カテゴリー: 超私的な考察
2017年10月08日超私的な考案 アイアンのライ角が合っていないと、どんなデメリットがあるのか!?
飛行機が苦手ということもあって、移動は極力電車です。今週は火曜日から木曜日まで青森出張で、この時は東北新幹線のお世話になりました。そして、金曜日はガーラ湯沢が主催する貸し切りコンペに参加するため、東京から越後湯沢まで上越新幹線のお世話になりました。この4日間の移動距離は1500キロを超えてますが、新幹線のおかげで移動が苦になりません。マーク金井は新幹線に乗ると15分以内に眠れるからです。
青森出張では夏泊ゴルフリンクスと八甲田ビューCCでプレー、そして新潟出張ではゴールド越後湯沢CCでコンペに参加。青森のゴルフ場はどちらもフェアウェイが洋芝で、ゴールド湯沢はフェアウェイが野芝でした。3ヶ所のゴルフ場はそれぞれレイアウトが異なりますし、グリーンの感じも違っていましたが、共通していたことがひとつありました。フェアウェイが柔らかいのでアイアンを打つと、スパーンと「草鞋(わらじ)」のようなターフが取れました。
ライ角が適正なアイアンを使っていればインパクトでソール全体が地面に接地し、フェース幅とほぼ同じ幅のターフ跡が残ります。今回、青森ではピンのG25アイアン、新潟ではリンクスのマジックマリガンSSアイアンを使いましたが、どちらもライ角調整済み。フェースの幅分だけのターフ跡が残っています。
さて、このライ角。ライ角とはヘッドとシャフトのおりなす角度のことで、インパクトでソール全体が接地するのが、適正なライ角です。対して、インパクトでソール全体が接地していない場合、不適正なライ角になります。ライ角が合っていない(不適正)なアイアンを使うとインパクトでソール全体が地面に接地しません。ソールの一部しか接地しないために、フェース幅よりもかぼそい細いターフ跡が残ります。
ライ角が合っていないアイアンを使っていると、プロのような草鞋(わらじ)のようなターフは取れません。綺麗なターフが取れないだけでなく、実は、他にもデメリットがあるのです。インパクトでソール全体が接地していないアイアン(不適正なライ角のアイアン)を使っていると、フェース中央(芯)で打つのも難しくなるのです。
例えば、インパクトでヒール側が浮いてしまうアイアンを使っている人の場合、インパクトで地面と接地するのはフェースのトウ寄りだけ。その結果、打点位置はフェース中央よりもトウ寄りに偏りやすくなってきます。
逆もしかり。インパクトでトウ側が浮いてしまうアイアンを使っている人の場合、インパクトで地面と接地するのはフェースのヒール寄り。その結果、打点位置はフェース中央よりもヒール寄りに偏りやすくなってきます。
ドライバーと違って、アイアンは地面から打つ時に使うクラブ。それを考えると、アイアンの性能を100%引き出すためには、アイアンを芯で捕らえやすくするためには、ライ角を調整することは必要不可欠です。実際、クラブメーカーのピンはすべてのアイアンで、ライ角を豊富に選べます。もちろんマーク金井が設計しているリンクスのマジックマリガンSSアイアン、SSウエッジ、アナライズオリジナルのMSウエッジ、mmウエッジも、すべてライ角が調整できるようになっています。
ライ角は上級者になってから調整するものと考えているアマチュアゴルファーが少なからずいますが、そんなことはありません。ゴルフの腕前に関係なく、ライ角が合っていないアイアンを長く使っていると、クラブの性能を引出せないだでけなく、スイングに悪影響を及ぼす恐れも少なからずあるのです。
ライ角を合わせたからといってすぐにナイスショットが連発するわけではありませんが、ライ角が合ってないアイアンを使い続けると、正しいライ角のアイアンを使った時に違和感を感じたり、打ちづらさを感じてしまいます。人間は慣れてしまうと、「慣れたもの=自分にぴったり合っている」と認識しがちだからです。
まずは、自分で打ったアイアンショットのターフ跡をチェックしてみて下さい。ターフ跡がフェース幅よりもか細いならば、アイアンのライ角が合っていない(不適正)と思って間違いありません。できるだけ早く、ライ角調整することをお勧めします~。
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2017年10月05日超私的な考察 風が強い日にアイアンで低い球を打つ一番簡単な方法とは!?
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マーク金井の打たずにいられない 更新しています
今回は フジクラ スピーダーエボリューション4です
ぜひご覧ください
昨日は東北エリアを代表するゴルフコース、夏泊ゴルフリンクスでプレーしてきました。青森県でプレーするのは八甲田ビューカントリークラブに続いて2度目。夏泊は本州最北端の地にあるシーサイドコース。海が間近なこともありますが、昨日は風速10m/s前後の風と通り雨。スコットランドのリンクスでプレーしているかのような天気の中、18ホールプレーしてきました
前半は風の計算が上手くできなくて、3連続ボギーからの、4番ではティショットを引っ掛けてOBを打ってトリプルボギー。4ホール終わった時点で6オーバー。5番から乱れたショットを立て直してなんとか9番までパーを重ねて42ストローク。お昼を挟んでの午後は出だしかから15番まではスコアカード通りで、名物16番でアプローチを寄せきれずにボギー。17番はティショットがバンカーの目玉でダボで、最終18番もセカンドをバンカーに入れて、4mのパーパットがカップにケラれてボギー。上がってみれば40ストローク。風が強かったので81を目標スコアにしてましたが、1打及ばすでした。
△△△+3ーーーーー 42
222222222 18
ーーーーーー△⬜︎△ 40
222222222 18
風が強い中でのプレーは距離を合わせるのが難しくなります。まして初めてプレーするコースになると「見た目と実際の距離」の間にギャップがあったりするので、余計に距離感が合わせづらくなります。今回、夏泊で感じたのは、身体で感じた時よりも、飛んでいくボールは風の影響を強く受けることでした。最初の数ホールは風を見越して大きめの番手を手にしましたが、それでもいい感じで打ったショットが10ヤード以上ショートすることがありました。途中からは、自分が感じるよりもボールは前に行かないのが分かったので、アゲンストの風では普段よりもさらに大きめ番手でグリーンを狙いました。
さて、この強風下でのプレー。フォローの風よりもアゲンスト風の方が難易度が高いですし、なによりも風の影響でボールが飛びません。昨日は普段9番で打つ距離の時も、7番や6番アイアンを手にすることもしょっちゅうでした。
大きい番手を手にするのは、風の影響でボールが飛ばないこともありますが、実はもうひとつ大きな理由があります。それは、、、、、
大きな番手を手にしてクラブを短く持って打つと、オートマチックに低い球が打てるからです!!
低い球を打つ一番簡単で確実なのはクラブをチョークダウン(短く)してアドレスすること。やることはこれだけで、後は何も変える必要はありません。クラブを普段よりも3センチ以上持つだけで弾道が低くなり、風の影響を受けづらい球が打てます。
ボールを右足側に寄せる必要ありませんし、スイングの仕方やヘッドの入れ方を変える必要もありません。普段よりもクラブを3センチ以上短く持てば、それだけでスイングの円弧が小さくなり弾道は低くなるのです。弾道の高さというのは、クラブのロフトだけでなく、クラブ長さによっても決まるからです。例えば、5番アイアンを9番の長さにして持ってみるといいです。こうすれば、5番を持って5番の高さの球を打つことはできません。弾道の高さは3番アイアンくらいになるのです。7番を9番の長さに持って打っても、7番の弾道は普段の7番よりも弾道は低くなります。
ゴルフは物理です。
アドレスや打ち方を変えなくても、クラブの長さを3センチ以上短く持つだけで低い球が打てます。ぜひ一度、試してみてください。
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2017年09月26日超私的な考察 50歳過ぎてもドライバーの飛距離を効率良く稼ぐコツとは!?
昨日はYouTube生放送「マーク金井の喋らずにいられない」をオンエア。この番組はYouTubeにも関わらずアーカイブは残してません。演劇と同じく、リアルタイムで聞くことによってライブ感が出てくると勝手に思っているからです。そして、立川談志家元の言葉を借りるならば、
聞けななかった人が悔しがるような番組を作りたい!!!!
と自分で自分にプレッシャーを掛けたいからです。
さて、ライブと言えば、先週の金曜日、国内男子ツアー「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ2017」を取材してきました。場所は千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブ。取材でしょっちゅうお世話になっているゴルフ場です。現在、ヤマハの新製品RMXの動画がアップされてますが、この動画もカレドニアンで撮影しています。
この大会はアジアンツアーと共同開催ということもあって、出場選手もアジア各国のみならず、ヨーロッパの選手もいます。そんな中、練習場でひときわ目立つ存在だったのが、タイのブラヤド・マークセン選手。身長は163センチと大柄ではありませんが、なんとも言えない存在と風格が漂ってました。50歳を超えてもシニアツアーとレギュラーツアーの両方で活躍してますし、今年の日本シニアオープンでは大会最小スコアを更新する18アンダーで優勝。昨年に続き、2連覇を果たしているのです。
マークセン選手のスイングを間近で観るべく練習場に向かい、そして動画を撮影。今回のダイヤモンドカップでは、練習場に限り、ギャラリーも動画撮影できます。その中にまじってデジカメで動画を収録。アイアンからドライバーまでじっくり観察しましたが、見れば見るほど、「達者なスイング」です。50歳を過ぎてもドライバーの飛距離は270ヤードを軽く超えてます。それでいて力に頼ったスイングではありません。最小限の力で、最大限のエネルギーが出るスイングでボールを効率良く飛ばしていました。
では、マークセン選手のスイングはどこがどう効率が良いのか?
・トップからダウンの切り返しでタメが作れている
・シャフトのしなり戻りがタイミング良く発生している
・インパクトではハンドファースト
そして、そして、そして、
・ダウンスイングからフォローにかけて腕の回旋(腕のねじり戻り)が鋭い!!!!
米ツアーで活躍している松山英樹のスイングが「剛」だとすれば、マークセン選手のスイングは「柔」です。関節の使い方、そして手首と腕をしなやかに使っているので、体力、筋力まかせのスイングに見えません。50歳を過ぎても体に強い負担がかからないので、50歳を過ぎても飛距離が落ちない(飛距離が出る)スイングに見えました。対して、松山英樹選手のように体幹や大きな筋肉を積極的に使ったスイングというのは、50歳以上のシニアゴルファーには到底真似できるものではありません。
ダウンでタメを作るというのは簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
ハンドファーストなインパクトも簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
シャフトを上手くしならせるのも簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
腕の回旋(腕のねじり)も簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
大人になって歳を重ねていくと否応なしに体力、筋力が落ちてきますが、ゴルフの場合、道具の依存度が高い競技です。ゴルフクラブを上手く使いこなすことができれば、50歳を越えても、60歳を越えても飛距離をダウンを防げるだけでなく、飛距離アップも十分可能です。特に、スイングに問題を抱えている人の場合ならば、その問題を解消すれば、ドライバーの飛距離を20ヤード以上伸ばすことも可能です。
マークセン選手のスイングをじっくり観たことで、改めて、ゴルフはスキル(技術)でボールを遠くに飛ばせることを実感しました。大事なことなので繰り返しますが、「タメを作る」「シャフトを上手く使う」「ハンドファーストなインパクト」そして、「腕の回旋」。手打ちを推奨していると勘違していただいても構いません。50歳を過ぎた人の場合、体幹や筋力頼みでスイングするよりも、手と腕と、そしてシャフトを上手く使ってスイングした方が、体への負担が減り、なおかつ効率良くボールを遠くに飛ばせるのです~。
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2017年09月19日超私的な考察 ゴルフでよく言われる「左手のリード」の正体とは!?
YOUTUBEのアナライズチャンネルに脱アンダー星人セミナー3回目配信開始しました
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プロ野球はペナントレースを終え、パリーグは福岡SoftBankホークス、セリーグは広島カープが制覇。どちらも2位に大差を付けての優勝です。セリーグの2位は阪神でほぼ決まりですが、3位の巨人とは5.5ゲーム。そこからさらに1ゲーム差でDeNAが追いかけています(9月17日時点)
セリーグのクライマックスシリーズは関西開催が濃厚ですが、関西でプロ野球中継と言えばサンテレビ。マーク金井も中学生の頃ぐらいからサンテレビで阪神戦の中継を見てましたが、今日はそのサンテレビの収録でジャパンビレッジGCにいます。「中西清起、小林佳則の熱血!!ゴルフ塾!」のゲスト出演で、10月と11月放映分に出ます。毎週水曜日の23時~23時30分です。関西エリアの皆様、ご視聴よろしくお願いします。
熱血!! ゴルフ塾!では、元阪神のピッチングコーチ中西さんとタッグを組んでプレーしてますが、普段のプレーよりもプレッシャーがかかります。テレビカメラが回っているのは気になりませんが、自分がミスをしでかすと、チームメイトがその尻ぬぐいをすることになるからです。チームメイトの中西さんがナイスショットした時も、そのナイスショットを生かした結果を出そうとしたくなるからです。
熱血!!ゴルフ塾!には定期的にゲスト出演していますが、不思議なことにカメラが回ると普段よりもいいショットが打てます。カメラが回っていることで普段よりも集中力が増し、結果ではなくて、やるべきことに集中できるからです。
では、今は何に集中しているのか?
PRGRのサイエンスフィットEXでスイングを丸裸にしてもらい、自分に足りていないのがダウンスイングにおける左腕の回旋。テークバックで左腕は時計回りにねじれます。トップからダウンにかけてはねじれた左腕をねじり戻す必要があるのですが、普段のスイングではそれが少し不足しています。マーク金井の場合、テークバックで左前腕が時計回りに60度ほどねじれてますが、インパクトでは50度しか戻ってません。PRGRの計測によると10度ほど回旋が足りていないので、スイングしている時はダウンスイングで左腕のねじり戻しを強く意識しています。
テークバックでは左腕は時計回りに60度ねじれているわけですから、ダウンスイングでは反時計回りに60度ねじることを意識しています。そして、これが左手リードの正体です。
さて、このスイング中の腕のねじれ(回旋)。
ゴルフスイングでは左手のリードが大事だと言われてますが、左手をリードは「左手でクラブを引っ張り下ろす」というだけでは、動きが足りてません。PRGRのサイエンスフィットえEXで教えてもらったのですが、プロや上級者でもダウンスイングでは左腕のねじり戻し(回旋)が不足している人が少なからずいるそうです。そして、ダウンスイングで左腕の反時計回りのねじれ(回旋)が不足している、ヘッドはプレーンから外れ、いわゆるアンダー星人になりやすいそうです。
左のミスが出やすい人や、チーピンのミスが出やすい人の場合、ダウンスイングでヘッドが下がってアンダー星人になっている場合が多いですが、これらの人も、ダウンスイングで左腕のねじり戻し(反時計回りの回旋)が不足しているそうです。
ダウンスイングで左腕を反時計回りにねじると、フェースが被って、「余計に左に曲がってしまいそう」な感じになります。しかしながら、左腕を反時計回りにねじった方がヘッドがプレーンに乗り、逆に、左へのミスが出づらくなるのです。
ゴルフは物理であり、力学です。
ダウンスイングでは身体の回転に伴って、左腕を反時計回りにのねじる(腕の回旋する)。これがタイミング良くできると、ヘッドはプレーンに沿って下りてきますし、プレッシャーがかかった場面でも、インパクトの再現性が高くなり、飛んで曲がらないショットを打てるようになってくるのです~。
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2017年09月12日超私的な考察 アマチュアの慢性病「振り遅れ」とは一体何なのか!?
昨日は13時30分からヤマハの新製品記者発表に行ってきました。2年のインターバルを経て新しいRMXが登場。ドライバー、FW、UT、アイアン、そしてウエッジのフルラインアップが一新。今回のRMXはガラッとクラブの雰囲気が変わっています。実は、発売前に試打する機会をいただいたのが、「これってホントにヤマハのクラブなの?」ってくらい変わっています。クラブのインプレッションについては、、、実は、すでに動画がアップされていますので、こちらをご覧下さい。
ヤマハのクラブは契約プロである藤田寛之選手のイメージが強かったのですが、今回のRMXはそのイメージがまったくありません。ヤマハのロゴが入っているからヤマハのクラブだと確認できますが、ゼロベースで開発がなされています。もちろんクラブが合う合わないは個人差がありますが、今回のRMXに関しては洋顔のテイストもあるので、ヤマハユーザーだけでなく、外ブラが好きなゴルファーにも相性良く仕上がっています。
そして記者発表を追えるやいなや、京浜東北線に飛び乗って赤羽GCで薄暮プレー。今回はクラブの試打ではなくて、自分のスイングチェックのためのプレーです。先週木曜日にPRGR GINZA EXでサイエンスフィット(スイング診断)を受け、その時にアドバイスを受けたことを実際にコースでボールを打って試したかったからです。
では、マーク金井が一番試したことは何だったのか?
それは「腕の振り遅れ」の解消です。ゴルフスイングでは「振り遅れ」は良くない動作ですが、PRGR GINZA EXではこの「振り遅れ」を数値化しています。身体のあちこちにセンサーを付けて測定することで、この「振り遅れ」の度合いを数値化しています。振り遅れの2大要因は、、、
①腕の正しい回旋ができていない(腕が戻っていない)
②身体の開きが早い(肩と腰が一緒に回ってしまう
身体の開きが早いと振り遅れるのは画像でも確認できますし、画像がなくても自分で「振り遅れたな」と自覚できます。でも、腕の正しい回旋については、何となく振り遅れている時と振り遅れてない時の違いは感じても、それがどう違うのかを具体的に知ることができませんでした。それが、PRGR GINZA EXでは左手甲と左上腕にセンサーをつけてインパクトでどれくらい戻って来たのか? を測定してくれます(センサーはこれ以外にも身体の至る所に付けます)。
プロ、アマチュアを問わず、振り遅れている人は、インパクトで左上腕の回旋ができてません(腕がアドレスの状態までねじれ戻ってません)。
PRGRの計測によると、上級者の70%が腕が振り遅れているそうです!!!!
もちろんプロでもすべての選手が振り遅れていないわけではありません。腕が振り遅れている選手も少なからずいるそうです。ちなみにマーク金井の場合、テークバックで腕が60度内旋(時計回りにねじれ)、トップからインパクトにかけては50度外旋(反時計回りにねじれ)ていました。腕のねじり戻りは10度不足していたのです。
PRGR GINZA EXの検証によると、この腕の戻りが足りていない人ほど振り遅れの度合いが強く、ショットが不安定になります。アマチュアの初中級者の場合、腕の振り遅れが大きいほど右へのミスがでます。対して、アマチュアの上級者、プロの場合、腕の振り遅れが大きいと右へのミスが出やすいだけでなく、左へのミス(チーピン)も出やすくなるそうです。
インパクトでの腕の戻りの理想値は「5~マイナス5」だそうです。要するにテークバックで腕を内旋させた分だけ、ダウンスイングでは腕を外旋させる。インパクトでゼロになった状態、「ゼロインパクト」になれば、振り遅れのミスが出ないだけでなく、ショットが安定してくるそうです。
自分でも振り遅れている自覚が少しあったのですが、今回のPRGR GINZA EXの診断でどこを修整すれば振り遅れないのかが具体的に分りました。マーク金井の場合、インパクトで腕のねじり戻りが10度足りてないわけですから、今までよりもダウンスイングで腕の外旋を強く意識してスイングすれば、「ゼロインパクト」に近づけます。
神田のスタジオに戻って腕が振り遅れないように意識してボールを打ったら、いきなり1発目からインパクトが今までよりもさらに力強くなり、加えて、インパクト後のフォローの抜けも劇的に良くなりました。スタジオでノープレッシャーな状態で打っているとはいえ、腕の戻りを意識しただけでガラッとスイングが変わりました。
コースに出ると、スタジオで打つ時のように簡単には行きません。左サイドが狭いホール、左サイドにOBがあると、腕をねじり戻すのにためらいが生じるからです。昨日もためらったために腕の戻りが遅れることもありましたが、腕の戻りを上手く出来た時は、ボールは狙った方向に真っ直ぐ飛びます。誤解を恐れずに言えば、左が危険な時ほど、腕の戻り(腕のねじり戻し)を強く意識した方が、ストレートから軽いフェード弾道になるのです。
ゴルフは物理です。
この腕の戻りの重要性、そして腕の戻りを正しく練習するコツについては、アナライズセミナーでレクチャーしていきます~。
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