カテゴリー: 超私的な試打インプレッション
2020年12月30日超私的な2020年クラブ・オブ・ザ・イヤー ドライバー&パター編(▼▼)b
アナライズWEBショップからのお知らせ
12月27日(日曜日)での千葉市民ゴルフ場が今年のゴルフの打ち納めだったはずが、火曜日にお誘いを受けて急遽、石岡ゴルフ倶楽部で18ホールプレー。2度目の打ち納めは7時7分と早いスタート時間だったことが幸いし、お昼休憩があっても13時過ぎにホールアウト。
15時前には神田のスタジオに戻ることができました。
今回も冬場のゴルフということで使用ティは白。6081ヤードでパー72です。距離が一番長いパー4は18番で389ヤードなので、2打でグリーンに届かないホールはひとつもありません。パー5も500ヤードを超えるのは11番だけですし、パー3はいずれも200ヤード以下。ジャック・ニクラウス設計ですが、距離的には癒やし系です。
癒やし系のセッティングでプレーするわけですから、グリーンが凍っていようと関係ありません。スコアカード通りのパープレーを出すことを心がけてプレー。インからスタートし、13番、14番で連続ボギーを打ちましたが、16番、18番でバーディー。後半のアウトでは5番でバーディーからの、8番パー3でティショットを右バンカーに打ち込んでボギー。最終ホールはセカンドを左バンカーに入れてしまいましたが、バンカーショットが運良くピンに当たってパーでホールアウトできました。
イン
ーーー△△ー○ー○ 36
222222120 15
アウト
ーーーー○ーー△ー 36
222212221 16
石岡は乗用カートでのプレーですが、歩くためにゴルフをしている人間ですのでカートには一度も乗ってません。おかげで18ホールで1万9000歩も歩けました。毎日2万歩歩く人間にとってはこれは大助かりです(笑)
これで2020年のゴルフはおしまいですが、打ち納めで活躍してくれたのがこのドライバーとこのパター。
ドライバー
コブラ F9 (シャフトはツアーAD XC 5S 45インチ)
2020年にエース候補として入手したのは、コブラ スピードゾーン、テーラーメイドSIM MAXーD ピンG425LST、そしてタイトリストのTSi2の4機種。いずれも気に入って入手したのですが、昨年までのエースであるピンG410+、キャロウェイ エピックフォージドの牙城を崩すことができませんでした。
しかしながら、この2強に割って入ったのが2019に購入して、しばらく使っていなかったコブラのF9。グラファイトデザインのツアーAD XCのテスト用として使い始めたのですが、打てば打つほどイメージ通りの弾道が出ます。低く抑えたフェード弾道で、風に強い球がオートマチックに打てます。昨日の石岡でもF9は大活躍してくれ、ティショットはノーミスでした。
続いて、パター部門では2020年大活躍してくれたのが、、、、
テーラーメイドのトラスTB1。マーク金井はセンターシャフトのマレットばかり使っていたのですが(自ら設計したパターもセンターシャフトのマレット)、つるやゴルフのパターマットでTB1を試打して一目惚れ。TB1はクランクネックのピン型なのに、フェースバランス。ピン型なのにセンターシャフトのマレットのように使える点が気に入り、ベントグリーンでプレーする時は、こればかり使いました。ちなみに、昨日の打ち納めでも、3パットはゼロ。ショートパットで右に押し出すミスも出ませんでした。
仕事柄、クラブをしょっちゅう買ったり売ったりした方がいいのですが、年々、クラブを購入する本数が減っています。クラブに興味がなくなったわけではありませんが、性能が同質化しつつあるからです。
ちなみに2021年はすでに購入を決めているドライバーが2機種あります。エピックフォージド、ピンG410+、コブラF9に割って入れるかどうか今から楽しみです。
2020年もこのブログを読んで下さりありがとうございました。それでは皆様、良い年をお迎え下さい~。
(▼▼)b
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2020年11月20日超私的な重量別シャフト打ち比べ フジクラ スピーダーSLK タイプD
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季節が2ヶ月ほど逆戻りしたんじゃないかというくらい気温が上がった昨日、神田から電車にサクッと乗って、赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮プレーしてきました。この時期は風が吹くと肌寒さがますはずなのに、プレー中に感じる風は生暖かくって半ズボンを履きたくなるほどでした。
赤羽ではクラブ、シャフトをテストするのが茶飯事ですが、昨日、導入したのはフジクラのスピーダーSLKタイプD。10月21日のブログでもアップしてますが、SLK-Dは40g台、50g台、60g台の3種類の重さがラインアップ。各重量タイトもフレックスはひとつだけです。
10月21日に60g台についてインプレしましたが、今回、組上げたのは50g台のSLKタイプDです。スペックを比較すると、、、、
SLKタイプD 60
長さ 44.5インチ(ヒールエンド計測)
総重量 312.1g
ヘッド重量 約194g
バランス D2.5
振動数 244cpm
センターフレックス値 3.69
SLKタイプD 50
長さ 44.5インチ(ヒールエンド計測)
総重量 304.0g
ヘッド重量 約194g
バランス D2.5
振動数 232cpm
センターフレックス値 3.29
SLKタイプDの場合、ワンフレックス(ユニフレックス)で作られていますが、硬さに関しては重量帯で異なっています。60に対して50の方が軟らかく設定されいるのが振動数、センターフレックス値でも明らかです。
数値的には、60に対して50の方がワンフレックスぐらい軟らかい。
加えて、違いを感じるのがバット側(手元側)の太さ。SLKタイプDの60が15.6ミリに対して50が15.4ミリ。たかが0.2ミリと思うかも知れませんが、握ってみると明らかに60の方が太く、50の方が細く感じます。ちなみに、0.2ミリというのはグリップ下巻きに使う両面テープとほぼ同じです。
では、実際に打ち比べてみてどうだったのか?
あくまで比較論ですが、60に対して50は素振りをした段階から明らかに軟らかく、手元から中間部のしなりも大きめ。実際に打って見ても、切り返しで50の方が「ググッと大きくしなり」、ムチのような挙動が手に伝わります。その影響もあって、50の方が切り返しでヘッドの重みを感じ取りやすいですが、反面、シャフトが大きくしなるので、実際の長さよりも1インチぐらい長いシャフトを振っているかのような錯覚に陥りました。
同じ銘柄のシャフトで同じフレックスで、重量帯が違う。重量帯が違うだけで、ここまで振った感じが異なるシャフトを経験したことはありません。超私的には、SLKタイプDに関しては、重量が違うと硬さだけでなくシャフトのしなり感も異なるシャフトです。ですので、重さで選ぶことよりも、「どちらのしなり感が打ちやすいか」で選んだ方がいいシャフトではないかと思います。
もちろん、両モデルとも共通点があり、しなり戻りのスピード感はスピーダーならではの速さがあります。そしてトルクを絞ることで、しなりを感じるのにヘッドの追従性が高いことです。
マーク金井はドライバーにカーボンシャフトを装着する時は50g台をチョイスしていますが、このSLKタイプDに関しては60gをチョイスすることにしました。短尺用だから重い方を選んだのではなく、硬さとしなり感が60の方が扱いやすいと判断したからです。
超私的には、SLK タイプDの60はドライバーのヘッドスピードが40~44m/sぐらいの人、50の方は37~41m/sぐらいの人がストライクゾーンではないかと思います。
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2020年11月18日超私的な試打インプレッション タイトリスト TSi2ドライバー
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2020年も残すところ40日あまりとなりました。コロナ禍の影響で生活スタイルがかなり変わりましたが、超私的には4ヶ月前から長距離散歩を欠かさない生活を続けています。毎日1万5000歩以上、ゴルフに行った日は2万歩以上歩くようになり、おかげでダイエットをまったく意識してないのに体重が6キロ減り、ぽっこり出ていたお腹も凹みました。
毎日の散歩のおかげで血糖値、A1cともほぼ正常値に戻ったことで疲労回復が早くなり、ゴルフにいっても疲れが翌日に残りません。毎日、散歩で3時間以上歩くことが、これほどまで体に良いとは今さらながら驚いています。
2020年を総括すると糖尿病を発病したおかげで生活習慣が改まり、散歩が生活の一部になりました。ゴルフに関しては乗用カートに乗ることがなくなり、キャディバッグを担げる所では担ぎセルフ7本縛りで回っています。
7本でのプレーではドライバーは欠かさず入れてますが、2020年のエースドライバーはキャロウェイのエピックフォージドとピンのG410+。コースに合わせてこの2本を使い分けていますが、これから新たなエース候補として今月に入って購入したのがテーラーメイドのSIM MAXーD とタイトリストのTSi2です。
タイトリストのTSi2は発売初日の11月13日にお買い上げ。タイトの新製品を新品購入するのは本当に久しぶりですが、おそらく2代目のVG3以来かと思います。
さて、このTSi2ドライバー。
ゴルフパートナーのYouTubeコンテンツ「マーク金井の試打職人」で試打して気に入ったので購入しました。スペックはごくごく普通のつるしのままで、ロフトは低い弾道を打ちたいので9度、シャフトは50g台の純正シャフト(TSP322)のSです。
アナライズ神田スタジオのご近所、つるやゴルフ神田駅前店でTSi2を手に入れ、まずはヘッド重量計測。
ヘッド重量はスリーブ込みで約201g。
普段200g前後のヘッドを使っているので、ちょうどいい感じの重さです。クラブ重量も306.4gなので、これまたちょうどいい重量感です。メーカー公称値よりも数グラム軽いですが、超私的にはこの重量でOK。少し前に購入したテーラーメイドのSIM MAX-Dとほぼ同じスペックです。
長さは45.5インチでバランスはD2。
振動数は249cpm。
このスペックに関しても、現在エースのピンG410+とほぼ同じです。
ではG410+と比較してどうだったのか?
ではSIM MAX-Dと比較してどうだったのか?
この3モデルを打ち比べて分ったことは、、、、、
基本的な特性に大きな違いはないということです。メーカーさんには怒られるかも知れませんが、一言で言えば今どきの外ブラのドライバーは同質化しているのです。具体的に言うと、
・慣性モーメントが大きくてミスに強い
・直進性が高い弾道が打てる
・吹き上がりづらい弾道(スピンがかかり過ぎない弾道)がオートマチックに打てる
・重心距離が長いのでフェースの開閉が少ないスイングと相性が良い
では、違いはどこにあるのかと言えば、、、、、
明らかな違いはデザインです。ソールの形状、ロゴのデザインは誰がみても違いが一目瞭然でしょう。超私的にはTSi2は前作よりもデザインが良くなり、かつタイトリストらしさがあります。
この3モデルに関してはヘッド重量がほぼ同じですし、重心特性も極端な違いはありません。ヘッドに関して違いを挙げるとすれば、、、
・打感(打音)
・アドレスした時の顔つき
・ヘッド(ソール)の座り具合
・フェースの形状
・スリーブの形状
この4つの要素に関しては好みが分かれると思います。超私的には、ヘッドの座り具合はSIM MAX-Dが一番しっくり来ます。フェースの形状、アドレスの顔つきに関してはTSi2が一番安心感があり、打感(打音)に関してはG410+が心地よいです。スリーブの形状に関しては、G410+とSIM MAX-Dはスリムで軽量でgood。TSi2は調整のバリエーションを豊富な反面、太くて重いのがちょっと残念です。
ヘッドに比べると、シャフトはモデルによって特性の違いが分りやすく、G410+とSIM MAX-Dは先調子感があり、TSi2(TSP322)は手元調子感を感じ取れます。超私的には純正シャフトとして軍配を上げたいのはTSi2です。
今回、TSi2を購入して分ったことは、自分が買いたくなるドライバー、実際にコースで使ってみたくなるドライバーというのはすでに決まっていて、ヘッド重量が200g前後、総重量が305g前後。慣性モーメントが大きくて右にすっぽ抜けないでイメージ通りのフェードが打ちやすい、、、、ということが再確認できました。
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2020年11月13日超私的な試打インプレッション テーラーメイド SIM MAX-Dドライバー
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朝晩は11月とは思えないほど寒くなってきました。夕方5時には真っ暗なので、体感的には12月なのではないのかと思っていたら、毎年お世話になっているガーラ湯沢はすでに冠雪があったとの知らせが舞い込んできました。
ここ数日寒い日が続いています。今朝は車のフロントガラスがガチガチに凍りついてました。
この時期の雪景色なんて滅多にありません。紅葉と雪山のコラボはなんとも言えない美しさです。
ここまで冷え込んでくると、例年だとゴルフよりもスノボやスキーに行きたくなるのですが、今シーズンは冬場も休まずゴルフに行くつもりです。毎日1万5000歩以上あるくことを日課している人間にとっては、ゴルフはたくさん歩くのにもってこいだからです。
昨日も天気が良かったので赤羽ゴルフ倶楽部を薄暮で9ホールプレーしてきましたが、駅からクラブハウスまで歩くのを含めると1万2000歩をサクッと歩けました。
赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮プレーする時はインコースを利用するのですが、昨日はインが混んでたので1年半ぶりぐらいにアウトを回ってきました。
赤羽のアウトはインと違って、右サイドに打球事故防止のネットが広がるホールが続きます。ティグラウンドに立つとこれでもかってぐらい右サイドのネットが目に入りますが、フェードやスライスが持ち球の人には、このネットがあまり気になりません。左サイドを狙うので、アドレスするとネットが気にならなくなるのです。
マーク金井も昨年あたりから持ち球がフェードになったこともあり、スタートホールのネットを気にすることなくティショットを打てました。手にしたドライバーは、まだ1発も打ってないドライバーにもかかわらず、、、(笑)
昨日試打したドライバーは、、、、
テーラーメイドは10年以上前から、モデルによってはノーマルモデルとDモデルの2タイプをラインアップしています。今回のSIMに関してはSIM MAXにDモデルがラインアップされています。ちなみに、前作ではM6にDモデルがラインアップされており、マーク金井は、M6もDタイプを所有しています。
Dとはドローの頭文字を取っており、メーカーの公式コメントはこんな感じです。
ドローバイアス設計
SIM Max-D ドライバーはスライスを抑制するため、ヒール部分にドローバイアスウェイトを搭載。ボールのつかまりやすさに加え、SIM Max ドライバーよりもラージフェース、ワイドスイートエリア設計で高い寛容性を実現します。
*SIM Max-Dのみ
ノーマルではなくDタイプを購入した理由は、まさに「捕まり」を求めてのことです。
今回は新橋のジーパーズにて平行輸入品をお買い上げ。ロフトは9度、シャフトは純正装着しているフジクラのベンタスのオレンジ(50R)です。
購入後、まずチェックしたのがヘッド重量。素振りをした時にそれほど重くないと思っていたのですが、予想通りで、、、、
198.7g(スリーブ込み)
普段200g前後のヘッドを使っているので、普段よりも少し軽め。テーラーメイドはヘッドにしては、ヘッドが軽めです。
今回、赤羽では前から試したかったグラファイトデザインのツアーAD、XC-5を装着していきました。このシャフトを装着した時のスペックはこんな感じです。
総重量 303.4g
バランス D1
長さ 45.5インチ
振動数 260cpm
50gのS、それも手元調子にしては振動数は高めです。しかしながら、ワッグルすると振動数ほどは硬さを感じず、手元側にしなりを感じます。
1番のホールはコントロールが利いたフェードが求められますが、狙い通り左のクリークから軽いフェードでフェアウェイ左サイドに着弾。1発目からイメージ通りの弾道が打てたこともあって気を良くしたのでしょう。その後も2番、4番、8番で使いましたが、すべてコントロールが利いたフェードが打てました。
今回試打してみて改めて感じたのは、SIM MAX-DはノーマルのSIM MAXよりも右にすっぽ抜けにくです。ドローが打てるほど捕まる訳ではありませんが、ノーマルよりも捕まりが良いので、超私的にはフェードを打つのに適してます。フェードを打ちたい時に、一番避けたいのが右へのすっぽ抜けなのですが、SIM MAX-Dはその心配がないからです。
球が捕まり過ぎても困りますが、コントロールが利いたフェード、球が捕まるフェードを打つのに適しているのは、適度に捕まりがいいヘッドなんです。対して、ドローを打つのに適しているのは、捕まえようとした時に捕まり過ぎないクラブです。
シャフトに関しては、抑えた弾道が打ちやすく、かつコントロール性が高く感じました。
打ち出し角が高くなりづらいので、低い目の弾道がオートマチックに打てます。
いきなりコースで使ってみてノーミスだった訳ですから、SIM MAXーDとツアーAD XCの相性はすこぶる良いと言えるでしょう。
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2020年10月21日超私的な試打インプレッション フジクラ スピーダーSLKーD
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絶好の秋晴れの中、昨日は赤羽GCでサクッと薄暮9ホールプレー。2時45分くらいにスタートし、5時少し前にホールアウト。いつもよりも時間がかかったのが多くのゴルファーが来場していたからです。
クラブセッティングはいつも通り7本ですが、ドライバーはフジクラから新しく登場した、短尺用のスピーダーSLKーDを装着したエピックフォージドです。SLKーDはワンフレックスで40g台、50g台、60g台の3つの重さを選べます。今回は60g台で組上げました。
長さ 44.5インチ(ヒールエンド計測)
総重量 312.1g
ヘッド重量 約194g
バランス D2.5
振動数 244cpm
センターフレックス値 3.69
SLKーDは短尺でもバランスが軽くならないような設計がなされてますが、まさにその通りです。通常設計のシャフトの場合、194gのヘッドで44.5インチの長さにしたらここまでバランスは出ません。シャフトのバランスポイントは普通のシャフトよりもかなりチップ(先端側)に偏っていることが窺えます。MCIアイアン同様、シャフト先端側に金属管を複合していることでなしえているのでしょう。
SLKーDは短尺用としては2代目ですが、末尾のDはディスタンス(Distance)の略。高弾性カーボンを採用することで初代のSLKよりもトルクを抑えた設計がなされています。
組上げてまず感じたのがバット側(手元側)の太さ。数値的にはコンマ数ミリの違いですが、実際にクラブを手にするとグリップの太さが手に伝わります。同社のスピーダーエボⅦに比べると、一回り以上太く感じます。
ワッグルすると中間部分がわりと大きめにクイッとしなり、シャフトのたわみ量は大きめ。短尺でもシャフトのしなりを感じやすく、体感的にはSRぐらいの感じです。
9ホール中、6ホールで使って見ましたが、このシャフトを一言で言うと
日本オープンを制した稲森佑貴選手のようなショットが打てるシャフト!!!!
出だしの10番はフェアウェイ中央のイエローフラッグを狙ったらベタピン。1発目から左右にねじれる気配がない弾道です。13番からもイメージ通り狙った方向にボールが打ち出すことが出来き、とにかくフェアウェイキープしやすく感じました。捕まりに関してはニュートラルで、どちらかというと左のミスが出づらく仕上がっています。
そして印象に残ったのがトルクの少なさ(トルク2.9)。シャフト自体は軟らかいのですが、トルクが少ないのでシャフトの挙動には遊び(ねじれ)が少なく、それがヘッドの追従性を向上させているのでしょう。ヘッドスピードが38~43m/sぐらいまでならば、しなり感と追従性のバランスが良く、安定したリズムで振っていけるシャフトです。
軽量スチール装着の43.5インチのエピックフォージドよりは長いですが、もう1本のエースドライバー、ピンのG410+(45.5インチ)と比較すると、44.5インチの長さは短さによる安心感がかなりあります。加えて、短い方が身体をしっかり使っていけるメリットもあると思います。
超私的には慣性モーメントが巨大なドライバーよりも、エピックフォージドのようにヘッドサイズがやや小ぶりなタイプ、慣性モーメントの大きさにこだわらないタイプのドライバーと相性が良さそうな感じがしました。
スコアメイクの観点から見れば、ドライバーに求められるのは確実にフェアウェイキープをすることと、安定した飛距離(致命的なミスをしないこと)です。ドライバーショットの精度を上げてくれるシャフトを求めてる人には、SLKーDは試してみる価値が大いにあるシャフトです。
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【リニューアル復活!】アナライズ MSウェッジ 軟鉄鍛造CNCミルド
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