンタリー番組を食い入るように観ていたからです。「ミュンヘンへの道」は、1972年4月23日から8月20日、および特別編として同年9月24日に不二家の時間(TBS)で放送されたドキュメンタリーとアニメーションを一体化させた番組で、とにかくバレーボールの魅力が満載でした。毎回、猫田勝敏、南将之、森田淳悟、横田忠義、大古誠司ら、チーム全員12人を主役としてストーリーを編み、当時の日本バレーボール界をリードした選手が実名で登場している点も良かったです。
(以上、ウィキペディアから引用)。
もしも本気でゴルファーを増やしたいならば、本気でオリンピックでゴルフ競技を注目させたいのであれば、「ミュンヘンへの道」のようなゴルフ番組を作って、放送した方がいいです。ゴルフの魅力、ゴルフのエピソード、そして、選手を取り上げていく。ゴルフ経験者向けではなく、ゴルフ未経験の人、特に、ゴルフ経験がない小中高校生が楽しめるような番組をオンエアすれば、ゴルフの注目度は上がる可能性があると思います。
もちろんゴルフ番組を作って放送するには莫大な資金が必要です。スポンサーを見つけるもの大変だと思いますが、ゴルフと縁がない人に対する働きかけがなければ、ゴルフはオリンピックで注目される競技にならない可能が高いです。ゴルフ業界に従事しているほとんどの人は「ゴルファーの高齢化」「若年層の新規参入が少ない」ことを重々知っていますが。知っていて何かやらなくてはならないと言う危機感も持っていますが、現状では新規参入者に向けて大きな働きかけがないのが現状で、それが日本のゴルフ界が克服できない難点になっています~。
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2017年02月09日超私的な考察、 2020年を見据えて考える国内ゴルフクラブメーカーの難点とは!?
月曜日に引き続き、昨日(水曜日)もスノボを滑ってきました。今シーズン12回目も行き先はガーラ湯沢です。衝動買いしたヘルメットはゴーグル一体型で、予想通りに大変便利。フルフェイスのヘルメットと同じで、シールドを上げる感じでゴーグルをパカッと上げられます。そしてなによりデザインがお洒落。スノボのヘルメットは無骨なモノが多いのですが、このイタルデザインのヘルメットは流線型で、かつ立体的。スーパージェッタ-みたいな感じがすごく気に入ってます。
気になるお値段はそれなりで、普通のヘルメットの2倍以上です。新品のドライバーを1本分買えるぐらいでしたが、デザインに一目惚れして衝動買いしました。最近のスノボーダーはヘルメットを被っている人が増えてますが、それでもこのタイプはほとんどいません。滑りでは目立てませんが、ヘルメットでは大いに目立つことができました(笑)。
スノボも本格的にやり始めるといい道具が欲しくなります。板、ビンディング、ブーツに始まり、手袋、ウエア、ヘルメットにも食指が動きます。性能もさることながら、所有感を満たしてくれる道具を集めたくなります。加えて、スノボが下手な時にはモノの善し悪しがまったく分りませんでしたが、上手くなるにつれてモノの善し悪しが分るようになりますし、それが分ると良いモノがどんどん欲しくなります。
ちなみに、帯広では「なんだこりゃ~」ってぐらい、高級感、高品質感、そして所有欲がそそられるスキーの板に出会いました。BLOSSOMと言うイタリア製のスキーです。デザインはそれほど派手ではありませんが、例えるならキャメロンのハンドメイドのパターのようなオーラが出てます。調べてみると、北イタリアのスキー工房で作られるハンドメイドのスキー。量産品のスキーでは作れない板です。もちろんお値段もそれなりですが、欲しい人にとっては喉から手が出るスキーです。ちなみに、所有者にBLOSSOMで滑りを聞いてみたら、「他のスキーでは味わえない滑りが楽しめる」とのこと。これぞ高品質というスキーで、このBLOSSOMを履いたら他のスキーには戻れないそうです。
このBLOSSOMのスキーを間近で見て、強く感じたのが日本製ゴルフクラブの行く末についてです。米国メーカーのゴルフクラブは一部のメーカーを除いて、
ゴルフクラブ=道具
というスタンスを貫いています。例えば、ドライバーならば399ドルが主力商品で、他に499ドルと299ドルがラインアップされています。30年前も現在も、この価格設定は変わっていません。対して、国内メーカーはと言うと、昔は低価格帯、中価格帯、高価格帯というラインアップがありましたが、現在は低価格帯、中価格帯のゴルフクラブはほとんどラインアップされてません。多くの国内メーカーは高価格帯の商品に注力し、高価格帯のゴルフクラブを積極的に作っています。高価格帯しか作らない理由はいつかあると思いますが、最大の理由は低価格帯、中価格帯のクラブが売れないからでしょう。また、低価格帯、中価格帯のクラブは、中古ショップで売られる高価格帯のクラブと価格が逆転してしまうのも、作りづらさにつながっていると思います。
国内メーカーの主力クラブは高額商品です。そして主力商品のほとんどは、
多機能と飛びとアピールしています!!!!
例えば、国内メーカーのドライバーの多くは定価8万円以上。量販店で割引販売がなされているとはいえ、米国で売られる米国メーカのドライバーの1.5~2倍です。買い換えユーザーを意識した値段設定で、これから始めるゴルファーや、若い人にとってはかなりハードルが高い値段設定です。8万円以上が当たり前になった理由はいくつかありますが、一番大きな理由は、
飛距離はお金で買える!!!!
ということを日本のゴルフ業界が浸透させてしまったことにあります。確かに、昔に比べればクラブは進化していますので、これ自体は間違いではないと思います。しかしながら、いつまでも「飛距離はお金で買える」というのを実現させるのは困難です。なぜなら、ゴルフクラブはルールで「飛びすぎる」クラブを規制しているからです。規制の中で、モデルチェンジ毎に「飛距離アップ」を謳うとなると、これは困難を極めます。また、多機能にクラブを作ろうとするほど開発コスト、生産コストがアップし、それは価格にも反映されてしまいます。現状のルール、現状の素材を考えると、これから先、「飛距離はお金で買える」というクラブを作るのはかなり厳しいでしょう。
言い換えると、国内クラブメーカーが「飛距離はお金で買える」というスタンスを取り続けていくと、これからもゴルフクラブは高くなることはあっても安くなることはありません。と言うことは、これからゴルフを始める人、趣味にお金をかられない人、そして若い人が手を出せるゴルフクラブはますます減ってしまう恐れがあります。ゴルフ人口は毎年減少していますが、国内メーカーのゴルフクラブの供給の仕方を見ている限り、ゴルフ人口減少を食い止めるのは難しいです。
ゴルフクラブは「飛距離でお金で買える」という側面もありますが、その一方で、金槌やドライバー(ねじ回し)のような道具の側面もあります。米国メーカーのクラブ作りを見ていると、彼らの方が「ゴルフクラブ=道具」という考え方があるような気がします。実際、昔も今も、高額商品だけでなく手頃な価格の商品もラインアップされています。例えば、テーラーメイドのM2はM1に比べると、道具っぽく作られています。ちなみにスキー板のブロッサムは超高額商品ですが、「道具」であるスタンスでモノ作りがなされています。ゴルフクラブのように「飛距離はお金で買える」というスタンスではありません。
超私的なことを言わせてもらうと、ゴルフクラブは「道具」に戻った方がいいと思います。「道具」として割り切り。「道具」としてリーズナブルな価格の商品を作る。飛距離性能は少し劣ったとしても、スコアが出しやすい「道具」を作る。腕前に関係なく、ゴルフが楽しくなる「道具」を作る。もしも、本気でゴルフ人口減少を考えているならば、ゴルフクラブを「道具」に戻すことを最優先した方がいいと思います~。
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2017年02月08日超私的な考察、ゴルフスイングを上手く教わるために心がけたいポイントとは!?
日曜から月曜日にかけて北海道、帯広に出張してきました。日曜日はアップアイランドゴルフセンターにて「オンプレーンセミナー」と「トークショー」。月曜日はサホロスキー場でスノボを滑ってきました。日曜日はセミナー講師で、月曜日は私設スノボスクールの受講生です。日曜日は教える側で、月曜日は教わる側でした。
教える側と教わる側。
立場は正反対ですが、実は共通していることがあります。教える側も教わる側も、メタ認知(自己客観視)することが必要不可欠です。教える側は教えたいことを一方的に伝えても意味がありません。教えたいことを一方的に伝えるだけでは、教わる側に教えたいことが伝わらない可能性が高くなるからです。教わる側は教わる側で、自分のどこに問題があるのか、自分がやっていることが客観的に見てどうなっているのか、上手くいかない原因はどこにあるのか、などを絶えず振り返ることが必要不可欠です。
教える側は教え上手になる必要がありますが、教わる側も教わり上手になる必要があります。マーク金井はスノボ歴4年目に突入してますが、3年弱で1級合格できたのは、いいインストラクター(先生)に出会えたこと、そして手前味噌ですが教わり上手な生徒をずっと心がけていたからです。
では、ゴルフではどんな風に振る舞えば教わり上手になるのか?
いくつかポイントを挙げると、、、
- インストラクターやコーチのアドバイスを素直に聞く
- 自分の感覚と実際の動きのギャップがどこにあるのか絶えずチェックする
- 違和感を楽しむ(違和感を嫌がらない)
- 最初から結果を求めない(いい失敗をする)
- インストラクターやコーチに積極的に質問する
ゴルフのレッスンを受ける人の中には、「あの教え方自分に合わない」とか「自分のスイングが崩れないように教わりたい」という人が少なからずいます。合う合わないは確かにありますが、「自分のスイングが崩れないように教わる」というのは、無茶な相談です。ゴルフが上手くいってない人の場合、すでに崩れたスイングになっているからです。教わる前から崩れているわけですから、インストラクターやコーチのアドバイスでスイングがさらに悪くなることはないと思います。
スノボを経験して分ったのですが、初心者の頃は何をやっても違和感だらけです。スキーと違ってスノボは両足固定。これだけで違和感出まくりですし、両足固定された状態で下り斜面で左右にターンするのは恐怖感がありました。しかし、上達にはこの恐怖感と違和感をいかに克服するかが鍵を握っています。スノボでは上手くなる課程で前転(後ろではなく前に転ぶ)がありますが、前転するつもりで滑ることで得られることがあります。マーク金井も昨シーズンは2度、今シーズンも1度、派手な前転をしました。
ゴルフにおいて違和感、恐怖感を一番感じるのは、グリップ、アドレス、そしてボール位置です。少しでもボールを打つ経験がある人の場合、初心者であっても、自分の握り方、自分のアドレス、自分にとって心地良いボール位置があります。逆に言うと、それから外れることをやろうとすると、違和感、恐怖感がつきまとうのです。
もちろん、テークバックやトップ、そしてクラブの振り方についても、自分に慣れた動きがあり、そこから外れるようなことを教わると、違和感、恐怖感がつきまといます。
この違和感、恐怖感があると、多くの人は防衛本能が働き、拒否反応を示したり、動きにスムーズさがなくなります。そして、新しいことにチャレンジして失敗すると(ミスショットが出ると)、途端に元に戻りたくなるのです。加えて、インストラクターやコーチに対して不信感を抱きます。
間違った動き、間違ったスイングをしていても、それでボールを打ち続けていると、頭も身体も、それが心地良い(違和感が無い)動作だと認識します。スノボでもゴルフでも、実は、これが上達を阻んでいる最大要因なんです。
この違和感、恐怖感を取り除くは容易ではありませんが、この違和感、恐怖感から逃げてしまうと上達は望めません。スノボの場合ならば転倒を恐れないこと、ゴルフの場合ならばミスショットを恐れないことが、実は、上達の一番の近道。そして、ミスショットを恐れないで、違和感がある動作に積極的に取り組み人ほど、教わり上手になりますし、教わった分だけゴルフが上手くなれるのです~。
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2017年02月06日超私的な考察、ゴルフが難しい最大の理由はいったい何なのか!?
昨日は北海道帯広市に位置するアップアイランドゴルフセンターで、「オンプレーンセミナー」と無料トークショーを実施しました。冬の一番厳しい時期にもかかわらず、セミナーは満員御礼(定員10名)。神田でもそうですが、帯広でも受講者一人一人に、オンプレーンに振るコツを手取り足取り伝授させていただきました。
オンプレーンセミナーでは、開始直後に恒例の水平打ちをやってもらうのですが、今回水平打ちがちゃんとできたのはわずか1名。残りの9名はボールではなくてパイロンが気持ちよく飛んでました。まさにセミナーを受けていただきたい人たちばかり集まって下さいましたが、セミナー受講者は「あれっ、なんで当たらないんだろう」という顔をされてました。
そして水平打ちの後に、こんな質問を投げかけました。
ゴルフは何で難しいと思いますか?
回答して多かったのは、
- ボールを狙い通りに飛ばすのが難しい
- 自分のイメージと実際の動きにギャップがある
- クラブの正しい振り方が分からない
- 何度も同じスイングを続けることが難しい
オンプレーンセミナーで水平振りをする目的は、ゴルフは「自分のイメージと実際の動きにギャップがある」ということを、これでもかってぐらい体験してほしいからなんです。
加えて、水平振りは「クラブの正しい振り方が分かっていない人は、何度やってもボールの下のパイロン」を叩いてしまいます。これもまた体験してほしいからなんです。耳に痛いことを言わせていただくならば、水平振りでボールをクリーンに打てない人の場合、一生懸命練習を続けても大幅な上達は望めません。クラブの正しい振り方を理解していない人が、たくさんボールを打ち続けても「スイングのタネと仕掛け」を会得する可能性がきわめて低いからです。
ちなみに、マーク金井もかつてはその一人で、ジュニア時代はこの水平振りがまったくもって上手く打てませんでしたし、ひざ立ち打ちをするとボールの手前50センチの地面を平気に叩いてました。ダフらないで打とうとすればするほど、ボールの手前にヘッドが落ちるという悪循環から抜け出せませんでした。
オンプレーンセミナーでは、自分のイメージと実際のヘッド軌道がズレることを再認識してもらうことで始まりますが、これには意味があります。自分のイメージと実際のヘッド軌道がズレることを体感することで、本当の意味でゴルフの難しさを思い知ってほしいのです。
では、なぜ多くのアマチュアゴルファーは自分のイメージと実際のヘッド軌道にズレが生じてしまうのか?
いくつか要因がありますが、アマチュアに多いエラーは、、、
体、腕をシンプルに使ったらクラブ(ヘッド)はイメージ通りにシンプルに動く!!
と思ってスイングしています。パットを打つことに関しては、体、腕をシンプルに使った方がクラブ(ヘッド)はシンプルに動きます。しかしながら、ショットを打つ時というのは、体、腕をシンプルに動かしても、クラブ(ヘッド)はシンプルに動きません。誤解を恐れずに言えば、体、腕をシンプルに動かすほどに、クラブ(ヘッド)は正しいプレーンから弾ますし、自分のイメージと実際のヘッド軌道との間にズレが発生しやすくなるのです。
今回の帯広でのセミナーでもレクチャーしましたが、クラブをシンプルに動かすコツ、
自分のイメージ通りにヘッドを動かすコツは、
腕を複雑に使う(動かす)ことで、クラブ(ヘッド)はオンプレーンに動きやすく、そして自分のイメージと実際のヘッド軌道が一致してくるのです。
パターとゴルフスイング(フルショット)は似ているようで全然違います。この違いを正しく理解し、そして腕を複雑に使う(動かす)こと。これがスイングを正しく成立させるためのタネと仕掛けです。タネと仕掛けについては、実際に体験していただくことによって理解できます。水平打ち、ひざ立ち打ちがちゃんと出来てない人は、ぜひとも神田にセミナーに受けに来て下さい。神田にサクッといけない人は、マーク金井が日本全国どこにでも伺います~。
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記事にもありましたように、参加人数を集めていただいて、場所を確保していただけるなら、全国どこでもマーク金井が伺います。とりあえずお問い合わせいただければと思います yoyaku@analyze2005.com
2017年02月05日超私的な考察、なぜ超軟らかシャフトを使うとスライスが矯正できるのか!?
節分が過ぎれば、暦の上では立春。春の到来ということになりますが、実際はまだまだ寒い時期が続きます。昨年に比べると今年は降雪量も多く、毎週お世話になっているガーラ湯沢の積雪量も300センチを楽に超えてます。マーク金井は1月に続き、2月もスノボモード全開。今シーズンはパウダーを楽しむとともに、逆足で滑るスイッチライディングのスキルアップを目指します。
さて、今回もスライス矯正法について超私的に書きたいと思います。まずは前回のおさらいですが、スライスが出る最大の要因、それは、、、、
インパクトでフェースが開いていること!!!!
ここで言うフェースの開きとは、目標方向ではなくてヘッド軌道に対してです。フェースが目標よりも左を向いている場合でも、ヘッド軌道がそれ以上アウトサイド・インになっているとスライスは出ます。例えば、インパクトでフェースが3度左を向いていても、ヘッド軌道が5度以上アウトサイド・インだと、ヘッド軌道に対してフェースの向きというのは、2度以上開いています。ヘッド軌道に対してフェースが開けば、その分だけボールにスライス回転がかかるのです。
アマチュアゴルファーはヘッド軌道がアウトサイド・インになるとスライスが出ると思っている人が少なくありませんが、ヘッド軌道がインサイド・イン、インサイド・アウトであっても、ヘッド軌道に対してフェースが開いていればボールにスライス回転がかかります(フェースの向きとヘッド軌道の関係については、GDOでDプレーンでも解説がなされてます)。
では、なぜスライサーはインパクトでフェースが開くのか?
フェースが開く原因はいくつかありますが、多いのは、身体の回転に対して腕が振り遅れてしまうことによるもの。もうひとつは、インパクトゾーンで手を速く振りすぎてしまうことによるもの。フォローで左ひじが引ける人の場合は、インパクトゾーンで手を速く振っているのが原因で、インパクトでフェースが開いている場合が多いです。ちなみに、どちらのパターンの場合も、スライスを嫌がってスイングすると今度は左に引っかけが出ます。引っかけている時は、手先で強引にフェースを返すために、インパクトでフェースが左を向きすぎています(正確にはヘッド軌道に対して、フェースが左を向く)。
振り遅れてフェースが開く、手を速く振ってフェースが開く。
この2つを矯正するのに役立つのが、超軟らかシャフトです。ワッグルしただけでグニャグニャしなるシャフトが装着されたドライバーでスイングすると、9割以上のゴルファーは、ほんの数発打っただけで、振り遅れなくなりますし、インパクトゾーンで手を速く振らなくなります。
その結果、本人の意識とは裏腹にスライスがぴたりと止り、捕まった球が打てるようになります。理由は単純で、超軟らかシャフトだとインパクトで待つ動作が入ります(待たないと当たらないのが分るから)。結果、身体の回転に対して腕が遅れることなく、手を速く振ることがなくなるためにシャフトのしなり戻りが使え、シャフトのしなり戻りによってフェースが開かない状態(やや閉じた状態)でインパクトを迎えられるからです。
超軟らかシャフトでスイングすると、無意識の内に「振り遅れたら打てない」というのが分かり、インパクトゾーンではシャフトのしなり戻りが発生します。これでヘッドが戻ってくる感じになるのです。スライサーにはフォローで左ひじが引ける、いわゆる「チキンウイング(手羽先)」になっている人が少なくありませんが、そんな人も超軟らかシャフトでスイングすれば、フォローでチキンウイングになりません。
超軟らかシャフトはゆったり振るための練習クラブだと思われがちですが、シャフトのしなりを使う感じを養えますし、スライス矯正にも役立つのです。そして、そして意外なことにフックや引っかけを矯正するのにも役立ちます。
ゴルフの腕前に関係なく、ゴルファーは道具によってスイングの仕方が変わります。誤解を恐れずに言えば、ゴルファーのスイングは道具によって良くも悪くもなります。スライサーに関して言えば、硬過ぎるシャフトを使うほどに振り遅れの度合いが強くなりやすく、硬すぎるシャフトを使うほどにインパクトでフェースが開きやすくなり、スライスと引っかけの両方が出やすくなるのです。
ゴルフは物理です。そしてスイングにはタネと仕掛けがあります。
インパクトでフェースが開くからと言って、手先だけで強引にフェースを返すとスライスは矯正できますが、今度は引っかけに悩まされます。対して、シャフトのしなり戻りをタイミング良く発生させることを会得すれば、スライスが矯正できるだけでなく、インパクトの再現性が高まり、直進安定性が高いショットを続けて打てるようになるのです~。
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