カテゴリー: 超私的な試打インプレッション
2016年08月11日超私的な試打インプレッション HAPPY Putter(ハッピーパター)
アナライズWEBショップのお盆休みのお知らせ
アナライズWEBショップは8月13日~8月16日まで、商品の発送、商品のお問い合わせ(電話対応、メールの返信)などお休みさせていただきます。(13,14日のセミナーはT島とマーク金井が開催するのでご心配なく)
4年に1度のスポーツ祭典、オリンピック。テレビ観戦で連日寝不足状態が続いています。ゴルフが始まるのはもう少し先ですが、ものすごく嬉しいニュースが飛び込んで来ました。オリンピック規定で具体的なことは掛けませんが、インターネットのニュースや、出場選手のTwitteを観ていただけると、ワクワクドキドキする理由を分っていただけると思います。
そして、ワクワクドキドキするパターも、リオオリンピックの開催時期に衝動買いしちゃいました。南米テイストあふれるカラーリングのパターで、ブレインストームの
今年のPGAショーで注目を集めていたそうですが、神田駅前のつるやゴルフでいざ実物を見たら、「何これっ、欲しいぃぃぃぃぃ」。欲しいクラブは打たなくても欲しくなりますが、久しぶりに打つ前に買いたくて買いたくでたまらないパターです。
では、どこがどう気に入ったのか?
一言で言うならば、これぞ本物の調整機能付きパター。数年前から調整機能付きクラブはルール適合になっていますが、その多くは、シャフトとヘッドが分離でき、シャフトの装着方向を変えることで、ロフトやライ角、フェース向き等を調整しています。対して、ハッピーパターは、シャフトの装着方向だけでなく、試作クラブのみたいに解体、そしていろんな調整ができるのです。具体的に言うと、
- ロフト角の調整(3バリエーション)
- ネック位置(フェースプログレッション)の調整(3バリエーション)
- ライ角調整(3バリエーション)
- ヘッド重量の調整
それぞれの調整が、クラブをまったく別物作り替えるぐらい調整できます。4つの調整機能はそれぞれ素晴らしいのですが、中でも「こんなの作りたかった」と思ったのがロフト角と、ネック位置(フェースプログレッション)の可変です。
ロフトはソールに対してフェース面がどれぐらい傾いているかで決まります。ドライバーでロフト調整できるクラブがいくつもありますが、これらはソールに対してフェース面の角度を変えることはできません。対して、ハッピーパターは、これがいとも簡単にできるのです。フェース面はネジ止めされているのですが、その中に樹脂が入ります。この樹脂が3種類用意されおり、それぞれの樹脂は傾き(ロフト)が異なります。樹脂を取り替えた後、フェース面をネジ止めすると、樹脂に沿うようにフェース面が固定され、結果、ソールに対してロフトが変わってくるのです。このギミック(アイデア)はお見事と言うしかありません。
ネック位置(フェースプログレッション)のギミック(アイデア)も恐れ入りました。ネックを固定するネジには、取り外し可能な2つのワッシャーが付いてます。これを付けたり外したりすることで、フェース面とシャフトの距離(フェースプログレッション)が簡単に変わります。オフセットレス(ストレートネック)、ハーフオフセット(グース弱)、フルオフセット(グース強)というセッティングができます。
ロフトとオフセットを調整できるなんて、まさに夢のようなパターです。パターを選ぶというと、形状に目が奪われがちですが、実はロフトとフェースプログレッション(オフセットの度合い)が変わると、アドレスのしやすさ、ボールの捕まりに少なからず影響が出ます。
- ロフトが多い=捕まる(右のミスが出づらい)
- ロフトが少ない=捕まりづらい(左のミスが出づらい)
- オフセットが多い=捕まる(右のミスが出づらい)
- オフセットが少ない=捕まりづらい(左のミスが出づらい)
ロフトとオフセットをどんな風に組み合わせるかで、ストロークのしやすさ、方向性がガラッと変わってくる場合もあるのです。自分のミスの傾向が分っているならば、ロフトやオフセットを調整するこで、「引っかけづらいパター」「押し出しのミスが出づらいパター」を作ることもできるからです。パターはメンタル面の影響が大きいと言われてますが、道具(パター)でもミスを軽減することは可能です。自分のミスの傾向がハッキリしているのであれば、そのミスが出づらいパターを使うことで、ミスパットを確実に減らせるのです。
そういう意味では、ハッピーパターはフィッティングの道具として理想的なパターであるとも言えます。4つの調整機能を色々試すことで、、、、
- 真っ直ぐ転がしやすいロフト
- 真っ直ぐ転がしやすいフェースプログレッション
- アドレスしやすい、真っ直ぐ転がしやすいライ角
- スムーズにストロークできるヘッド重量
ハッピーパターがあれば、これらのことを1本のパターで見つけ出すことができます。ちなみに、パター事態の性能もいい感じです。見た目は色とデザインが独特で、少しおもちゃっぽい感じがしますが、インパクト音はソフトで違和感はありません。アドレスした時、フェース向きも合わせやすく作られています。
グリップはやや太めで、両手の太さがあまり変わらないノーテーパータイプ。ソフトな握り心地で、右手が余計な動きをしづらいタイプのグリップです。
ハッピーパターは気持ち良くストロークできるパター、方向性の良いパターを自分で作り上げることができます。パター選びに悩んでいる人、たくさんパターを所有するのが好きな人、自分に合ったパターを知りたい人、そして何より、パターが苦手な人には、救世主になり得る、かなり魅力的なパターだと思います~。
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2016年07月10日超私的な試打インプレッション~スリクソンZ565ドライバー
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南太平洋の楽園、ニューカレドニア出張から戻って早2日が経ちました。過ぎてしまえば5泊6日間はあっという間です。時差が2時間と少ないこともあって、旅の疲れはほとんどありません。帰国した翌日からいつも通りの生活に戻り、ロマンスカーに乗って厚木で整体治療。神田のスタジオではクラブを試打し、仕事場では原稿を書いています。日本からニューカレドニアまでの距離は約7000キロ。成田からの直行便で約8時間半。いつも通りの生活に戻り、ベローチェでコーヒーを飲んでたりするとると、「7000キロも離れたニューカレドニアへのゴルフ旅」は、ひょっとしたら夢の中の出来事なんじゃないかと勘違いしそうになります(笑)
ニューカレドニアでは2度ラウンドしましたが、活躍してくれたのがUSTマミヤの新シャフト「アッタスパンチ」。テーラーメイドのM2にアッタスパンチの5Sを装着したのを持って行きましたが、これがドンピシャにはまりました。ヘッドとの相性も良く、自分のイメージ通りの弾道が打てます。切り返しで手元がクイッと大きめにしなり、それがタイミングの取りやすさにつながっています。ドローを打とうとすると右にすっぽ抜けることもありましたが、フェードを打ちたい時はスピンが少ないパワーフェードが打てるのが気に入ってます。強弾道の飛ぶフェードが打ちやすく、左へのミスが出づらいのがアッタスパンチのセールスポイントなのかも知れません。
そして、叩いても左に行きにくいという点で共通しているのが、スリクソンの最新モデルである、、、、
Z565ドライバーです。
そこで今回は、超私的にZ565を試打インプレションしたいと思います。まず前作(Z545)同様、このZ565もZシリーズの中ではもっともヘッドが大きく、体積はルール最大級の460CC。投影面積も大きく、フェースも分厚くありません。構えた感じだと手強い感じではなく、ゼクシオを手にした時のようなやさしさを感じます(ヘッド形状もゼクシオに似ています)。
ただし、ゼクシオと異なるのはフェース向き。ゼクシオは捕まりを重視した設計がなされているのでフェースの向きは開いてません(ややフックフェース)。対して、Z565はデフォルトだとややオープンフェースです(カチャカチャ式なのでフェース向きは調整可能)。
ソールの形状は前作(Z545)とガラッと変わり、ソール全体がたわむ「パワーウエーブソール」が採用。これにより低重化が維持できるとメーカーはアピールしています。
フェースはゼクシオ同様、カップフェースになっています。ゼクシオはヘッドとシャフトが固定式ですが、Z545は前作同様カチャカチャ式。ヘッドとシャフトはネジ止めになっており、シャフトの装着方向を変えることで、ライ角、フェース向き、リアルロフトが調整できます。
では、実際に打ってみてどうなのか?
ゼクシオと決定的に違うのは捕まりとスピン性能です。ゼクシオは捕まりが良く、高弾道ドローが打ちやすくなっているのに対し、Z565は左へのミスが出づらく、かつ低スピンで中弾道が打ちやすくチューニングされています。Z565や見た目こそゼクシオと似ていますが、球筋は正反対。加えてインパクト音も異なり、ゼクシオに比べるとZ565の方がインパクト音が抑えられ、プロ、上級者好みに仕上げられています。
ちなみに前作(Z545)に比べると、Z565の方がスピンが少ない弾道がオートマチックに打てます。反面、ボールが上がりづらいのでロフトの助け(ロフトアップ)が必要な感じがしました。Z565をエースドライバーとして使うならば、9.5度でリアルロフトを少し増やす方向(フックフェース側になる方向)に調整して使うと思います。
ヘッド重量もゼクシオ9とZ565とでは異なります。
ゼクシオは重ヘッドをアピールしていますが、実際はそれほど重くはありません。現行モデル(ゼクシオ9)のヘッド重量は198g。対してZ565のヘッド重量は約200g。ゼクシオのヘッド重量はアベレージゴルファー向けとしては重めですが、アスリート向けとしてはやや軽め。対して、スリクソンZ565はアスリート向けとしては普通で、アベレージ向けと比較すると重くなっています。ちなみに、Z565のヘッド後方には重量調整ネジが配されており、ネジを取り替えることでヘッドの重さを変えられます。
Z565にはこれまで同様、ダンロップのオリジナルシャフト「Miyazaki」が装着されています。Z565にはプロパーで「Miyazaki Kaula MIZU」が装着されています。これまでのMiyazakiシリーズに比べると、フレックス設定が軟らかくなり、Sでもそれほど硬さを感じません。MIZUは中調子で、シャフト中間部分がしなるタイプ。インパクトゾーンでヘッドが加速する感じは強くなく、タイミングが取りやすくチューニングされています。
また、純正仕様として「SRIXON RX」という軽量タイプもラインアップされています。こちらは、Sでシャフト重量が51g。トルクも5度と多め。スペック的にはゼクシオに装着されている純正シャフトに近い感じです。
Z565はスリクソンシリーズの中で、もっともやさしいモデルとしての位置付けです。実際に打ってみてもミスの許容範囲の大きさはゼクシオに匹敵します。ただし、繰り返しますがスリクソンなので、スライサーがドローを打てるようなチューニングはなされていません。左のミスが出づらく設計されてますし、実際に打ってみても左に行きづらいドライバーです。
ドローバイアス(ドローが打ちやすい)を求めるならばゼクシオ9、ニュートラルバイアスからフェードバイアス(左にいきづらい)を求めるならばZ565。ダンロップはこんな風に、2つのブランドを位置付けていると思います~。
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2016年07月09日超私的な試打インプレ、世界で一番やさしいドライバー「バンパー」
今週日曜日から金曜日まで、天国に一番近い島と称されるニューカレドニアに行ってきました。成田空港から飛行機で約8時間30分。時差は2時間しかないので、現地に着いた時も、帰国した時も時差ボケはほとんどありません。8時間を超えるフライトですが、東西に移動するよりも、南北に移動した方が疲れづらく感じます。
ゴルフ親善大使ということもあり、2ヶ所のゴルフ場でプレーしてきましたが、ニューカレドニアと言えば「美しい海と自然」。ゴルフとは無縁の島、ゴルフは数あるアクティビティのひとつだと思ってましたが、いい意味で期待は大外れでした。最初にプレーしたGOLF DE TINAは典型的なシーサイドコース。変化に富んだレイアウトを楽しますし、海越えのホールもあり、いわゆるニューカレドニアっぽいゴルフ場でした。
2ヶ所目のGOLF DE DEVAは、これまたいい意味でニューカレドニアっぽくないゴルフ場です。中心都市ヌメアからクルマで約2時間30分。正直かなり遠いのですが、Sheraton Devaに到着するや度胆を抜かれました。相当に辺鄙(へんぴ)な所なのにも関わらず、今回宿泊したニューカレドニアのホテルの中でもっともお洒落で瀟洒。フランスのリゾート地の豪華ホテルも真っ青な作りです。コースもこれでもかってぐらいの土地を使っており、設計はダイデザイン。ニューカレドニアに居るはずなのに、ホールを重ねていく内に「英国リンクスでプレーしている」かのような錯覚に陥りました。よくもまあ、こんな南太平洋の島に、全英オープンが開催できるようなコースを作ったもんです。シェラトン恐るべしです。
南半球で天国気分を満喫している中、アナライズは世界で一番やさしいドライバー「バンパー」を正式発売開始しました。設計、開発段階では市販することをまったく考えてませんでしたが、いざ出来上がってみると、、、、いろんなゴルファーに世界で一番やさしいドライバーを打ってみていただきたくなったからです。
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この「バンパードライバー」。ニューカレドニアは誰が行っても「天国にいちばん近い島」だと感じるでしょう。実際、マーク金井もこのキャッチフレーズは言い得て妙だと思いました。では、バンパーは本当に誰が打っても「世界でいちばんやさしいドライバー」だと言い切れる感じられるのか?
現在市販しているドライバーと比較する限り、現状では世界で「一番やさしい」と思いますし、実際に打っていただけるとそのやさしさを実感できると思います。なぜなら、このバンパーは重心距離が極端に短く、シャフトの軸線とスイートスポットの位置が非常に短いからです。
バンパードライバーの重心距離は約9ミリ
試作段階ではフェースバランスのパターのように重心距離がゼロのドライバーも作りましたが、これはヘッドの挙動が安定しませんでした。意外なことにやさしくなかったのです。そこで試行錯誤を繰り返し、試作ヘッドを何度も作り直した結果、シャフト軸よりも「ほんの少し」(約9ミリ)、外れた位置にスイートスポットを位置した時、この時がもっともヘッドの挙動が安定し、ミート率が高くなりました。加えて、直進性の高い弾道が打ちやすくなったのです。
ゴルフは数ある球技の中でも「ちゃんと打つのが難しい」スポーツです。難しくしている最大の要因は、クラブの重心距離です。イラストレーターのゲーリーさんが、テニスラケットを用いて「重心距離と打ちづらさ」の関係を上手く説明して下さいましたが、まさにゴルフクラブは重心距離があるから「芯に当てづらく」そして「振り遅れてスライス」しやすくなるのです。
では、世界でいちばんやさしい「バンパー」には欠点はないのか?
欠点は2つあります。ひとつは現状のルールに適合してません。ルール非適合クラブです。パターは重心距離がゼロでも適合ですが、パター以外のクラブでは、重心距離が極端に短いクラブは非適合。理由は単純、ルールを定めているR&Aも「重心距離が極端に短いクラブはやさし過ぎる」ことを知っているからです。
もうひとつの欠点は同じヘッドスピードで打った場合、重心距離が非常に短いドライバーは、重心距離が長いドライバーに比べると、飛距離性能がやや劣ります。ヘッドスピードによっても代わりますが、プロ、上級者が打てば、バンパーは5~7ヤードぐらい飛距離が落ちます。ただし、ミート率が悪いゴルファーの場合はその限りではありません。バンパーの方が芯を喰う確率が上がり、重心距離が長いドライバーよりも、バンパーの方が飛距離が出てしまう場合も大いにあります。
バンパードライバーは、「初心者でもゴルフを楽しめるクラブを作りたい」「ゴルフの難しさを少しでも解消したい」「ゴルフの離脱率を下げたい」というコンセプトで作りました。しかし、テストを重ねていく内に、予想外のフィードバックが出てきました。それは、プロや上級者がバンパーを振ると、、、、、
左のミスが出づらい(チーピンが出づらい)
ヘッドスピードが上がる
スイングプレーンが格段に良くなる
バンパーは重心距離が極端に短いので捕まりが良いのですが、実は、左のミスも出づらいのです。シャフトの軸線と重心位置が非常に近いため、スイング中にヘッドの挙動が安定します(スイング中にヘッドが暴れづらい)。結果、ダウンスイングでインサイドからあおるような打ち方にならないので、引っかけ、チーピンが出づらくなるのです。また、ダウンスイングでヘッドにかかるトルク(ねじれ)が少ないために、普通のドライバーよりもシャープに振れる(シャフトを振る感じに近くなる)ので、ヘッドスピードを上げる効果も出てきます。実際、マーク金井もバンパーを振ると、スイング中にかかる負荷が軽減するので、ヘッドスピードが1~2m/s上がります。また、ダウンスイングでシャフトが寝なくなるので、オンプレーンに振り下ろす感覚を自然に養うことができます。
バンパーを使ってスイングすると、ダウンスイング中の余計な動きを減らす効果があり、腰への負担が軽減できるメリットもあるのです。
バンパーはルールに適合しないクラブです。誰にでもお勧めできるクラブではありませんが、世界でいちばんやさしいドライバーがあれば、初心者はゴルフが劇的に楽しくなりますし、スライサーや中上級者はスイングを正しい方向に導いてくれる「魔法の杖」になってくれるのです~。
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2016年07月01日超私的な試打インプレッション、スリクソンZ765リミテッドモデル
7月3日(日)
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)
10時開始 時間は2時間半です
レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
まだ間に合いますのでよろしくお願いいたします。
早いもので今日から7月。今年もすでに半年が過ぎましたが、昨日は世界最小プロトーナメント、MMT9のアマチュア予選大会に出場しました。場所は都内、荒川河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部。MMT9は今年で3年目を迎えますが、日本で唯一の9ホール競技です。アマチュア予選大会は40名が参加し、10名が本大会に出場できます。
天気予報は雨でしたが、運良く雨は1ミリも降らず。マーク金井は最終組でのスタートで出だしのセカンドがアドレナリンで飛びすぎて20yグリーンオーバー。これで出だしから3連続ボギー。途中はパーでしのぎましたが、17番のパー3でワンオン3パットのボギー。最終ホールのバーディパットが20センチショートして、+4の39でホールアウト。予選カットが+3のカウントバックでしたから、1打足らずで予選通過ならずでした。MMT9の本戦大会は7月28日に開催され、こちらはプロ20名、アマチュア20名が出場します。
△△△ーーーー△ー 39(パー35)
赤羽ゴルフ倶楽部は荒川河川敷にそってホールが続くので、土手から選手のプレーを観戦できます。もしもお時間ございましたら、本戦(7月28日)を現地観戦していただけると嬉しいです。
競技ゴルフは年齢に関係なくワクワクドキドキします。スタートホールでの緊張感、そして最終ホール、最終パットを打ち終わるまで緊張の糸を緩めることはできません。気落ちするとボギー列車から降りられなくなります。
そして競技と同じぐらいワクワクドキドキできるのが、気になっている新作ゴルフクラブの試打です。今年もすでに新製品がいくつも登場していますが、昨日、アナライズに届いた新製品はこれです。
前作同様、3つのモデルがラインアップしていますが、ネーミングは2種類になりました。ヘッドが大き方がZ565(体積460cc)、小さい方がZ765(体積445cc)。そして、限定モデルとしてZ765リミテッドモデル(体積440cc)です。
アナライズには3つのモデルが届きましたが、今回は一番ハードなモデルあるZ765リミテッドモデルについて超私的にインプレッションします。
Z765リミテッドモデルは他の2モデルと大きくことなる点が2つあります。ひとつはヘッドが簡単に脱着できるカチャカチャ式ではなくて、リジット(固定)されています。
もうひとつは重量調整ネジ位置が違います。Z565とZ765はバックフェース側に重量調整ネジがひとつ付いてるのに対して、Z765リミテッドモデルはフェース側に重量調整ネジが2つ配されています。
この2つを見る限り、Z765リミテッドモデルはヘッドの重心位置にとことんこだわっていること、そして浅くて低い重心に設計することで、低スピン弾道が打てる配慮がなされていることが窺い知ることができます。
加えて、Z565とZ765に比べると、Z765リミテッドモデルはFP(フェースプログレッション)が非常に小さく、そしてディープフェース。ハードヒッターが好む顔つきになっています。そして何より、ヘッド形状が松山英樹プロが長く使っているZR30にそっくり。松山プロに「なんとか使ってもらいたい!!」という意図がありありと感じます(実際、すでに松山プロはテストしてます)。重量調整のネジ位置はZR-30もZ765リミテッドモデルもほぼ同じ位置です。
では、実際に打ってみてどうだったのか?
一言で言うと、ZR-30の進化形です。ZR-30は低スピン弾道がオートマチックに打てるドライバーでした。ヘッドスピードが足りてないとボールが上がってくれませんが、ハードヒッターが打っても吹き上がらない弾道が打てます。ボールが前に前にもぐるような弾道が打てるドライバーでした。Z765リミテッドモデルもその特性を継承し、とにかく低スピン弾道が打て、ボールが前に前に飛びます。球の強さは、これまでのスリクソン史上最高でしょう。
ただし、ヘッドの返りやすさについては若干変わっています。ZR-30は重心距離が短くて操作性が高く、プロモデルの中では捕まりが良いドライバーでした。対して、Z765リミテッドモデルの方がZR-30に比べると捕まりづらく感じます。恐らく、開発段階で松山プロから「左にいきづらいクラブが欲しい」というリクエストがあり、それに応えるクラブづくりがなされているかも知れません。マーク金井が試打した感じだと、普通に打つとフェード弾道。インサイドからヘッドを入れて強めのフックを打つ感じでスイングして、ようやく軽いドロー弾道が出ました。
それとZR-30の時はロフトが8.5度、9.5度、10.5度がラインアップされてましたが、Z765リミテッドモデルでは8.5度と9.5度のみ。10.5度の設定が無くなかったことで、よりハードヒッター向けのドライバーになっています。まさにリミテッドです。
松山プロを意識して作られたZ765リミテッドモデルは、市販ドライバーの中で数少ないハードヒッター御用達ドライバーです。市販品は打ちやすさを優先して、プロパーシャフトはMiyazaki Kaula MIZU6のSが装着されています。
Z765リミテッドモデルはのヘッドの特性、そしてヘッド性能を引き出すには最低でもヘッドスピードは46m/s以上必要で、ヘッドスピードが速い人ほど、ヘッドの特性を引出せます。ヘッドスピードが速く、ドライバーでスピンが少ない強い弾道を打ちたい人には大いに期待に応えてくれるでしょう~。
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2016年06月20日超私的な試打 UTSマミヤ アッタスパンチ(ATTAS PUNCH)
昨日はアナライズセミナーデー。前半は1000分の1秒でシャッターが切れる高速度カメラを使っての「インパクトセミナー」。30分の休憩を挟んだ後半は、いろんなシャフトを実際に打っいただき、シャフトの正しい使い方を体験していただく「シャフトセミナー」を実施。どちらも満員御礼。これまで同様、今回の受講者もクラブの使い方に関するタネと仕掛けを肌で感じていただけたかなって思っています。
そして夕方からはゴルフ雑誌の取材でユーティリティの試打&撮影。約2時ほど、打っては喋り、打っては喋りを繰り返しました。
そして、そして、セミナーとユーティリティの試打の合間には、届いたばかりのシャフトをガッツリ試打しました。試打したのは、、、
正式発売は9月2日ですが、限定1000本に限り7月1日(金曜日)に先行発売されます。この先行発売に合わせて、アナライズに試打シャフトが届きました。ちなみに、マーク金井が今回試打するのは、、、、
50g台の5S
55歳を過ぎてからはドライバーのシャフトは50g台にしているので、それに合わせてもらいました。ちなみに、アッタスパンチの5Sは57g。50g台にしてややや重めです。ドライバーで組上げたスペックをざっと紹介すると、、、
ヘッド テーラーメイドM2(ロフト9.5度)
長さ 45.5インチ(ヒールエンド計測)
重さ 308.7g
振動数 246cpm
CF値 3.68
トルク 5.3度
キックポイント ミッド(中調子)
(トルクとキックポイントはメーカ-値、それ以外は実測値)
数値から分るのは、手元側が軟らかい、そしてシャフト中央付近もそれほど硬くありません。実際、ワッグルしてみても「これって手元調子じゃないの?」ってぐらい手元側が「クニャッと」しなります。対してシャフトの先端側はしなる感じはありません。しなりを感じるのは手元から中間部分で、先端側は剛性の高さを感じます。
では、実際に打ってみてどうだったのか?
1発目は軽いフェード、2発目の軽いフェード、そして、3発目の軽いフェード
まるで絵に描いたように3発とも同じ弾道でした。M2のフェースアングルが2.5度オープンなことも影響していますが、インパクトゾーンでフェースがクローズになりにくく、ヘッドもアッパーに動きづらいいシャフトです。シャフト先端側が硬めに仕上がっていることと、トルクがやや多めなことが影響しているのでしょう。捕まり良さを求めたシャフトではなくて、捕まり過ぎを抑えたシャフトです。そして、ヘッドの入射角が安定しているのでミート率が良くなるシャフトです。入射角が安定していることを考えると、ドライバーだけでなく、FWと相性の良さも強く感じました。
メーカー側もコメントしていますが、アッタスパンチのシャフト挙動は、同じ黄色のカラーリングのアッタス参上に似ています。アッタス参上と打ち比べると、アッタスパンチの方がトルクが多い分だけしなりを感じやすく、トップからダウンでの切り返しでタイミングが取りやすくなっています。また、手元がしなるのでシャフトがタメを作ってくれる感じが増しています。手元のしなり感が大きいので、スピーディーに切り返すよりも、ゆったり切り返したい人が振りやすく感じるシャフトです。
しなり戻りのスピードも、アッタス参上と同じく、アッタスパンチもややスローです。このため、ハンドファーストな状態でインパクトを迎えやすく、高弾道よりもやや抑えた弾道が打ちやすく仕上がっています。また、インパクトでフェースクローズになりづらいので、左へのミスを気にせず、しっかり叩いていけます。
インパクトゾーンでシャフトの加速感を求める人には、アッタスパンチはやや物足りない感じがするかも知れません。加速感を求めるならば、アッタス4UやアッタスG7の方がイメージ通りにシャフトが動いてくれるでしょ。対して、左のミスを軽減したい人、切り返しでタメがほどけやすい人(シャフトのしなりを上手く使ってスイングしたい人)や、ミート率を安定させたい人には、アッタスパンチはかなり期待に応えてくれるシャフトになるでしょう~。
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インパクト解析セミナー
6月25日13時
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時間は1時間30分 お値段は3000円 人数は6名限定です。
参加資格はドタキャンしない方(汗)
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
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